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横浜BC vs A東京、初めてのBリーグ〜横浜国際プールは大いに盛り上がっていた

バスケットの試合観戦は、NBAで二度ある。

一度目は、2002年12月12日、出張先ワシントンDCでのウィザーズ対ポートランド・トレイルブレイザーズ戦。当時、ウィザーズには二度目の現役復帰を果たしたマイケル・ジョーダンが在籍、一方のポートランドにはかつての僚友スコティ・ピッぺンがいた。ちょっとした自慢だが、二人の最初で最後の対戦となった試合である。但し、ジョーダンにはブルズ時代のオーラはなく、得点は14点、79ー98というスコアで敗戦した。

もう一試合は、2016年1月18日、マジソン・スクエア・ガーデンでのニックス対フィラデルフィア・76ers。ニックスのスターは、“メロ“ことカーメロ・アンソニー、二度の延長線にもつれこみ、119ー113でニックスが競り勝つという、興奮の試合となった。

それ以来のバスケットボール観戦である。Bリーグ、さほど熱心にフォローしているわけではないが、なぜ行くことになったのか。

よくスポーツが人気になるためには、日本代表チームの活躍が重要と言われる。バスケットボールは、まさしくそれである。女子代表のオリンピック銀メダル、男子チームのオリンピック出場権獲得によって、多くの人が注目するようになった。

妻もその一人で、代表チームを応援、その中で一人の選手が彼女の目にとまった。冨樫と並ぶ、日本のポイント・ガード、河村勇輝である。

彼の姿を一度見たいというリクエストが妻から入り、ようやくチケットを入手したのが、3月30日土曜日の河村擁する横浜B-コルセアーズのホームゲーム、会場は横浜国際プールである。ちなみに、コルセアーとは海賊・海賊船という意味。対戦相手はアルバルク東京。

結論から言うと、大いに楽しんだ。

まず初めて行った横浜国際プールという会場は、我が家のある大岡山からは日吉経由、地下鉄グリーンラインの北山田駅下車。会場までは、結構な階段を登るが10分程度の距離で、家から1時間弱で到着する便利な場所。

会場前の広場には、キッチンカーが並び、ビールなども購入できる。我々の席は2階の最前列で、TV観戦に比べると低い目線。それだけに、河村などのゴール前への切り込みスピードが速いのが実感できる。

バスケットボールは、試合のテンポも早く、ダレ場がない。さらに、会場MCが応援を先導するので、盛り上がりがなかなかのものである。この日の観客数は5208名、満員の会場は懸命に横浜BCを応援する。

試合は、接戦となったが、横浜はやや河村頼み、さらにゴール下で競り負けるケースが多く、最終的には81−75でA東京の勝利となった。東地区2位のA東京に対し、中地区6位の横浜BC、勝ち切る力の差が出たように思う。

おおよそ2時間、健全で楽しい応援、家族連れが多いのもよく分かる。妻も、“かっこいい“河村が観られて満足の様子。

日本代表が注目され始め、Bリーグの定着、さらにパリ五輪での代表が活躍すれば、さらに日本のバスケットボール人気も盛り上がることだろう。

横浜BCも頑張れ! “Go! BーCor!!“

などと書いていたら、今朝(4月3日)の日本経済新聞朝刊に、“年棒上限、Bリーグの挑戦“という見出しの記事が掲載されていた。

2026年からB1(1部)は、「Bプレミア」に変わり、昇降格がなくなる。一方で、選手年俸総額に上限を定めるサラリーキャップ制を導入し、健全経営を促すとともに、チーム間の戦力の平均化を図る。NBAやアメリカン・フットボールのNFLも取り入れている仕組みである。

昇降格を廃止する代わりに、「アリーナ」「入場者数」「売上高」の3つの基準を設ける。記事には詳しく書かれていなかったので、Bリーグのサイトを見た。売上12億円、入場者数4000名、アリーナについては新設アリーナ基準・キャパ5000名、これらを満たしたチームが「Bプレミア」に入ることができる。2026年以降においても、この基準が満たされれば、追加で加入することができる「エキスパンション型」となる。

さらに面白くなりそうな予感がする!


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