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「審判批評」石井紘人さんをJサポが突撃取材 ②VAR時代のサッカーの楽しみ方

浦和レッズサポーターのほりけんです。いよいよ今週、Jリーグが開幕。サッカーのある週末が戻ってきますね。

今季の注目点のひとつは、間違いなくVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)でしょう。

今回は、前回に引き続き、「審判批評」でお馴染みのジャーナリスト石井紘人さんをお迎えし、VARについてたっぷりお話を伺いました。
石井紘人(いしい・はやと)
Twitter: @targma_fbrj
▼自身のサイトは『週刊審判批評』。株式会社ダブルインフィニティ代表取締役でもあり、JFA協力、Jリーグと制作したドキュメントDVD『審判~ピッチ上の、もう一つのチーム~』の版元。
▼『TokyoNHK2020』サイトで一年間に渡り、パラリンピックスポーツの取材を行い、現在は『J-cast』にて東京五輪へ向けたオリンピアンへのインタビューを連載中。
ほりけん(インタビュアー)
Twitter: @KentaHorio
▼浦和育ちのレッズサポ。2018年に念願のシーズンチケットを取得し、現在は北と南のゴール裏を行き来。
▼2019年5月よりOWL magazineに寄稿中。主な記事に『湘南戦の意味〜「誤審」を越えて〜』『浦和レッズはアラビア語のツイッターアカウントを開設するべき? サウジアラビアに詳しい人に聞いてみた』など。

ほりけん 今季からいよいよビデオ・アシスタント・レフェリー、いわゆるVARが導入されます。VARは、2018年ロシアワールドカップを皮切りに国際大会で使われ始め、2019年にはルヴァンカップでも使われたので、サポーター側も少し慣れてきたところもあるのかなと思っています。

ただ、調べれば調べるほど、VARは難しいシステムだなと思います。ビデオ・アシスタントと聞いたら、まずは単純に「正しい判定をするために映像見るんでしょ」くらいで入ると思うんです。例えば、テニスだったら、インかアウトか、映像で見たらわかるよね、みたいなイメージだと思います。しかし、サッカーはそんなに単純ではないですよね。

「はっきりとした、明白な間違い」とは何か?

ほりけん VARの使われ方は競技規則に定められていますが、4つのシチュエーションに限定されることについてはわりと理解が進んでいるように思います。また、見逃された事象というのもわかりやすいと思います。

問題となるのは、「はっきりとした、明白な間違い」(clear and obvious error)とは何か、ということかと思います。ここが僕もはっきりとはわかっていません。

ビデオアシスタントレフェリー(VAR)は試合映像に自主的にアクセスできる審判員であり、以下に関する「はっきりとした、明白な間違い」または「見逃された重大な事象」の場合にのみ主審を援助する:

a. 得点か得点でないか
b. ペナルティーキックかペナルティーキックでないか
c. 退場(2つ目の警告(イエローカード)によるものではない)
d. 人間違い(主審が、反則を行ったチームの別の競技者に対して警告したり退場を命じた)

(出典:サッカー競技規則2019/20

石井さん 平たく言えば、ほとんど多くの人たちが誤審だと思うもの、ですが、もしかすると、100人中90人が間違いって言うくらいじゃないと介入しないと思っていてもいいかもしれません。

例えば、2019年ルヴァンカップ準々決勝、浦和レッズ対鹿島アントラーズの第2戦、杉本健勇選手とブエノ選手の接触のシーン。あれはもしかすると7割の人がPKだと思うかもしれません。でもこれはたぶん「ほとんど多く」ではないと思うんですよ。たぶん100人いたら90を超えてくるくらいの話にならないとVARは介入しないと思った方が良いと思います。

杉本選手とブエノ選手の接触のシーン(20分37秒~)

石井さん VARに慣れてきたというのはその通りですが、僕らが今まで慣れてきたVARが、必ずしも正しい運用ではなかったと、国際サッカー評議会(IFAB)は考えています(注:IFABは競技規則を定めている機関)。

フィードバックしたときに、VARが介入しすぎていた、どうしてもベストな判定を探してしまって、レフェリーにオンフィールドレビュー(OFR)をすすめすぎてしまっていました。今年からプレミアがスタートして、日本もこれからスタートしますが、あまり介入しないようにしようという風潮になっています。

その風潮を物語るように、先々月、「プレミアリーグはオフサイドの数センチをVARが指摘しすぎている」とIFABに指摘されました。オフサイドに関しても、クリアかつ明らかではない限り、VARは介入しなくなっていくのではないでしょうか。ちなみに、後ほどFBRJでもレポートしますが、Jリーグはオフサイドの数センチの誤差にVARが介入することはありません。

