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透き通る近況、君に朝が降る

○○から◯◯年ってやつ、まあせいぜい30くらいの異常成人男性を自称して己の人生を諦めるにはあまりに年若い奴が自分の年齢を確認して気絶するおなじみの芸風なんだけど(こういう自虐と冷笑の合わせ技、世界にもお前にもよくないからやめた方がいいよ)、流石にドラゴンボールの神と神が10年前って言われて岩から転がりました。異常終了(以上、終了)。空ノパフェです。目指すは、人間の超克────。

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サクラノ刻も発売確定したし、そろそろコンテンツ筋肉、仕上げますか……♠っつってたのに冬アニメで全部破壊された。チェンソーマンくらい突き抜けた作品ならさあ、「そりゃアニメ力は強いですけどアレ総括して原作より良かったっつってる奴に目は要りませんからね」みたいな感情の原動力に理性のストッパーかけて突っ込んだ感想も出てきやすい。でも今見てるのは冰剣にお隣天使にとんでもスキルで異世界メシ。オードブルに久保、メインにおにまい、デザートにじよん。言いたい感想、ありません!ホモガキのツイート見てた方が面白いです。

今季なろうアニメの上にも下にも突き抜けないのっぺり感、性欲TSもの(造語)を見てて感じる「お前ネットで俺のこと馬鹿にしてたよな?」、冰剣のユーモア、お隣天使の主人公母の絶妙な嫌さについてグチグチ言いながら冬越すのも嫌だしブルアカを始めました。フックはミカ。

最近ソシャゲのシナリオもFGO以外興味が沸いてきてて、理解が難しい分一番キメ細かくキャラストーリーを魅力に出来てるシャニマスが正直シナリオ質ランキング一強かな〜と思ってたんだけど、広めに取った世界観と大きく動く物語をキャラとキャラの絡み合いで見せ切ってる点でブルアカも強かったな。「成長」みたいな曖昧な到達点じゃないからシナリオの締め所が明確なのも盛り上がりにキレが出てて好きです。

ただ早すぎた最終編がカルバノグ2章を食いそうな所だけが残念だな。カルバノグって、メインストーリー史上始めて連邦生徒会とシャーレに注目がいった話な訳じゃん。それまで生徒間の問題をなんとかする話だったのが、ようやく先生(プレイヤー)の立場含めて危うくなってくる話。だからこそ立場が不安定なSRTの生徒たちとの交流が活きてくるし、「先生」の責任の話が出来そうな土壌が組まれてたのに、最終編でそこまで突っ込んだ話しちゃうと多分2章の良さって削れてるんじゃないかなあ。少なくともカルバノグの2章を進める気がありそうなのは最終編読んでても感じるけど、ここまでの規模の話にはきっとならないし、早すぎるんじゃない?っていう心配はあります。売れてるから話ダラダラ続けま〜すってよりきちんとメインに決着つけてくれる姿勢は好きだけどね。

あと絆ストーリーが良すぎる。エロゲって共通で撒いた謎の回収と細かい仕草の愛着を持たせるためだけに各ヒロインルートを作ってるタイプの作劇がそこそこ主流化してるけど(これ割りとここ10年くらいの傾向だと思ってる。昔はこの手の話主体キャラルート使い捨てにガンガン文句出てた記憶あるし)、絆ストーリーは一本線通ったメインストーリーと同時進行できるし、何より新しいプレイアブルキャラ、イベストを出し続ければわざわざFDとか無駄な続編を用意しなくても世界観とキャラに浸らせられるってのはソシャゲの上手いシステムだな。個人的に好きなのは便利屋68周りの日常パート。戦闘やってる時のアルの使いやすさ補正もある。

戦闘もそうだけど、ビジュアルノベルの演出が格好いい。BGMと表示される文のかみあい方と、事実上機能してない選択肢をプレイヤーの意思を持って押すやつ。スチルの情報補完の上手さ。例えば対策委員会編の過去ホシノなんだけど、モノローグで容姿の言及があるより遥かに分かりやすく心を掴むスチル演出で興奮しちゃったな。あのスチルに添えられるようにヒナっていう実力者から淡々と過去の印象が語られるシーン。ビジュアルノベルの使い方が上手すぎるよ。

最後に今からする話はずっとミカの話なんですけど、俺は昔っから愛情表現の最終形がセックスであることに納得いってないんだよな。セックスが嫌な訳じゃないし、性欲と愛を切り分けたい人もいるだろうけどそういう話じゃなくて。そもそも関係性において相手への矢印に「性欲がある」ことと「性欲しかない」ことは違うし、全てセックスに帰結する性欲とそうでない性欲があるし、動物的で本能的な性欲もあれば理性ある人間が故の倒錯的な性欲もある訳で俺はもう、もう!性欲に関するこの世全ての適当雑多な認識に対して不平不満ありまくりなんですけどそういう話ではなくて。セックスの先とかについて考えたことない?肉体的な交わりの存在を初めて知って、興奮と一緒に「でもここまでか」って虚しく感じませんでしたか?俺がミカに対して久々に感じたのはそれだったな。

ミカって間違いなくセックスにハマるじゃん。もう。無理。あの無計画な積極性と自罰的な精神と環境でセックスにハマらない女じゃない。絆ストーリーで先生が珍しく身を引いたのもそういうことだと思うんだよな。あの世界での先生と生徒の恋愛は別に違法ではない訳で、じゃあ何が先生のストッパーになったかはプレイヤーのスタンスによって解釈が分かれる所になる。単純にキャラとして好きでない人間、もしくは他のキャラと同じ生徒として「ミカの味方」でいたい人間には"それ"が匂う環境に身を置くこと自体が二人にとってよくないことだし、そこでミカの気持ちを斟酌して嘘を叱らない訳にはいかない。これが一番通る解釈だろ。

じゃあミカの求める気持ちを汲みたい人にとって、あの状況の何を許すべきではなかったのか。何故冷たくすることを選んだのかって考えた時、ミカの求める気持ちが依存に寄ってることの危うさが目立った。

依存のような心の余裕がない状態の人間が相手の好きを継続的に信頼し続けるのって厳しくない?少なくとも相手の気持ちの確認は滅茶苦茶したくなるだろうし、その一時の安心のための愛情表現になっていくのは想像に難くない。「手をつなぐ」をはじめとする関係性の所作の良さも、結局の所心の余裕があるからこそ噛み締められるものだし、その余裕もなければ愛情表現もより過激にならざるを得ない。共依存にも恋愛にも完全な安心はないけど、過激になっていかないと愛情が感じられなくて過度な不安に陥っていく依存は明らかに関係性として好ましい終わりが見えない。ので、そうなった時「ここまでなんだ」って虚しさに陥らせないようにあの場で流されずに叱ることを選んだんだろう。……ってことにしています。いやあの場で叱らずセックスしてたらミカが性依存症になっちまうよ〜って前提がもう全部妄想なんだよ。戯言。

でも愛が溢れてる時の最上の愛情表現がセックスで止まっちゃうのはあまりに虚しくないですか。全ては虚しい。でもそれは足掻かない理由にはならないし、水着は下着だと思えば下着だし、言葉を美しさと祈り、三つの力と共にミカとセックスの先を歩めると俺は信じています。









なんなんすかね、これ。冬優子ちゃんはなんだと思うっすか?

ブルアカ以外は新天地を求めてマストドンを始めました。

https://mstdn.jp/@mikaitaku

現状あんまり面白くないです!では!

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