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2023年度 第1回 活動レポート『新年度を新体制でスタート!!』

2023年7月17日、月曜日(海の日祝日)。

まだ7月初夏ですが、猛暑。今年の夏はひと際熱い。「枯れ沢復活ホタルの会」も7月から新年度。今年は長らく会長として会を引っ張ってくれたしげちゃんも引退し、新たな若き会長ユウキ君にバトンを託し新体制でのスタートです。
しげちゃん長きにわたりありがとうございました。お疲れ様でした。
ユウキ君これからよろしくお願いします。!!
(と、書いてるのもこの初回、なんとユウキ君所要で不在。というわけで今日はメンバーのずーやんこと三木一弥がレポートします。)
そして、これからは、会長ユウキ君を中心に、ホタルの会のメンバーも含めて活動運営もより共同・協力し合って無理のない形で進めていくように新たに模索していきます。参加メンバーの中でもっと会の運営に積極的に関わりたい方がいれば大歓迎ですので声を上げてくださいね。

前置き長くなりましたが、今回は初参加の方も2名加わり総勢5名で活動してきました。


一日の作業の様子

前々回の活動でスタートした沢上流部の水が岩肌からちょろちょろと常に湧き出し、ゼニゴケがついた岩の近傍の斜面をお手入れしました。沢横の急な斜面は下草が少なく僅かな光もアオキが奪っている場所。谷に向いて倒れた倒木を等高線に沿うように置きなおし、アオキの選定を施し、地拵えと簡易の柵を作りました。

周りにある倒木などを等高線に沿って並べて置きなおします。崩れやすい急な斜面での作業ですが、簡易な柵ができるだけで少しだけ安心して立てるところができる。


かなり沢の奥深くなので、資材を持ち込むのは大変。まずは周りにあるもので地表を流れる雨水が速度を落としたりしみこみやすいように地拵え。少しでも土が雨滴で流されにくく地面がしっとり湿った環境を保てるように!

午後からは、あまりにも急な斜面を一日やるのは辛いので、沢の下流部のアオキが生い茂る場所に移って造作しました。午前の斜面と違って少し緩やかなだけでだいぶ作業はやりやすい。といっても7月半ばとは思えない暑さだったのでみんなクタクタになりました。
沢の入り口付近で帰りが近くてよかった~。
※残念ながらうっかり写真も撮り忘れてしまいました。


参加者ふりかえり

作業を終えて一日を振り返り、今日の感想を分かち合いました。

ゆかりん
一日しがらみづくりは初めて。木の枝を傷めない鋸の使い方も学べてスキルも身に付きよかった。今までの沢そのものの作業とは違って、沢脇の斜面の改善でしたが、光が入り風が通る感覚も感じられ沢の手入れとはまた違った気持ちよさと喜びがあった。「お楽しみさまでした。今日は潤いの優しい雨の中、まさにこの瞬間しか出逢えない空間でした。そして、作業してる間はずっと降らなくって、森が応援して雨を止めてくれてるのが分かった。愛を込めて手入れするとそうなるのはこの森だからこそ起こっている。雨だからこそ見える空間の楽しさやワクワクする発見が見つけられる。

みどりん
前々回やった場所についたときまだ作業をしていないのに前とは少し違っている感じを受けた。少し手を入れることで変わるんだなって感じた。午後のエリアの沢の入り口付近の斜面は実は前からずっとアオキの選定をやりたいなって思ってた場所だったので気持ちよくなってよかった!いつもは森に来ると他より涼しいなーって感じるのに今日はいつもほど感じなかった。水が流れてないことがこんなにも違うんだなってびっくりした。流れていることはやっぱりすごいことだなーって感じた。

れいこさん
もともと日本の森の状況を知ったのは、とある議員さん向けの学習会で知ってびっくりした。日本の森は杉でできていって驚いた。ある団体では反対運動とかの活動が中心で、森行きたいと思ったのに毎月都心に集まり話し合うのが中心でほとんど森にも行かないのでこれは自分のやりたいこととは違うと思った。それが紆余曲折ありやっと人工林の再生現場に出会えてよかった。

やよいさん
ありがとうございました。クタクタだな~!!疲れたな―!!なんですけど、水を取りに行きながら前から関わっている人と一緒に歩きながら、歴史というか、この森の以前の様子などを聞きながら、ここがこうだったのか!!って色々想像できて、想像しながら森を触れたのが嬉しかった。こうして人に引き継がれたりバトンを渡されるのが凄い素敵だと思った。失敗するかもしれない、これが上手くいったらね!という雰囲気が人間関係とかと同じ。試しながら関係を作っていくのも通ずるところを感じた。二度目の梅雨を迎えるころが楽しみ。

本日の参加者全員で!!お楽しみ様でした!!

主催者ふりかえり

ここ何年かは、前会長のしげちゃんに任せっぱなしだったのでドキドキしながらの参加だったのですが、、、すでに足げく通って活動をしてきてくれたベテランのみどりんなどに今までの様子や変化などを教えてもらい、みんなが本当に頑張ってくれてたんだなって感じました。また、新たなメンバーも加わったり、運営体制も変わって少しまごつくところもあるかもしれないけど、自然と同じく変わらないものはなく、いつも動的平衡で安定している自然の一部のようにこの会も新陳代謝を繰り返しながらも、いつかしっかり枯れた沢を復活させ365日水が流れ、水生生物なども増えることで森の安定、多様性も改善し、ホタルも自生し舞う沢になるよう、楽しみながら活動を続けていこうと改めて思いました。知ってるつもり、わかってるつもりにならず、多くの人の複眼で常に観察しながら手探りしながら進めていきますね。そして、作業しだすと没頭してしまいほとんど写真も撮っていないことに。。。今後はそのあたりも記録に残すことの重要さも含め初回から反省ですが今後ともよろしくお願いいたします。

参加していただいた皆さま、本当に一日お楽しみ様でした。
そして活動に興味を持たれた方は、是非一度、森に来てくださいネ!!

今後の活動予定・参加申し込み

今年の年間活動期間は2023年7月から2024年6月末です。年度内で最初に参加する際に、年会費(または単日参加費)をお納め下さいますよう、お願い致します。

◎ 8月〜9月のホタルの会イベント予定は以下の通りです。

8/9(水)
8/20(日)
9/2(土)
9/28(木)

一人でも多くの方のご参加を心よりお待ちしております。
参加申し込みは下記よりお願い致します。
https://forms.gle/raVAyNyFZN5xQhGz6

協力感謝

『枯れ沢復活&ホタルを飛ばす会』は、任意団体です。

公益社団法人 国土緑化推進機構様による緑の募金事業の支援を受けています。

一般財団法人セブンーイレブン記念財団様の〝環境市民活動助成〟を受けています。

支援ありがとうございます。

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