ほりけん 今までのVARの運用が必ずしも正しくなかったというのは、明確に意識したことはなかったですが、たしかにそうですね。我々も感覚を補正しないといけないですね。

石井さん 僕の感覚ですけど、今までは多分、7割か8割くらいのものでもなんとなくVARが入っていたように思います。「ちょっとこれ入れないと不安だな」と。VARも「なんで言わなかったんだ」と後から言われたくなかったのでしょう。AFC U-23選手権が最たる例ですよね。ただ今後の感覚としては、9割くらいまでいかないと介入しないのではないかと思います。そういう意味では、日本のVARは、時期的にもいろんなモデルケースが取れた上で入れたので、FIFAが目指しているVARに近いものになると思います。

VARが「介入しない」ことがニュースになる理由

ほりけん サポーターとしては、7割8割くらいでも「いや、そこはちょっと見てくれよ」という期待感はどうしてもあるのですが、そこはVARの狙いとは違うということですね。等身大のVARと、周りからの期待値にギャップがあるようにも思うのですが、そこはサポーター側のリテラシーが上がってくれば埋められるものなのでしょうか?

石井さん どっちがいいとかではなくて、サッカーには二つの見方があると思います。一つは、高校サッカー決勝みたいな見方。特にどちらかのチームに肩入れするわけではなく、スポーツとして、エンターテイメントとして、サッカーが好きな人たちの見方。たぶんこの人たちは、VARがやたら入ると「なんだよ、また止まったよ」となると思います。

でも、チームを応援している方々からすると、エンタメよりも勝利が欲しいわけですよね。勝利が欲しいとなると、「重要な場面なんだから、VARでちゃんと見てくれよ」となると思います。それこそコーナーキックかゴールキックかでも入って欲しいと思うサポーターは多いのではないでしょうか?

ここに決定的な違いがあって、FIFAが見ているのはたぶん前者だと思います。サッカーの競技性、エンタメ性を維持したいから出来るだけVARは入れたくない。競技性を維持しつつ、かつ勝敗に関わるような誤審はおかさないというためのVARで、勝ち負けのための納得感があるわけではないという感じなのかなと思いますね。

ほりけん VARの歴史をさかのぼったら、「ニュースのヘッドラインになるような誤審を避けたい」というのが原点にあったと知りました。ただ、例えば、ルヴァンカップでの浦和対鹿島戦でも、VARを見るべきだったのではないかという選手の発言も報じられました。今は逆にVARを入れなかったことがヘッドラインになってしまっている状態があると思いますが、これはVAR導入期だからなのでしょうか?

石井さん 選手は、特に試合後はやはりテンションが上がっていますし、コメントするのはある種当然かなとも思います。あとはそれをメディアがどういう風にサポーターに伝えるかということですよね。もちろんその選手の思いは伝えてあげてもいいと思います。だけどVARというのはこういう状況では入れられないという一文を最後に付けると、たぶん読んだ方の印象も違うと思います。

そこを、メディアが一緒になって「タクシー運転手がカーナビを使わないようなものだ」みたいな風にやってしまうと、サポーターも「なんで使わないんだ」という印象になってしまうと思うので、ことVARに関してはメディアの問題はすごく大きいと思います。だから審判委員会も、ルヴァンカップの前には実際にメディアの人を集めて実際にVARの機械を操作してもらったり、試合後すぐにブリーフィングを開いたり、情報公開の努力をしています。

そもそもあのコンタクトも、VARがなかったらあそこまで話題になったか疑わしいです。

ほりけん たしかに、そうですね。VAR導入の話題性の方が強かったように思います。

石井さん だから、あれは「はっきりとした、明白な誤審」ではないんですね。

レフェリーチームの一員としてのVAR

ほりけん 少し基本に戻りますが、VARというと、ピッチ脇で主審が映像を確認するオンフィールドレビュー、特に主審が指で四角を作るジェスチャーの印象が強いかなと思います。ただ実際のVARにはもう少し幅があって、オフサイドなど、VARの確認だけで判定が下されること(VARオンリーレビュー)もあります。また、ピッチ上では見えないですが、VARがチェックした上で、問題がなかった、介入するほどではなかったというものも当然あります。

四角を作るジェスチャーのイメージにとらわれてしまうと、オンフィールドレビューをしないと、VARを使っていないのではないか、という気がしてしまうところもありますが、VARの使用や介入というのはどのように理解すれば良いでしょうか?

石井さん 常に映像で試合をチェックしている審判がいる、と思うのが一番良いと思います。VARは、常に試合をチェックしていて、「あきらかに明白な間違い」があったら判定に介入するという感じですね。

ほりけん 89分間何もしていなくて、突然あの瞬間だけ出てくるわけではないということですね。

石井さん はい。もしかしたら、VARは主審発だと思われてしまっているのかもしれないですね。VARはあくまでもVAR発なので。主審が微妙な判断のときにVARを使うのではなくて、VARが間違っていると思ったら介入する、というものです。

ほりけん 主審から要請することはないのでしょうか?

