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模擬授業91.「計算パーフェクトスキル+図形スキル」

2007年3月30日(金)。TOSSデーはなみずきの講座「計算パーフェクトスキルと図形スキルのユースウエア」

全体を見る。「丸17」開き始めたかどうか確認。
「分母が違う分数のたし算・ひき算(1)」時間調整として、範読。
「日付、3月2日と書きます」
「例題 次の四角にあてはまる数を書きましょう」書いているのを確認しながら、範読。
指示1 かっこ1。みんなで読みます。2/3+、さんはい。
「2/3+3/5」
発問1 まず何をしますか。
「通分します」
指示2 通分して、=。四角に入る数字を書きなさい。
「みんなでいいます。通分して=」「通分して=10/15+9/15」
「四角に10と書けた人は丸、かけなかった人は写しておきます。」
発問2 次に何をしますか。
「分子どうしをたします」
指示3 分子どうしをたして=、四角に入る数字を書きなさい。
「みんなで、さんはい。分子どうしをたして=」「分子どうしをたして=10+9/15」
指示4 簡単にします。
「=、はい。」「=19/15」
「できた人は丸。できなかった人は写しておきます」

『計算パーフェクトスキル』とは
1日に見開き2ページずつ学習すると、
2週間で、
中学校数学に必要な算数の計算力を身につけることができる。
(月刊向山型学授業12月号、井上好文氏論文) 

ユースウエア案
1.例題を授業で扱い、練習問題を板書
① 例題を音読。
② 解き方を指名で確認。
③ □の数字を確認。
④ 例題で説明練習。
⑤ 練習問題「2問めまできた人は、みせにきます」
⑥ 練習問題が全部できた生徒から、黒板に書かせる。
⑦ 黒板に書いた生徒が発表する。
⑧ できた問題と、できなかった問題のチェック。
2.「スキル5番をやります。」
 答あわせまで、生徒が行う。
3.ノートに書かせる。
例示問題の□の数字を確認。
例示問題をそっくりそのままノートに写す。
4.春休みの宿題とする。


《参考文献》
『月刊向山型数学授業』2006年12月号、TOSS向山型数学授業研究会
『月刊向山型教え方教室』2007年2月号、明治図書
『教師にも児童にも大好評計算パーフェクトスキル』川原奈津子氏、第43回向山型算数セミナー論文
模擬授業

範読。「15ページ。例 三角形の合同条件の使い方」
指示1 みんなで読みます。下の図で、さんはい。
「下の図で・・・」
発問1 結論は何ですか。
「△ABD≡△ACDです」
「赤線を引きます」
発問2 仮定はいくつありますか。
「2つです」
発問3 1つは何ですか。
「AB=ACです」
発問4 もう1つは何ですか。
「∠BAD=∠CADです」
「青線を引きます」
指示2 図でAB=ACを表すマークを青でなぞります。
指示3 ∠BAD=∠CADを表すマークを青でなぞります。
発問4 △ABDと△ACDで、共通な辺は何ですか。
「ADです」
指示4 四角に記号や言葉を入れて、証明を完成させます。
「できた人は見せにきなさい」

ユースウェア
1 例示問題+ノート
①問題 一斉音読
②結論(赤線を引く)、仮定(青線)の確認
③図に仮定(青)、結論(赤)で記入
④図だけで証明する。
⑤(証明)が書けた人は見せにきなさい。(数学が苦手なクラスならば、証明も全員でやる)
早く書けた人は板書。(黒板4等分で4人が理想的。大き目の黒板ならば6等分くらいか)
⑥(それ以外の人、時間調整として、)証明をノートに書きます。
(早い生徒はスキルとノートに同じ証明が2つある。遅い生徒はスキルのみに証明があるようにする)
2 四角が書けた人は見せにきなさい。
①ページ数指定。
②「ノートにていねいに写しなさい」以外できた人は見せにきなさい。
③できた生徒に板書。
④できない生徒は写す。できた生徒、ノートにていねいに写す。
3 中2の図形分野の総復習
2学期の終わりに、トライアル版をやった。

見開き1ページを配り「仮定、結論、□が書けた人は見せにきなさい」

ノートに写す部分は省略した。

できた人は、次のページを配った。

習熟度下のクラスであるが、
一度間違えても2度目には正解することが多かった。

たいていの生徒は、見開き5ページ終わった。

期末試験後の3回の授業で、
図形分野の復習が一通りできた。
4 中2の冬休みの宿題
配るだけでやりたくなる教材なので、
自分は中2の冬休みの宿題として、配る予定です。

また、中3の4月や中3の図形分野の前に、
中2の復習としてもよい。

<参考文献>
『向山型数学授業』、2007年2月号、井上好文論文

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