追放された魔法使いの日常。(更新:6/15)
は?
としかユグルク・ライトは言えなかった。
16歳の端境期。魔法使いにして6年目だが、アマともプロとも言い難い。そんな時期である。もちろんそれなりの報酬はあり、十分生活には困らない。それで満足して暮らしている冒険者が随分いることは確かだ。だがユグルクは悩んでいた。果たして、このままでいいのか。自分はどこまでやっていけるんだろうか。うだうだして暇つぶしにゲームしているような日常よりも、もっと刺激が欲しい。新しい世界がみたい。
プロの魔法使いを目指そうか、何か挑戦をしたいと思