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おすすめの本一覧

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「誰かにおすすめしたい!」と思った本をまとめています。ジャンル不問。
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著…譽田亜紀子 監修…武藤康弘 イラスト…スソ アキコ『知られざる縄文ライフ』

著…譽田亜紀子 監修…武藤康弘 イラスト…スソ アキコ『知られざる縄文ライフ』

 読者の興味を引く文章やユーモラスなイラストのおかげで、漫画のような感覚で楽しく読める本。

 我々は品物や遺跡等から「縄文時代の人たちはこういう暮らしをしていた…のかな?」と想像するしかなく、実際どうだったのかは現代人には分かりません。

 しかし、その「想像する」過程が面白いです。

 この本では、

 ●縄文人はどこからやって来たか
 ●1日のタイムスケジュール
 ●ファッション
 ●子育て

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作…松田もとこ 絵…狩野富貴子『おばあちゃんはかぐやひめ』

作…松田もとこ 絵…狩野富貴子『おばあちゃんはかぐやひめ』

 さきちゃんという小さな女の子がおじいちゃんとおばあちゃんちに泊まりこんで、たけのこ掘りのお手伝いをする…という絵本。

 優しいタッチの絵と文章に癒されます。

 ※注意
 以下の文は、結末までは明かしませんが、ネタバレを含みます。

 竹林って、手入れをしないとすぐ広がってしまうんですよね。

 でも、年配の方にはなかなかきつい作業。

 だから毎年お父さん・お母さん・さきちゃんがおじいちゃん

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著…笠原巖『あなたの指先、変形していませんか? 指先が変形して痛い「へバーデン結節」の予防と治し方』

著…笠原巖『あなたの指先、変形していませんか? 指先が変形して痛い「へバーデン結節」の予防と治し方』

 「へバーデン結節ってどんな病気なのかな?」と興味を持ち始めたばかりの方に入門書としておすすめの本。

 残念ながら、タイトルにあるような「治し方」は特に載っていませんが、病気の概要が分かりやすく説明されています。

 この本によると、「へバーデン結節」は40歳以降の女性が発症することが多く、60歳以降の女性4人のうち1人がかかると言われるのだそうです。

 手の第一関節に太くなる・曲がるといった

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著…加藤ゑみ子『淑女に見える気品のルール』

著…加藤ゑみ子『淑女に見える気品のルール』

 「気品がある人」と「気品がない人」。

 これは、前者を目指すためにはどのようなことを心がければ良いのかまとめた本。

 高価な物を身につけようというではなく、美しい「心」の持ちようについて書かれています。

 たとえば、

 ●不満顔は小市民の証。物事を自己中心的に考えるのではなく、相手の視点で考える。小さなことは聞き流す。

 といった精神性の他に、

 ●背中に天使の羽を生やしているつもり

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監修…ミッシェル・ホームサービス『ぐうたらさんでもすぐできる! プロの凄腕お掃除コツとワザ』

監修…ミッシェル・ホームサービス『ぐうたらさんでもすぐできる! プロの凄腕お掃除コツとワザ』

 お掃除って、特に取り掛かるまでがしんどいですよね。

 これは、そんなお掃除のハードルを下げてくれる本。

 P10に掲載されている、「各部屋に専用の掃除道具をカゴなどに入れて置いておく」というアイディアがわたしには早速参考になりました。

 部屋別に置いておけば、「どの場所を掃除する時にどの掃除道具がぴったりなの?」といちいち迷わなくて良いですよね。

 この方法の場合、

 ●トイレセット

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著…司馬遼太郎『二十一世紀に生きる君たちへ』

著…司馬遼太郎『二十一世紀に生きる君たちへ』

 二十一世紀を前に亡くなった司馬遼太郎さんから未来を生きる子どもたちへのメッセージを綴った本。

 まるで遺言書のような一冊。

 子ども向けの本ではありますが、是非大人にも読んでいただきたいです。

 さて、この本に書かれているのは、主に以下のようなこと。

 ●他人がどんな気持ちでいるのか想像しよう

 ●自分より他人を救うことを優先しよう

 ●先人がどんなことをしてくれたのか学び、それを後

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著…斎藤庸裕『大谷翔平語録』

著…斎藤庸裕『大谷翔平語録』

 著者が2018年から大谷翔平選手に行ってきた取材記録をまとめた本。

 いくつもの言葉にハッとさせられて、読む度に身を引き締められます。

 カラー写真も沢山載っているので、眺めているだけでも楽しい一冊。

 倦まず弛まず。

 自分の軸をしっかり持ちながらも、柔軟に変化を加えていく…。

 大谷選手のどの言葉にも「野球が好き」という素直な気持ちが溢れています。

 野球少年がそのまま大人になっ

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監修…西多昌規『1行リフレッシュ術 スグ効く!医師がすすめる疲れをためない方法114』

