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Movie|泣きたい私は猫をかぶる

◆映画の感想vol.2
 泣きたい私は猫をかぶる
 🇯🇵2020/104min

 (Instagram @hono.movie
 22.9月掲載文を一部編集しています。)

これは、楽しみにしていたのに
コロナに泣いた映画です。
(配信限定映画となったのでした…!)
これ観たいがためにNetflixに一瞬登録した…


●スタジオコロリドが描く水と灯り
本アニメの制作会社
スタジオコロリド は、
『ペンギンハイウェイ』を見たとき
水の描写がすごく綺麗で驚いた会社でした。

水って言うと新海誠監督が
天気の子でめちゃくちゃ拘ってて有名ですが
水本来の美しさを助長させるより、
躍動感があって
現実にない力で動かされてる水…
みたいなのがとても綺麗。

この映画では、猫の世界が
ぼんやりとした街灯に包まれていて
終盤では花火も出てきます。
一つひとつに目を惹くものがありました。
改めて、映画館で見たかったー!


●ムゲ(主人公)の心情変化
主人公は明るくて活発な女の子で、
空気の読めない感じもある。
でも、家族間のことで悩んでいて
実は周りに気を遣っていたり…
みなたいなの、大なり小なり
「あるある」じゃないですが。

それを「猫をかぶる」って表現に
あやかって本当に猫になっちゃって
色々あって成長する青春ストーリー。
単純で物足りないと感じる人も
いるかもしれないですが、
私はムゲ(主人公)ちゃんの気持ちに
感情移入できました。

誰も責められない
ただ自分が納得してないだけなこと。
そういう感情と向き合ったり
ぶつかったり受け入れたり
相手との関わり方について、
気持ちの変化を追えます。

そして、あぁムゲちゃん、
大人になったんだね
って思えるラストが良い。


●物語に寄り添うヨルシカの楽曲

私はこの映画で
ヨルシカの大ファンになりました♪

主題歌♪花に亡霊の他に、
♪嘘月、♪夜行 の
2曲が提供されています。
vocalのsuisさんの透き通った声が
このアニメの世界観にぴったり。
PVもスタジオコロリドが作っているので
ぜひ見てほしい!!

私は全部好きだけど、
特に「夜行」がお気に入りです。

語感がいい、響きがいい、美しい。

ヨルシカ公式Twitterに
夜行について下記記述がありました。
↓引用して今回の文章は終わりです。

夜行は、大人になること、
忘れてしまうこと、
死に向かうこと を
夜に例えて書いた詩です。
(中略)
人生の夜を行こうとする誰かに贈ります。

(読んでくださりありがとうございました!!)

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