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お店を構えることへの葛藤(シェアキチン)

ハウスTのしゅうちゃんです。今回は、僕が月に2.3回やっている鳩山町のシェアキッチンでの出来事を書きたいと思います。



シェアキッチンとは

自分の料理をいろんな方に食べてもらいたい。いずれ自分のお店を持ちたい。と考えている人は、料理をするのが好きな人であれば一度は考えたことがあるのではないでしょうか?
テナントをかり設備を整え、その設備で飲食店営業許可を保健所に申請し許可を得ることはかなりのお金・労力がかかります。
その前段階として初期費用等がかからないシェアキッチンを利用していただき、「お客様からお金をいただき料理を提供する」とはどういうものなのか、ということを気軽に体験できる場になっています。

鳩山町コミュニティマルシェのシェアキッチン(ランチ運営)については下記サイトからワンデイシェフの項目を参照していただければと思います。(参加基準を満たせばどなたでもシェアキッチンご利用いただけます。)


シェアキッチン



自分の料理をいろんな方に食べてもらいたい。いずれ自分のお店を持ちたい。と考えている人は、料理をするのが好きな人であれば一度は考えたことがあるのではないでしょうか?

テナントをかり設備を整え、その設備で飲食店営業許可を保健所に申請し許可を得ることはかなりのお金・労力がかかります。

その前段階として初期費用等がかからないシェアキッチンを利用していただき、「お客様からお金をいただき料理を提供する」とはどういうものなのか、ということを気軽に体験できる場になっています。

鳩山町コミュニティ・マルシェでも将来的に飲食店営業したいということを視野に入れている利用者などがいたりして、月の稼働率は95%ほどあります。

体験とは書きましたが、施設使用料(シェアキッチンの使用時に売り上げの何パーセントか)はかかるので原価も含めた販売金額の設定はもちろんこと、お客様もおいしいランチが食べたいので、適当な料理を作っただけでは誰も購入してくれません。


Methi


僕が鳩山町コミュニティ・マルシェのシェアキッチンのお店の屋号は「Methi」といいまして主にカレーや、鯖の棒寿司を提供しています。
インドでよく使われる食材のメティからとりました。

やっぱりお客様に自分の料理を提供しお金をいただくということはどういうことなのか経験したくシェアキッチンを探し、紆余曲折ありながら、鳩山町コミュニティ・マルシェにたどり着きました。
月に2.3回ランチの提供を3年間ほどしているので、それなりにお客様がついてきたような気がします。

かくいう僕も料理が好きで自分のお店を持ったら、、、みたいなことを一度は考えたことがある人間で
食品衛生責任者の資格を持っていれば、許可の取れた場所で飲食物の提供ができると聞いたので、とりあえず資格を取りに行ったのが4年位前になります。



お店をかまえることについて


ここからが本題で、本記事を書くに至ったのですが、

他人からしたら、料理が上手。シェアハウスメンバーにも名に作ってもおいしいと言っていただけるのですが、自分としてはそんな自覚はなくあまり自信がありません。

もちろん、他人に料理を作るときに自分のできる範囲でできる限り美味しい料理を作ることを第一に妥協はしません。
でも、どこか「ほかの人の料理のほうが美味しい」「自分の料理になぜお金を出してくれるのか」ということを考えてしまいます。

極論を言ってしまえば、都内のおしゃれなお店で食べたほうがいいのではないか、と

よくランチを購入してくださったお客様から・知人から「自分のお店持たないの?」と聞かれるのですが、「今のところはその予定はない」といつも答えています。

そんな中、先日鳩山町商工会青年部の総会があり、その後飲み会がありました。
尊敬できる鳩山町の個人事業主の方(今回はKさんとしておきます。)も参加されており、飲みながら好きな料理系ユーチューバー話になり、自分の料理の話になったので胸中を打ち明けてみました。一部会話の流れを載せます。

しゅう「自分はボランティア(例えば子ども食堂)で料理を提供する事業が向いているのではないか。
ボランティアでの料理を出すのでお金はかからない。かかっても少額なので文句を言う人がいないと思うし、おいしくなくてもこの値段なら、と納得するのではないか?」

Kさん「それはどういう意味?自信がないってこと?」

しゅう「そんな感じです。」

Kさん「しゅうへいくんの作る料理ってどういう人が食べに来てると思う?」
「。。。」

Kさん「たぶんだけど、味が美味しいとかもあると思うけど、一番はしゅうへいくんが作る料理だから食べに来てるんじゃない?」

とのやり取り。
自分ではあまり考えたことはなかったけど、よくよく考えてみると

・あの人が作る料理だから、おいしいだろう。
・あのお店の店員の居心地・店員の所作が気持ちいいからあのお店に行こう

ということをなんとなく考えてお店に行っていたかもしれない。

もちろん知らない場所で知らないお店に行く場合は、おしゃれな場所おいしそうな料理の写真を見て選ぶわけだが、、

Kさん「美味しいってのは人の主観だから、食べに来た人がどんな気持ちで料理を食べたかだと思うよ。」
たしかに家族と喧嘩をしたとき気分が悪い時に食べる料理ってめちゃくちゃまずい。

安心安全な野菜は無農薬・有機野菜ってことじゃなくて
あのひとが作る野菜だから安心で安全でおいしいよね。
ってことなんだと、


料理も一緒で
自分の料理をリピートして食べに来てくれる人の中に、こういう思いで来てくれる人がいるんだなとしみじみ。

思い返してみると先日、グリーンカレーをランチ提供したのですが、

「星野さんのグリーンカレー!カレンダーしっかりチェックして来ました!」

わざわざ、僕がシェアキッチンでランチ提供する日に合わせてきてくださったお客様。

「ジャスミンライス使ってますよね~!昔海外旅行行ってた時を思い出しました。」

自分の中で外せないこだわりをしっかり気づいてわざわざお声がけしてくださったお客様。



自分ではあまり気づきませんでしたが、僕の料理を食べに僕に会いに来てくれているのかと実感しました。


まとめ

というわけで、このつたない文章も僕の文書を読みたい人が勝手に読んでくれるだろう!ままよ!!とここまで書きました。お読みくださりありがとうございます。

まだ自分の中で、お店を持ちたい云々の答えはでていませんが、以前のようにはっきり「お店持つことはない」と断言はできなくなりました笑
ひたむきに料理を提供し、先ほど書いたようなお客様がきてくれるようなお店をかまえる、ということに少しわくわくするような自分がいます。

僕も今回話した個人事業主のKさんのように、
「あの人にアドバイスを求めたら間違いないから話してみよう~」と思えるような人間になれたらと思いました。

ここ鳩山には、そのような頼れる方たちがたくさんいます。


次回の記事をお楽しみに~~!

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