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今日の独り言2023.10.1(護摩焚き、木魚と自分のテンポ)

今日は数年前からご縁をいただいているお寺で毎月行われている護摩焚きに参加しました。
護摩焚きは、願い事を書いた「護摩木」を読経しながら炊いていく儀式です。護摩の煙と、一緒にお経を挙げさせてもらうことで心が洗われるような気持になり、またその時悩んでいたことの答えが浮かんだり、毎回発見があってできるだけ参加するようにしています。

護摩焚きをしながら参加者も一緒に読経をするのですが、たいこと木魚を叩いて、拍子をそろえる担当の方が数人おられます。
今日は、担当の方が体調が悪い方がおられたことや、たまたま近い席に座ったことなどから、イレギュラーですが私が木魚を叩く役のお手伝いをさせていただくことになりました。

音楽をやっている関係で、ジャンルは違いますが皆さんのテンポキープを意識しながら木魚を叩きました。般若心経など、言葉が切り替わるごとに1拍目は気持ち大きくたたいて、知らずしらずロックな4ビートを刻んでいたかもしれません。初心者のため、正しい木魚の叩き方を知らないな・・などと思いながら、きつくたたきすぎて器具を壊してしまわないよう、途中で力を加減したりしながら40分程度、お手伝いさせていただきました。

木魚を叩きながら頭に浮かんできたことは
「自分が木魚をさせてもらったことを特別なことだと思わない。人の評価を考えている暇があったら良いリズムを刻むことに集中する」

「他の担当の人と足並みをそろえようとすると、相手の出方を待ってどうしてもリズムが遅くなる。
”他の人がどうするか”の出方を待って合わせていてはいい演奏にならない。
全体も聞きながら、自分が一番良いと思うテンポを、
自身を持って自分が思うとおりに自然に発するのが一番良い演奏(読経・・)になる」

「失敗してもその失敗にとらわれ、引きずって演奏するのはやめ、
次々とやってくる”いま”に集中するんだ」


それは、いまのわたしにとって足りないものを練習させていただく
大切な時間となりました。

「(周りへ十分配慮しながら)自分が良いと思う自分を、自信を持って思うとおりに自然に発する。それが周りにとっても一番良い結果になる」

読経と木魚担当をさせてくださったお不動様、お寺の皆様ありがとうございました。
さあ、10月もがんばろう。

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