野球嫌い・VTuber好きが「にじさんじ甲子園2023」につい熱くなってしまった話

僕は、野球が嫌いだった。
でも、にじさんじが好きだった。
推しライバーが監督をやるとなった。
見るしかないじゃん。
そう思って見始めた。

野球への偏見、変わった。
ちょっと好きになれるかも、そう思った。
そんな男の話、聞いていってください。


そもそもなんで野球嫌いなのよ?

これには理由がある。
それも、大きく分けて2つ。

1.親の観戦スタイルが嫌い

それこそ、世間で「大谷さん」が話題になり始めてから、父がメジャーリーグを見始めた。
そもそも日本の野球に対して「つまらん」「草野球か?」とディスるその姿も嫌い。
そしてメジャーリーグを見始めた父は、その口の悪さに拍車がかかった。

なんであんなに大声で罵声を浴びせるのかわかんない。
なんで頑張ってる選手をディスれるのかわかんない。
野球見る人ってみんなこうなの?
男なら野球見なきゃいけないの?
野球見ない男は非国民なの?
そんな言われようだった。

それまで嫌いだった野球がもっと嫌いになった瞬間だった。

2.「野球部」が嫌い

ここからとても暗い話になるが、僕は中学生の頃に人生最大のいじめを受けていた。
僕をいじめてきた複数人の生徒、それこそが「野球部」の面々だった。
なんでこいつらにこんなに言われなきゃいけない?
こんなに痛めつけられなきゃいけない?
野球部ってそういうやつらなのか?
そう思ったら、野球部という存在が大嫌いになっていた。

実際にじ甲見てどうだったのよ?

そんな感じだから、楽しめるかな…どうかな…の気持ちでいっぱいだった。
でも、せっかくひば(渡会雲雀さん)が監督やるしな…と思って見ていた。
そこで気付いた。
私の見ていた側面は、あまりにもダークサイドすぎる面だったことに。

そして、認識を改めた。
僕の嫌いな「野球部」でも、これだけ良い人がいることを。
野球の応援はほめたたえる方法もあるのだということを。

育成期間。
何一つとしてマイナスなことを言わないひばがそこにいた。
たとえ、うまく事が進まなかろうと。
たとえ、惜敗しようと。
たとえ、自動操作で7失点をしようと。
何一つとしてマイナスなことは言わなかった。

でもきっと、悔しかったと思う。
怖いこともあったと思う。
でもそれをおくびにも出さずにポジティブでいようとするひばがそこにいた。

本戦もなかなかうまいこと事が運ばなかったと思う。
でも絶対マイナスなことを言うまいとしているひばをみて、僕はとても感動してしまった。
5位決定戦に負け、6位になったとき、僕は泣いてしまった。
まさか、嫌いだった野球で、あんなに嫌っていた野球部の物語で、感動の涙を流すことになろうとは思わなかった。

そしてにじ甲を見終えて

渡会雲雀という人間が大好きになった。
快盗学園高校の選手のみんなが大好きになった。

野球をちょっと気にしてみてみようかなと思えた。
パワプロ、買ってみようかなって思えた。





僕、次の給料が入ったらパワプロ買うんだ…。

※書き上げた5分後に給料日が来ました。

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