自分の命

医療従事者の方には、毎回頭が下がる。あなたに生きていて欲しい。

その思いから成り立っているのだと感じる。

その思いが医療を発展させてきたのだと、治療を受けていて感じる。

数年前まで使えなかった薬が、現在治療で使える様になったり、この病を経験した人のうえで僕の治療がなされている。
僕の闘病も、いつか誰かの役に立つ日がくる。
自分だけの戦いじゃない。

きっと命というものは、自分ひとりのものじゃなく、関わってくれた人のものでもある様に思えた。

だから粗末に出来ない。

これは病を患ってから思う様になった。

それまでは命というものは、自分だけのものと思っていた。
だから、いつ死んでもいいと思っていた。

そうじゃない。
命は自分だけのものじゃない。

生きていて欲しい。
そう思ってくれる人のものでもある。

僕はそう思うので、これからも胃がんと戦う。

これからどんどん、メンタル弱っていくだろうけど。

この気持ちは忘れない。

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