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キ.ツ.イ  安全地帯との歴史⑤

1989年の出来事。
というかこの年は安全地帯の活動はなし。
安全地帯との思い出を書いているので、この年は飛ばそうと思ったけど。

いろいろこの年も僕的に思い出がいっぱいあるので、書いてみます。

「キツイ奴ら」

ゴローとカンジのコンビは永遠です!


昭和と平成の狭間、1989年1月4日にTBS系でスタート。
なんと玉置さんは女たらしの泥棒、小山内完次役。
泥棒っていうか、ただのろくでなしというか。


以前のイメージは何処に?という位の突然のイメチェン。


大まかなストーリー。

小山内完次(玉置さん)がかつての金庫破りの兄貴分、大曽根吾郎(小林薫さん)の所に、女絡みの借金を作って転がり込んでくる所から話は始まる。

なんと完次が騙したその女は、ヤクザの喜一郎(柳葉敏郎さん)の母親だった。
そんなこんなで、吾郎と完次が借金をあの手この手で返しながら、何故かこの3人には妙な友情が芽生える。

最後は共通の敵の、ひまわり産業というヤクザの大元を、得意の金庫破りで返り討ちにする。

ちょっとハチャメチャだけど、とにかく面白かった!

ずっと見ていたかったな~。最終回のロス感は今でも忘れない。

借金を返す手段で、居酒屋での「流し」のシーンがあるのですが、これがまたたまらない!

とにかく楽しいドラマでした。
本当に終わってほしくなかった。
最終回のラストシーンは、みんなで蛍の光を歌って終わるのですが、篠ひろ子さんは役を忘れてマジで泣いてる。

もちろん主題歌は玉置さん

「キ.ツ.イ」

久しぶりにベストテンにも出演してました。
収録現場でも中継がありましたね。
このドラマ見てないって方は、DVDがありますので、是非見てください!



そして玉置さんの地元、旭川を舞台にした小説「氷点」の主題歌を担当する。
テレビ朝日の開局記念ドラマ。


短い詩と歌に込められた世界が素晴らしい。


ミュージックステーションに出演。
旭川の見本林からの中継。
仲良しのタモリさんに、子供の頃にザリガニを取って周りの子に売りつけてた話をする。

冬の旭川の幻想的な雪景色と、曲の世界がすごくマッチしていた。

「氷点」


キツイ奴らで共演した柳葉さんと話をしたり、番組の終わりには玉置さんのお兄さんも登場。
玉兄さんは絶対覚えてないでしょうが、後日僕はお会いする事になります。
その話は、また今度。


さらに夏には、主演映画も。

「右曲がりのダンディー」

バブルな時代を描いた作品。ここでもモテ男。

僕は映画も好きなのでいろいろ観るのですが、監督はいろいろ伝説のある那須博之さん。

原作もちょっと読みましたが、いろいろと映画は違う感じに。。。
コメディ要素も結構あります。

何故、仮面ライダーが。。。
それは触れずにおきます。

もちろん主題歌は
「I'm Dandy」

悲しいダンスはやめてという歌詞は、反戦の意味を持たせてあるとか。

映画音楽も玉置さんが担当。
「BANANAが協力してくれて、いい音楽作ってくれたんだけど、あんな音でしか流せないなんて」
と映画館の音響の悪さについて言ってた。
「あれじゃ、もうやりたくないな」とも。

確かに映画館が音響にも力を入れ始めたのっって、3Dが始まった2000年代に入ってからですもんね。

以降何回か映画にも出演されてますが、音楽は担当されてなかったと思います。
(あったらごめんなさい)

インタビューで、もちろん今後の音楽活動の事も。
たまたま役者が先になっちゃっただけと言っていて、ちょっとほっとする。

夜のヒットスタジオにも、久しぶりの出演。


そしてそして秋には、あの名曲がリリース。

「行かないで」


玉置さんソロの中でも個人的に一番好きな曲。

フジテレビの開局記念ドラマ
「さよなら李香蘭」主題歌。
開局記念番組ばかり担当するので、開局記念男と呼ばれていたらしい。

正直、曲が良すぎて肝心のドラマは。。。
でも李香蘭って人を知る、いい機会になりました。

香港ではそのまま「李香蘭」という名でカヴァーされて、大人気になったとか。

日本ではそれ程ヒットした訳ではないですが、やはりいいものはいい。
分かる人は分かる。
アジアを中心に、この曲の素晴らしさが広がっていったのは、本当に嬉しい事です。


リリースされた当時は、何故この曲がヒットしないのか理解出来なかった。

本当に素晴らしい作品なのに。
もう本当に聴きまくりましたね。
そしてやっぱり思いました。

この人天才だと。

今回はこの辺で。
次回はついに復活、安全地帯の記事です。

イイネ、ご感想お待ちしてます。


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