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【宇宙の天気予報】蠍座下弦の月~深層部分に光を照らし、思考と内面を一致させる~

2月14日 1:00ごろ
蠍座で下弦の月を迎えます。


⁑蠍座下弦の月とは


下弦の月は“収穫”をあらわします。

満月で実った結果を刈り取り、
自らの生命を他者に与えることで、
他者がその生命を受け継ぎ、命の循環を生み出します。

また、下弦の月は“意識の危機”とも呼ばれる時期。


月(無意識)と太陽(意識)との間に葛藤が生まれ、
「自分の人生はこれでいいのか」と
自問自答するような感情が芽生えることも。


心の中で、人生の一部に
ひとつの決着をつける動きが働くので、
手放すプロセスを取り入れると良いでしょう。

下弦の月は、新月に向けて
月が欠けていくフェーズなので、
月のリズムがブレーキのような役目を果たします。


今回は、蠍座で起こる下弦の月ですので、
深い部分での変容が促され、なにかの事柄において
ひとつの「終着点」を見出す
こともあるでしょう。


ここ数カ月、下弦の月のもつエネルギーの強さを
ひしひしと感じます。

新月を迎える前の準備として、
終わらせるものはしっかりと終結させる。

実りを受け取り、次のサイクルに持ち込むために
保存の効くかたちに変える。


蠍座の下弦の月は、混沌とした状態のなかから
新しいものを生み出す力も備わっています。


12ハウスの蠍座の月。
ぐぐっと深層部まで潜り込み、
深い変容を促されるようなこともあるでしょう。

これもすべては
春分に向けての調律合わせ。

この下弦の月以降、
中途半端なものは持ち越せません。


すべてのものを溶け合わせ、
まったく新しいものへと生まれ変わらせる。

錬金術のような作用も併せ持つのが
蠍座のエネルギーです。

⁑蠍座下弦の月チャート


今回のチャートは、
マイナーアスペクトが多く目立つ配置。

個々の天体も、ぐっと内側にエネルギーを
溜め込んでいるような印象です。

チャートルーラーは、4ハウスの木星。

木星はキロンとゆるく重なっていますので
身近な家族関係や、自己表現の場などにおいて
過去の傷に焦点が当たったり、恐れを伴うような感情を
抱きやすい時期です。


しかし、双子座の火星の援護がありますので
恐れに一瞬たじろいだとしても、勇気を出して
飛び込んでみることをお勧めします。


というのも、
あなたの行動に愛はあるのか?という
一種のお試しのような印象があるのです。

「それでも私は進みたい!」
その気持ちがあるならば、GOサインです。


月と太陽は、水瓶座の土星から影響を受けています。


自分の発言に責任をもつこと。

そして何よりも、
行動と内面とが一致しているかどうかが重要です。

嘘偽りや安易な発言は、
土星によって炙り出されるでしょう。

いま学んでいることや考えていることに対して、

「これに一体どんな意味があるのだろう」
「これをして私はどうなりたいんだろう」

と自問自答することも多い時期かもしれません。


ここでしっかりと、自分の本音と行動を照らし合わせて
偽りのない自分に整えることが求められています。

月は山羊座の冥王星とセクスタイル。
冥王星は水瓶座の水星と重なっていますので
内面の奥深くまで光を当てて
気付いていない感情を浮上させ、本心と徹底的に向き合うこと。


この下弦の月前後、物事の本質に気付くような
出来事があるかもしれませんが、それは
自分の在るべき姿に立ち返るための大切な経験となりそうです。


魚座にいる金星は海王星と重なり、月と調和の配置です。

肩の力を抜いて、リラックスする時間に
身を委ねることで直感も冴え、
今後に役立つインスピレーションも受け取りやすいでしょう。


楽しいことに没頭したり
おうち時間を楽しんだりすることで
心と体を緩める時間をとってみてはいかがでしょうか。

⁑サビアン度数からみる蠍座下弦の月


月と太陽のサビアン度数は、25度。
サイン独自の完成度としてのピークの度数であり、
才能や能力を最大限に発揮します。


月のサビアンシンボルは
「X線」


医療現場で馴染みのあるX線。
発見者の名前をとってレントゲンとも言われますが、
未知の放射線という意味で X線と命名されたそうです。


通常では見えないような深層にあるものを透過すること。
洞察力を鋭くし、物事の全体像を観察すること。


太陽のサビアンシンボルは
「右の羽がより完全に形成されている蝶」


右は理性や知性であり、魂(蝶)の深層まで
理性的で冷静な資質が完成すること。

存在の根底から安定した
真に理知的な自己を作ろうとする


蝶は幼虫から蛹となり、華麗な姿へと変容を遂げることから
復活と不滅をあらわす象徴です。
また、魂のシンボルともされてきました。

蝶は、蠍座の支配星でもある冥王星とも
深い関わりがあり、魂の生まれ変わりをあらわします。

理知的な自己の完成を目指して
深層心理の奥深くまでX線を照射し、
魂の深い部分から生まれ変わる。


どちらも不動宮である蠍座と水瓶座。
そして、新月に向けて欠けていくフェーズである下弦の月は、

最後まで手放せなかった執着から解放される

というメッセージを伝えてきているようです。

今まで自分を守ってきた感情や思考を手放し
新しいサイクルへと旅立つのでしょう。


⁑蠍座下弦の月のお守りアロマ


・パイン(松)
・サイプレス
・メリッサ
・ベルガモット
・フランキンセンス
・ブラックペッパー

*どっしりとした自分軸を創る
*余計な思考を取り除き、必要なものだけを残す
*変容を受け入れる
*深層部分に光を照て、本質を見定める
*最後まで手放せなかった執着を解放する

植物があなたの力をサポートしてくれます。
エアフレッシュナーやアロマバスなどは、
日常に取り入れやすいと思います。

⁑今、分岐点に立つ私たち。必要なのは、内側を整える時間と自分の立ち位置を知ること。


太陽が水瓶座にいる1カ月のテーマは
「新しい未来ビジョン」を作り上げること


山羊座のシーズンで完成させた、社会的な枠組み。
そして、私としての「個」と、私以外とをつなぐ「組織」を超えて、
自由かつ平等、未来的な視野をもって
既存の概念にとらわれない展望を描いていくシーズンです。


厳しい冬の時期に、
見えない部分でどれだけ大地に根を張り
しなやかな中心軸を整えられるか。


そのためにも
身体と思考の両面でデトックスを促し、
整理整頓する
ことが大切なポイントとなります。


今年の春は、星の動きが活発になるのもあり
春までの今の時期は、本当に重要な意味をもっています。


いま、分岐点に立っていると感じている方。
焦りや漠然とした不安感を感じている方。
自分の未来を切り開きたい!
でも、方法が分からないし、勇気が出ない方。


そんな方にぜひ知っていただきたいメソッドです。


このワークショップをきっかけに、
自分にとっての当たり前を覆し
あっという間に新しい未来へ飛び出すこととなるはずです。


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