石井さん 基本的にあり得ません。ただ、VARは審判団の会話は試合中ずっと聞いています。コミュニケーションシステムを通じた主審と副審と第四の審判員の会話を聞いて、例えば、もしスライディングなどのシーンで「今のどっちに見えた?」などと確認していたら、その会話はVARにも聞こえています。

そこで、たとえば、冒頭の四つのシーンに当てはまる場面で、主審が「ディフェンスの右足はしっかりとボールに触れていた」と審判団で会話していたとします。ですが、実際にはディフェンスはまったくボールに触れていなくて、足を蹴っていたとします。そうなると、VARは映像でボールに触れていないのが分かり、かつ主審は触れていないのが見えていなかったことも分かります。これは「明らかに明白な間違い」なのでVARが介入します。

分かりやすく言うと、審判団に見えていた絵とVARが見ている映像に明らかな間違いがあったら介入する感じです。

ほりけん VARは独立した存在ではなくて、レフェリーチームの一員ということですね。我々はどうしても主審に目が行きがちですが、DVD審判では、コミュニケーションシステムの音声を公開されていて、まさにレフェリーもチームなんだなと強く感じました。VARもそういう見方をしないといけないのかなと思いますが、VARをやっているのはどういう方たちなのでしょうか?

石井さん VARは、基本的にJリーグを担当する主審ですね。AVARは副審が務めることもあります。また、審判としては引退された方、VARであれば扇谷健司さんと広瀬格さん、AVARでは相樂亨さんなども担当します。DVD審判でも紹介しましたが、審判にはすごく厳しい体力テストがあります。年齢を重ねるとどうしてもスピードは落ちていってしまうので、スタミナは大丈夫でも、40メートル走、スプリントがクリアできなくなります。でもVARは走らなくていいので、体力面で審判を引退された方も、今後はVARやAVARとして続けられるのではないかなと思います。

ほりけん たしかに、判断の部分が重要ですからね。先ほども出ましたが、コミュニケーションシステムはどうなっているのでしょうか?

石井さん VARやAVARは、常に主審、副審2人、第4の審判の4人の会話が聞けますが、VARが喋っていることは、VARがボタンを押さない限り聞こえません。基本的に審判団は4人で会話をしながらレフェリングをしていきます。

VARの前にあるモニタでは、上にオンタイムの映像、下に3秒遅れの映像が流れています。上を見ていて、今の接触どうだろと思った時にぱっともう1回下を見て、ああ大丈夫ということもあれば、これちょっとまずいなと思ったら、オペレーターに言ってその事象を大きくして確認します。確認に時間がかかりそうだったら、そこではじめて主審にチェックしているから待ってと伝えて、主審はそれを聞いて試合を止めて、次に進めないようにする、というような形ですね。

ほりけん 杉本選手とブエノ選手の接触のシーンも、VARはチェックしていたわけですよね?

石井さん チェックしています。流れとしては、杉本選手とブエノ選手が接触した瞬間に、佐藤主審は「ない、ない、ない。取らない!」「コンタクトあるけど、白(杉本)が自分からイニシエートしてやってる」「自分からディフェンスのコースに体を入れてる」と説明をしています。

佐藤主審の説明(20分55秒~)

これに対して、VARの飯田さんも、「ポッシブル・ペナルティ!!」と言っていますが、佐藤さんのインカムが入ってきて、「あーたしかにそう見えるとそうかも」とリアクションしていました。

ただし、VARは正確さが重要なので、飯田VARは佐藤主審に「チェックします」と伝えて、もう1回スローリプレイで確認します。実際に、スロー映像で見ても、佐藤主審の言っていることは理解できる。

あの場面でVARが介入するとなると、例えばホールド、相手選手の手が出ていれば、佐藤主審の言っている話と違うから、「いやいや、手も出ているからオンフィールドレビューで見て」とOFRがすすめられます。

VAR時代の主審に求められるコミュニケーション能力

ほりけん そうすると主審の方は事象が起きた後に、VAR用に、自身の判断を言語化するという能力が必要になってくると。

石井さん 事象の後というか、ほぼ同時くらいですね。

ほりけん それは大変ですね。そうなると、主審とVARとの間で、判断基準の共有も必要ですよね?

