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部署異動をネガティヴに思っていた私の話

こんにちは、ほたる いかがです。

今さっきまで整骨院でパン生地のように
捏ねられながら、思いついたことがあったので
書いてみる。

3月

3月は嫌いな季節だ。
花粉もそうだが、何より苦しい記憶が多い!

参考:


初めて「ああ、3月嫌いだ」と思ったのは、
部署異動の時だ。

参考2:


ちょいと色々あって新卒2年目に部署異動となった。

新卒時に強い憧れと希望を持って入社したのに、
夢はどんどん裏切られた。
先輩とのいざこざ、好きな分野であるのに
得意ではなかったことなどなど。

体も心も崩れていた。


「もう逃げよう」

その思考になってからの行動は早く、部署異動を申請。
上長も別の分野で頑張ってほしいと考えていたそうで、表面上は異動命令という形で別部署での仕事が決まった。

しかし100%ポジティブ成分、ではない。
逃げようと決めた直後、ある不安に襲われる。


「部署異動してしまった、負の遺産だ。」と。

部署異動=ネガティヴ


小学生の時、よくあるバラエティを観た。
今でいうハラスメントをした上司を部署異動させて、主人公はハッピーエンド!!!

そう、
部署異動は「どうしようもない奴を制裁する」物として認識していた。

部署異動のためその会社に属していることは
変わらない。
前いた部署の人から冷たい視線、陰口
新しい部署の人からは「あの人...」と、何気なく接する素振りを見せて、距離をとってくる。


私もそれを恐れ、後々体験することとなった。

心機一転しようと決めたはずが、どうしてこうなる??

結局プラスになるどころか、数年は
人からの視線、自分の思い込みでどうにもうまく
いかなかった。

今思えば、良い経験だった、と思う。
だって、色々書けるから。


本当に負の遺産なの?

部署異動を経験した私が今言えるのは、
「部署異動そのものは負の遺産ではない。」
ということ。

一番強いのは、あの時のバラエティだ。

バラエティの影響により、「こいつはダメなことをしたから、部署異動だ!」という思考が
広まってしまったのではないかだろうか?

たとえフィクションでも、ネガティヴに対する意識の浸透はおそろしいものだ。

実際それまでの自分もそう思っていたし、
私に冷たい視線を送った人たちもそうだったかもしれない。

「部署異動はその人にとって負の遺産。罪だ。」



しかしそれは少し昔の話。

「家族との時間を作るために」や
「部署が変わったことで、自分の能力が開花された」など、部署異動することで幸せを得られることだってある。

もう、「どうしようもない奴を制裁する」意味が
一人先走るのは終わりにしてくれないか。


部署異動を負の遺産にしないでくれよ。


明るくなった声色

何故整骨院でパン生地のように捏ねられながら、
これを書こうと思ったのは、
近年知り合った子を思い出したからだ。


新人で一所懸命やっていたが、時に見える
「うまくいかない顔」に心配になっていた。

その子は異動になったが、異動後に会った時は
声色が明るくなっていて、
「ああ、元気になったんだな」と安堵した。

その時は「異動」て言葉にまだ嫌悪感を抱いていたが、その子を思い出して
「部署異動て悪いものじゃなくない?!」と気付いたのだ。


3月が始まった。

これからあちこちで「人事異動」の連絡が飛び交う。
連絡に驚く人も沢山いるだろう。
そして、異動で気分が落ち込んだ人もいるだろう。

色々思うことはあるが、
異動はネガティヴなことばかりではない
ということを強くいいたい。



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