著…震災対策研究会『大地震を生き抜く48の知恵 備えは万全か?』
数ある災害の中で、地震に特化した防災本。
台風は天気予報を見ればある程度予測出来ますが、地震はいつどこでどんな規模で起きるか分かりませんから、今出来る限りの備えをしておきたいですよね。
●トイレやお風呂に入っている時に地震がきたら、ドア枠が歪んで閉じ込められてしまわないようにドアを開けて逃げ道を作り、お風呂の場合は浴槽のフタや洗面器をかぶって出来る限り頭を守る。
●エレベーター内で強い揺れを感じたら、全ての階のボタンを押し、止まったところで降りて、あとは階段で避難。また、もしもエレベーターに閉じ込められたら緊急通報ボタンを押して助けを求める。
●外出先で地震が起きたら、ガラスの破片や外壁や看板などが襲ってくることがあるので、持っているバッグなどで頭をカバーして広い場所に逃げ、その際、パニックになった群衆に巻き込まれないようにする。
●飲み水が尽きて川の水や井戸水を飲まないとどうしようもない場合、そのまま飲むのはやめた方がいい。出来れば浄水器で濾過し、浄水器が無ければキッチンペーパーやコーヒーフィルターで水を濾過して煮沸してから飲む。
●食器を洗う水を節約出来るよう、食器にサランラップを巻き、食べ終わったらサランラップを捨てる。
●レジ袋は三角巾代わりになるし、ハンカチやサランラップは包帯代わりにもなる。
といったアイディアがこの本に書かれており、勉強になりました。
「いざという時」が来ないに越したことはありませんが、残念ながら日本は地震大国。
こうした防災に関する知識をしっかり覚えておきたいです。
また、備蓄にあたって、まず、P122掲載の『非常時にこれだけは用意したいものリスト』を参考にしたいです。
また、P121には『できれば備えておきたいもの』リストが載っていますし、P122~123には『非常時用持ち出し品』リストが載っているので、これらのページも参考にしたいです。
わたしは東日本大地震や熊本地震で知人たちの家が全壊して以来、枕元に緊急持ち出し袋と、ガラスなどが飛び散っていてもすぐ逃げられるようにスニーカーも置いているのですが、この本に「運動靴(突き刺し防止のソールが入っている靴)」と書かれているのを見て、単なるスニーカーではなく、歩行を妨げない程度に底の厚いスニーカーを備えておこうと気づかされました。
また、この本を読んでいて、就寝中に地震が起きた際に照明や本棚などが人を直撃しないよう家具の配置などに日頃から気をつけたり、燃えにくい素材のものを選んだりすることの大切さも学びました。
更に、P17に「廊下に荷物が置いてあると、避難の邪魔になるので、普段から物は置かないこと」と書かれている通り、いつも家をきちんと片付けておくことも災害への備えの一つなのだなとハッとさせられました。
〈こういう方におすすめ〉
防災用備蓄や心構えについて学びたい方。
〈読書所要時間の目安〉
3時間くらい。
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