石井さん ないといけないと思います。ただ、日本の場合は、VARの判断基準は心配していません。それよりも、日本の審判団はコミュニケーション能力が課題だと思っています。日本人の審判は、判定力の強さはありますが、表現力や自己主張、最近よく使われる言葉ではエンパシーなどが弱いと言われます。また日本では、基本的に試合は主審のもの、副審はアシスタント、第4の審判は第4の審判という考え方があります。

他方、自己主張の強い国だと、副審でも第4審でもめちゃくちゃ言ってくるし、主審も、例えば第4審に対して、自分の目の前のゾーンはお前が見ろ、それはお前のゾーンだ、お前が主張してこい、と言うこともある。DVD審判に収録した、ルヴァンカップの決勝の場面を見られた方はわかると思いますが、相樂さんは副審でもめちゃくちゃ喋ります。あのレベルのコミュニケーションが取れれば、VARとの意思統一もできると思います。

ただ、この部分は日本も課題として認識していて、プレミアリーグから、Jリーグジャッジリプレイでもお馴染みのレイさんを呼んでトライしている部分ではあるので、徐々に解決していくのではないかなと思っています。

ほりけん VAR時代は、判定以外の側面のスキルはより重要性を増していく感じがしますね。

石井さん そうですね。最初の15分を見ながらその日の基準をVARも感じなければならないと思います。ただ、VARの介入という点に立ち戻ると、9割が誤審だと思うものは、恐らくそういった基準(主審の主観)を超えてくるものだと思います。

既にご覧になられた方もいるもしれませんが、先日JリーグがVARに関する審判のトレーニング映像を公開しています。こちらの映像は、主審に求められるコミュニケーション能力(&相樂さんは良く喋る)という点に注目して見るとより面白いと思います。

VAR時代のサポーターのメンタリティ

ほりけん サポーター目線になりますが、我々サポーターは、スタジアムでは基本的に、ピッチで起こっていることに反応することと、ピッチに熱量を届けることをやっています。ただ、VARが入ることによって、ピッチで起きることが変わるのであれば、我々もアジャストしていかないといけません。VARのあるサッカーは、VARがないサッカーと何が違ってくるのでしょうか?

石井さん 基本的には、ペナルティボックス付近の判定に関してはどうしても遅れてしまいます。笛を吹いてしまうとすべてが終わってしまい、その先がなくなってしまいますが、流してその先さえ進めておけば後から戻せるので。

例えば2018-19シーズンの欧州チャンピオンズリーグ準決勝でのトッテナムの大逆転劇でも、マンチェスターシティがゴールネットを揺らしたけれど、VARで確認するとオフサイドでゴールとならなかったというシーンがありました。

ああいう、その瞬間だけ見れば感動のシーンがなくなってしまうというケースは、VARがあると普通に出てくると思います。本来ボックス付近は一番パワー使う場所なのに、ここが終わらないので、これは選手も大変だと思います。

またオフサイドも同様ですね。これはオフサイド・ディレイとして知られるようになっていますが、きわどい場面では副審の旗が上がりにくくなります。

ほりけん そうなると感情を発露させるタイミングがずれるシーンも出てきそうですね。ゴールは勿論ですが、「おい、オフサイドだろ!」と叫んだプレーが流されて、あとから戻って結局オフサイドになるとか。ただそれはそういうものだと思って、メンタルをコントロールするしかなさそうですね。

石井さん そうですね。ドラマ性みたいなものは多少減るかもしれません。トッテナムの大逆転劇がなくなったのが最たる例です。あの爆発した喜びが「数十センチ、オフサイドでした」でなくなるので。それは審判が悪い訳ではなく、「21世紀のフットボールが何を求めているか?」です。

ただ、全員にとって良いことは、審判の判定で結果が大きく左右されなくなることです。例えば、未だにラインを割ったか割っていないかで喧嘩になっている1966年ワールドカップ決勝イングランド対西ドイツでのゴールや、最近で言えば2010年ワールドカップ決勝トーナメント1回戦イングランド対ドイツでのノーゴール判定など、ああいうのはなくなってくると思います。マラドーナやアンリの「神の手」もそうですね。

審判によって試合の結果が決定的に左右されることは減ると思いますし、特にビッグマッチでの納得感は増すと思います。

今のVARは完成形なのか?

ほりけん サッカーの競技規則を決めている国際サッカー評議会(IFAB)のVAR特設サイトを見ると、VARの哲学は「最小の干渉、最大の効果(minimum interference - maximum benefit)」だと書かれています。

とても含蓄のある表現だと思いますが、実際に規則や運用に落とし込む上では、最小の干渉とは何か、最大の効果とは何か、解釈を定めないといけません。これについての今の解釈が、4つのシチュエーションに絞った適用であり、「はっきりとした、明確な間違い」だと理解しています。

ただ、サッカーの場合、競技規則そのものも、解釈の部分も、改正されることがありますよね。あくまでもたらればの世界ですけど、VARについても、このあたりが将来変わり得るものなのでしょうか?

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