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おめでとう、コウ

バーチャルYoutuberの界隈に触れていると度々生の話題を耳にする。なるほど、全くの現実でもないが、存在してることは確かだ。創作ではない。反応が返ってくる。怒るし哀しむ。生きている。だから生まれた日は喜と楽で埋め尽くしてやりたいと考えるのがファンの心理だろう。季節は大寒の真っ最中、流行り病もありますがいかがお過ごしでしょうか。手紙っぽく時勢の挨拶をしたけど、ネットじゃ中々締まらないかも。まずはコウ、誕生日おめでとう。読まれるかは分からないけど、まあ俺の言葉が埋もれるくらいには誰かに祝われててほしいね。

コウの配信は一番初っ端のミラティブが初めてだけど、その時はまだツイッターを小馬鹿にしててコメントするって行為も馴染まなかったな。してないことはなかったんだけど。インターネットの文化は有象無象が適当こいて盛り上がるもんだって謎のプライドがあったんだよ。ミクシィが大流行りしてた頃から半匿名って文化が中々馴染まなかった。そんな無駄なプライドを一個失くすことが出来たのは間違いなくVtuberのおかげで、そういう楽しみを教えてくれた一人はお前だった。当時はまだVtuberを出来る限り全員追おうとしていて、SEEDsの一人としてしか意識してなかったが、それでも話す雰囲気とワードチョイス、趣味を語る姿に結構マニアックな受け方をしてるのを今でも覚えている。特に俺はエロゲオタクなんだけどさ、もうゆっくりと忘れ去られていくのかなって思ってた好きな作品たちを新しいブームを生み出していく人が丁寧に語ってるのを見て、なんか俺らが好きだったものって未だ語り継がれるだけの魅力があったんだって肯定された気持ちになったよ。今では結構美少女ゲームについて公に語るVtuberもちょっとずつ増えてってるけど、Vtuber界隈で一番最初に口火を切ったのはお前なんじゃないかな。勘違いかも。ごめん記憶に自信ないわ。

ゲーム配信も最近は板についてきた印象あるね。最初のib実況だと結構止めて雑談に熱中することも多かったし、俺も雑談は好きだから別に気にも留めてなかったけど、やっぱりゲーム自体にこれってどうなの?って考えを挟むとか、わちゃわちゃ楽しんでゲームに向き合ってる姿が実況のスタイルとしては一番しっくりくるし、ポケモンはいわずもがな、APEXであんな盛り上がるとは思ってなかったな。ゲーム実況方面は俺が観測してる限りあんまり向いてないんじゃ……とか言われてた気がするだけに、積み重ねを感じるね。

企画は初期から人気だっただけに、配信で悩む姿を多々見るけど、今でも難産なだけあって全て面白い企画になのは普通に凄い点だと思う。エモグラアフターでもそうだったけど、あんま考えすぎずにクソ企画連発してもよくない?っていうのは俺が気楽に見てる視聴者だからかな。合作とかもそうなんだけど、視聴者参加型の企画は投稿する奴によって幅がありすぎて温度差が出るんだけど、それがクセになるわね~。インターネット特有のごちゃごちゃ感が最も強く出やすいのかも。そういうごちゃごちゃに乗じて、ちょっとでも俺の熱が何かを動かせたらな、と思って拙いけど合作に一つ投稿したりもした。

作品と呼ぶのもおこがましいが、この歌の「借り物の力で構わない」って後押しされる形で決めた。懐かしい配信から直近の配信までごちゃごちゃにして切り抜いた。あんまりこの歌詞はこういう意図で!みたいなのを語りたい訳じゃないけど、こう、「昔のコウから見た今のコウ」と「今のコウから見た昔のコウ」で常に否定しあう関係にはしたくなくって、変化も含めて今までの活動全部同じ波長の一本線で通ってるみたいな感触だけをとにかく伝えたかった。あんまり言葉にして雁字搦めにはなりたくないんだけど、俺がお前に対して感じてる好ましさは、共感性とかそういうことじゃなくって、ノリとかテンションとかそういう波長だ。言動とか行動からチラチラ伺える、波長。それはお前が健康で、活動している限り常に新鮮に味わえる。活動してなくてもいいんだけど、せめて健康ではあってほしいね。

今誕生日配信を見てから追記してるんだけど、ライブに出れなくて悔しいって言葉が聴けて良かったよ。聴けて良かったっつーとなんか上から待ってた感出て嫌だけど、目標を明確に聴けてよかったって意味でね。飲み込むしかないことに対してそこまで大人にならなくていいよな。歌って最も短くて文脈の密度が高いもんだと思ってて、どんな歌でもそれを感じられたらいいなと思っていた。リベンジがあるのかも、俺がそれにまた現地のチケットを取れるのかも知らないけど、新しく到達しようとしてる時点まで応援できればな、と思う。

なんかダラダラと書いちゃったけど、俺みたいな有象無象がちっちゃい声でお前を見てたって叫んでたことをいつでも見返せる状態にしておきたかった。いつまでも「卯月コウ」は続くものではないのかもしれないけど、「卯月コウ」の中で確かなものを残し続けてることを誇りに思ってほしいな。これからの人生、多少のどん底でも杖代わりになるくらいには色んなものを増やしていってほしいと思う。制服を着た中学生のままでも成長し続けるあなたを応援しています。愛してるぜ。

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