監修…西多昌規『1行リフレッシュ術 スグ効く!医師がすすめる疲れをためない方法114』

 特にお金や時間をかけなくても、起床時〜就寝前にかけてのちょっとしたスキマ時間を使って心身をリフレッシュさせるアイディアをまとめた本。

 ●朝一番にカーテンを開けて日光を浴び、セロトニンの分泌を促し、不安をやわらげる

 ●いつもつり革やバッグを持っている手を反対側にして、体の歪みを防ぐ

 ●簡単な作業をしてそれをやり遂げることによりドーパミンを分泌させ、次の仕事への意欲を湧かせる

 ●食べ

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著…くまごろ『美術館を装う 名画アクセサリーの作り方』

著…くまごろ『美術館を装う 名画アクセサリーの作り方』

 「世界的な名画を身近で眺めたい」という願望を持ったとしても、海外の美術館を訪れる時間とお金の余裕がある方でなければ、なかなか叶えられませんよね。

 しかし、「名画をモチーフにしたアクセサリーを身につけたい」という望みなら、日本にいても実現可能。

 これは、レジンや市販のパーツを使って『ひまわり』『紅白梅図屏風』『印象・日の出』等をイメージしたアクセサリーの手作り方法を紹介している本。

 著

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著…山田綾子『その家事、いらない。』

著…山田綾子『その家事、いらない。』

 1日は24時間しかありません。

 だから、何もかもを完璧にこなすのは無理!

 特に、家事は毎日やることなので、100%の出来を常にキープしようとすると心身ともに疲れてしまいます。

 これは、「いかに時間をかけて完璧な家事をするか」ではなく「いかに効率よく家事をこなすか」と発想を転換させた本。

 読んでいると気が楽になってきます。

 例えば、

 ●凝った料理を作るのをやめる

 ●つい

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著…菊池一志『上手な採用面接が面白いほどできる本』

著…菊池一志『上手な採用面接が面白いほどできる本』

 面接を受ける人ではなく、面接をする側にいる人のための本。

 もし自分が面接をする立場だったらどんな人を採用してどんな人を不採用にするか? を想像しやすくなるので、面接を受ける立場の人にもおすすめ。

 この本には、会社の成長段階や社会の変化と共に必要な人材は変わる、ということが書かれています。

 「今どんな人を採用すべきか?」は非常に悩ましい問題ですよね。

 面接をするというのは、

 ●

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著…カモ『カモさんのプチかわイラストレッスン 気ままにイラスト365日』

著…カモ『カモさんのプチかわイラストレッスン 気ままにイラスト365日』

 「メモにイラストを描き添えたり、子どもとお絵描きをしたい。でも、絵心が無い…」と困っている方におすすめの本。

 1月1日から12月31日までかけて、毎日1つずつイラストを描く練習をしよう! という内容です。

 お手本の手順通りに真似して描くだけで良いので、気軽にチャレンジ出来ます。

 ●女性を描く時は肩幅狭め
 ●男性を描く時は肩幅広め
 ●ハトは足元のお肉がポイント
 ●スズメは喉元が黒

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著…ことば探偵団『知ってるようで知らない日本の職業 (「知ってるようで知らない」シリーズ)』

著…ことば探偵団『知ってるようで知らない日本の職業 (「知ってるようで知らない」シリーズ)』

 どこかで名前は聞いたことがある。

 けれど詳しくは分からない。

 そんな、時代劇や時代小説に時々出てくるような日本の職業について紹介している本。

 すっきりまとまっているので読みやすいです。

 例えば、

 ●版元(はんもと)
 ●絵師(えし)
 ●彫師(ほりし)
 ●摺師(すりし)

 といった職業であれば、

 「たぶん版元がプロデューサーで、絵師がイラストレーターで、彫師が浮世絵の

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著…萩原朔太郎 絵…しきみ『猫町』

著…萩原朔太郎 絵…しきみ『猫町』

 最近よく異世界モノの作品を見かけますよね?

 漫画、小説、アニメに「異世界」と名のつく作品の多いこと多いこと…。

 このことから、いかに現代人が「異世界へ行きたい」と思っているかがよく分かります。

 きっとみんな現実世界のありさまに辟易しているのですね…。

 さて、この小説の主人公も、まさに現実世界にうんざりしているタイプ。

 ただし、主人公の場合、異世界モノの作品を楽しんでしばしの夢

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