見出し画像

発達段階(6)


第二次性徴期までの細かな分類について、
東洋医学ではこのような考えを基準に分析されます。

どの段階での発育に異常が起こったかは、一番発達が速い時期に適切な処置ができていなかった可能性がありますが、

現在の状況が未だ発達過程であれば(第二次性徴期を迎えていなければ)、適切な栄養、運動、身体の熱、冷えのバランスを取っていくことが最重要であり、時間はかかっても根本的なアプローチになります。

発達異常の大きな指標としては顔色を観る事も大切です。

青っぽければ、成長が速く、神経の発達が著しいにも関わらず、身体の発育が遅れている為、運動量、全身運動を増やすことでバランスをとっていくか、頭に集中した神経、熱をどれくらいとるかが重要になります。

赤っぽければ、体内に血流が流れ過ぎて滞っている部分がある為、短期的には冷やしても良いですが、根本的には冷えている部位と熱がある部位(多くは顔と頭)を探し、冷えている部位を温めながら、頭部等を少し冷やしてあげることでバランスを取ります。

黄色っぽければ、運動量や成長に反して、身体内に溜め込んでいる飲食がうまく循環していない為、飲食の質、量を考え直すか、運動によって基礎代謝を上げていき、消化力と鍛えていく必要があります。

白っぽければ、血流が不足しており、この時期なら日光浴や運動による筋肉、骨格、消化器の発達が追いついていない可能性が高い為、上記同様基礎代謝の向上が必要ですが白い場合は心身の弱り始めも表現していますので、艶があればその人なりに輝いていると考えます。

これらは成人では変化が遅いため、まだ察知できますが、小児は変化が早い上に、刻々と変化してバランスを取ろうとしていますので、成人よりも見立てが難しい面はあります。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?