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経済産業省OPEN CARE PROJECT AWARD 2023を受賞させていただきました!

「OPEN EPISODE」部門、部門賞
「Youtubeで発信!在宅介護に色々なアイテムを導入」 細川愛香

この度、私が実施してきた「在宅介護に色々なアイテムを導入する」
というYoutubeでの取り組みが、
経済産業省主催のOPEN CARE PROJECTの2023年度の表彰を受けました!


経済産業省主催「OPEN CARE PROJECT」とは?

「OPEN CARE PROJECT」とは、介護を「個人の課題」から「みんなの話題」へ転換することを目的としており、介護当事者や介護業務従事者、メディア、クリエイター、企業等、多様な主体を横断して、介護に関する話題を議論し、課題解決に向けたアクションを推進するプロジェクトです。

経済産業省HP

「OPEN CARE PROJECT AWARD 2023」とは

介護を「個人の課題」から「みんなの話題」にするため、
エピソードや事例を通じて、よりポジティブな切り口で、介護を取り上げ、社会における露出を上げていくとともに、介護の実態を可視化することで、異業種含めて介護をめぐる課題を解決していくことを目的として募集された賞。
OPEN EPISODE部門 /OPEN ACTION部門 /OPEN IDEA部門の3部門に分けて募集されました。

「OPEN EPISODE」部門:介護に関する前向きな実体験や、これまで介護に接点がなかった主体を巻き込むようなエピソード
「OPEN ACTION」部門:介護が個人の範囲を超えて、組織や社会の関心ごととなるために行われたアクション
「OPEN IDEA」部門:介護を「個人の課題」から 「みんなの話題」に変え、より多くの人がOPEN CARE PROJECTに参加しやすくなるアイデア

経済産業省HP

Youtubeを始めたきっかけ

父に対する母の態度が日に日に悪くなっていくのを見て、
このままではいけないと思った昨年夏、
思い切って3ヶ月の介護休業をとりました。
それまでは、母のいない時だけ、
母の代わりに介護を手伝っていました。
でも、背負わなければいけないのは身体的負担ではなく、
精神的な負担ではないのか?

そう思った私は父の通院から薬のこと、
デイサービス、ショートステイで利用する施設のことなど、
母が決めたことに準じるのではなくて、
母と一緒に病院に行って、
一緒に決めるようにしました。
母の負担を軽くしたい。
介護のストレスが母と父の仲を引き裂いている気がして、
父も辛そうにしているのをみて、
私は父が自分のことをできるだけ自分でできるように、
母が少しでも楽になるように、
色々なことを考えました。
介護の常識を全く知らないからこそのアイデア。
子供から得たヒントで、
音声認識なら父でも操作できるのではないか?

と導入したAmazonファイヤースティック、
赤ちゃんのお昼寝見守りカメラからヒントを得た見守りカメラの導入、
長女のおむつかぶれから学んだ布おむつの導入、等
挑戦したきたことを、
家族の記録の意味も含めてYouTubeに残してきました。

自由が効かなくなった体でも、
音声認識なら自分で好きな音楽がかけられる。
毎回CDを入れ替えるのに呼ばれていた母の負担も減りました。
見守りカメラで、私も母も父を残して
短時間の外出ができるようになりました。

介護って、伸び代しかない。

新しいアイテムの導入で、
介護する側が楽になるのはもちろん、
介護される側も、自分の力でできることが増え、
精神的に明るくなりました。
以前はストレスによりせん妄状態となり、
警察に電話を掛けたりすることもあった父ですが、
今考えれば、そういったことがなくなったのは、
私が本格的に介護に入ったことや、
様々なアイテムを導入し自宅空間に楽しみを追加したことによる
効果だったのかもしれません。

あたらしい取り組みで、家族みんながハッピーに。
常識になんてとらわれなくていいし、
これからの未来は、私たちの手で作っていけばいいと思う。
たくさんのアイデアで。
たくさんの挑戦で。

介護って本当は楽しい。
それをみんなに知ってもらいたい。
今ではそんな思いでいます。

私の取り組みに光を与えてくださった、
経済産業省のご担当者様、運営担当の方々、選考委員の方々、
そして関わってくださったすべての皆様に
心から感謝申し上げます。



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