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【衝撃の事実!】好きなことを仕事にするのは間違い?

現代社会において、「好きなことを仕事にしよう」という考え方は一般的。

しかし、今回紹介する『今いる場所で突き抜けろ!』では、この考え方が必ずしも成功に繋がるわけではないと警鐘を鳴らしています。

著者のカル・ニューポート氏は、「自分にふさわしい仕事探しよりも、その仕事にふさわしい働き方をすることの方が重要である」と説きます。

つまり、自分のやりたいことよりも、目の前の仕事でいかに成果を出すことができるかに焦点を当てるべきだということ。

これから仕事をやめようと考えている人、今の仕事にやりがいを感じていない人にとって、非常に示唆に富んだ一冊です。

今回は、本書からの3つの学びをご紹介します。


やりたいことを追いかけてはいけない

「やりたいことを追いかけてはいけない」とは、一見時代錯誤のように聞こえるかもしれません。

しかし「希少で価値のある能力」こそが、すばらしい仕事をするためには絶対に必要なもの。

そして、そのような能力を身につけるためには、仕事をとことんまでやり、スキルが身につくまで頑張ることが重要です。

もちろん、自分の好きなことを仕事にすることは悪いことではありません。

しかし、大切なのは、自分の「好き」に固執することではなく、目の前の仕事でいかに成果を出すことができるかに焦点を当てること。

それが一番きつい時期ではありますが、そこを乗り越えることで希少性が生まれ、差別化ができます。

仕事のスキルを上達させるために長い時間をかけてがんばった人は、幸福で熱心であるという研究結果もあります。

自分の今の仕事が本当にやりたいことなのかは一旦置いておき、誰もが思わず注目してしまうくらいに、それをうまくやってみるという考え方が重要です。

キャリア資本を築き上げる

本書で提唱されている重要な概念が「キャリア資本」です。

キャリア資本とは、「あなたの分野で希少で価値のあるスキル。好きな仕事をするために重要で、流通・交換可能なもの。」と定義されています。

つまり、他人が価値を認め、お金を払ってくれるスキルということですね。

キャリア資本を築くためには、以下の3つのポイントが重要です。

・1万時間の法則: 1万時間という膨大な時間を費やすことで、専門家としてのスキルを身につけることができます。

・意図的な練習: ただ単に作業をこなすだけでなく、戦略的に練習することで、効率的にスキルを習得することができます。

・自分の価値を理解する: 自分のスキルが市場でどれくらいの価値を持っているのかを理解することが重要です。

「意図的な練習」については、以下の記事でも取り上げていますので気になる方はチェックしてみてください。(限界的練習という名でとりあげていますが、内容は同じです)

逆に、会社をやめるべきなのはどんな時?

本書では、以下のいずれかの条件にあてはまった場合、会社をやめるべきとされています。

1. 希少で価値のあるスキルを磨くことで、他人との差別化が図れる機会がほとんどない仕事
2. 役に立たない、もしくは世界に悪影響をもたらすとあなたが思う仕事
3. ものすごく嫌いな人たちと一緒にせざるを得ないような仕事

ぼく自身が会社を辞めた理由も、まさに上記の「1」に当てはまります。

毎日のおもな仕事はメールの返信、プロジェクトの進捗確認、くだらない会議への出席、たまにライセンス交渉などでした。どれも自分が鍛えたいスキルではありませんでした。

現在はコンテンツ作成、プログラミング、データサイエンスにフォーカスしており、この分野で希少で価値のあるスキルを磨きたいと考えています。

会社を辞めることは、決して簡単な決断ではありません。

しかし、上記のような状況に陥っている場合は、思い切って転職や独立を考えるのも一つの選択肢です。

まとめ

本書『今いる場所で突き抜けろ』は、従来のキャリア観をくつがえし、ぼくたちに新しい働き方への指針を与えてくれる一冊。

「好きなことを仕事にする」という考えに異を唱え、自分の強みや価値を認識し、それを活かせる仕事にフォーカスする重要性を教えてくれます。

これから仕事を始めようとしている人、転職を考えている人、現在の仕事に満足していない人にオススメです。

本書を手に取り、本書で紹介されているルールを参考に「キャリア資本」を築き上げることで、自由で充実した人生を手に入れる人が増えたら素敵だなと思います。

ぼくも頑張ります!

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