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指先

東洋医学では、指先は『膈』(現代的には横隔膜ですが、上へは清らかなものしか上げないようにする為のフィルターの役割と考えられています)。

手指の反射区では、指先は良く頭や目に例えられますが、膈が機能してさえいれば、循環し、頭や目に届きますし、

指先も動脈から静脈へと変化して循環する点では似た側面があります。

専門的には『井穴主心下満』(井穴は心下が満ちている時に使う)と言う言葉があります。

心下とは膈の中央。ここが詰まると命が危ないけれど、井穴(指先)から出血させると劇的に改善すると言われている部位。

膈はそれほど大事なところ。

武道では、鳩尾や水月に当たる部位。

3年殺しと言われていた箇所でもあります。

そんな大切な膈の反射区が指先。

少し指先の皮が剥けていたら、今は栄養不良と言われる事が多いですが、その奥に最近の心理状態が隠れていたりします。

更に酷くなれば、十宣穴(全ての手の指の股)から出血させます。

普段少し気をつけて、深呼吸や全身運動していれば防げるかもしれません。

反対に少し指先に目をかけてあげるだけで、呼吸が楽になり、目がハッキリするなら、治療の必要はなく、セルフケア(養生)が大切です。

たまに目をかけてあげてください。

鳳凰堂は絶賛指先を痛めてます💦

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