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発達段階(4)


3.嬰児期
出生後28日から1年までを嬰児、または乳児としています。

この段階での成長発育は特別に早く、一歳児の体重は出生時期の約3倍となり、身長は約1.5倍となります。

その為、栄養に対する要求が高い和利に、消化機能が未発達なので、容易に下痢や栄養の過不足が起こります。

抵抗力もまだ低く、母胎から獲得した免疫力が徐々に失われていく時期でもありますので、容易に感染性の疾患に罹患します。

従って、この時期もまだ、給餌、時間に応じた補助食品、太陽光による日光浴、各種の予防接種等に注意する事で免疫力を高める必要があります。

鳳凰堂では、予防接種に関するものは、この時期だけは必要なものは必要だという認識ですが、現代医学は安易に、個人差を認めず一律摂取するのが基本ですので、本当に必要かどうかも考える事が大切です。

ちなみに日本以外、中国以西では小児期にB型肝炎の予防接種が行われています。地域、気候等によっても異なります。

4.幼児期
1歳から3歳までを幼児としています。

この時期の体格の成長は比較的緩やかになります。

生理機能は日に日に完全に近づき、乳歯が生え始め、言語、動作、思考活動の発達が早くなります。

断乳や断乳後の給餌に注意が必要で、これを怠ると嘔吐や疳証を起こしやすくなります。

屋外活動が増えることによって、感染の機会も増加する為、急性の伝染性疾患の発病率が最高となる時期ですので、予防保健に注意を払う必要があります。

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