ちひろの読書記録

社会人3年目。

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97 宿野かほる『ルビンの壺が割れた』 節々からどことない違和感を抱きながら読み進め、ラストに本性が明らかに。展開が急というか、唐突すぎる感じが正直微妙だった。Facebookで特定の誰かを探し出せることの怖さを改めて感じた。

    • 96 貴志祐介『悪の教典(下)』 怖かったーーーーーーーーー。1クラスまるごと惨殺とか、イカれすぎだろ!大量殺人鬼の恐ろしさ。映画も気になるけど観る勇気が。。

      • 95 貴志祐介『悪の教典(上)』 怖いけどスリリングで思わず読み進めたくなる1冊!サイコパスってこういう考え方なんか、共感能力とか感情がないとか、ここまでないと人間味がなくてほんと怖いと思った。下巻も楽しみ!

        • 94 原田マハ『ギフト』 究極のほっこり短編集。毎日が荒んでいるときに読むとほんと沁みる。

        97 宿野かほる『ルビンの壺が割れた』 節々からどことない違和感を抱きながら読み進め、ラストに本性が明らかに。展開が急というか、唐突すぎる感じが正直微妙だった。Facebookで特定の誰かを探し出せることの怖さを改めて感じた。

        • 96 貴志祐介『悪の教典(下)』 怖かったーーーーーーーーー。1クラスまるごと惨殺とか、イカれすぎだろ!大量殺人鬼の恐ろしさ。映画も気になるけど観る勇気が。。

        • 95 貴志祐介『悪の教典(上)』 怖いけどスリリングで思わず読み進めたくなる1冊!サイコパスってこういう考え方なんか、共感能力とか感情がないとか、ここまでないと人間味がなくてほんと怖いと思った。下巻も楽しみ!

        • 94 原田マハ『ギフト』 究極のほっこり短編集。毎日が荒んでいるときに読むとほんと沁みる。

          93 川上未映子『黄色い家』

          いろんな感情が渦巻いた作品。読んでて終始重々しかった……。辛くて、苦しくて、でもどうしようもなくて。生まれた環境や時代背景でその人の幸せは大きく左右されてしまうことを突きつけられた。花が闇バイトに手を染めてしまったのも、花自身というよりも、相当な家族事情があったり、スナック「れもん」が火事に遭ったり、お金に困っている人ばかりが周りにいて、でも誰もまともな仕事ができる状況になくて、誰もが騙されたり詐欺に遭ったり暴行を受けたりしてて、頼れる人もお金もないような諸々の状況がそうさせ

          93 川上未映子『黄色い家』

          92 貴志祐介『新世界より(下)』 ついに完結。想定の展開だったこともあって、中編が特に面白かったかも、。外観の美しさ、醜さで攻撃・敵意のハードルが変わってしまう部分、人間の嫌なところだと思った。

          92 貴志祐介『新世界より(下)』 ついに完結。想定の展開だったこともあって、中編が特に面白かったかも、。外観の美しさ、醜さで攻撃・敵意のハードルが変わってしまう部分、人間の嫌なところだと思った。

          91 貴志祐介『新世界より(中)』 先が読みたくて、真理が気になって、ページを捲る手が止まらなかった。冒頭、瞬のことを覚えていない記述に寒気がし、記憶改竄の事実にぞっとし、ほんと辛い…。教育委員会、バケネズミは何者なのか、どうやって社会は作られたのか…、、下巻気になる!

          91 貴志祐介『新世界より(中)』 先が読みたくて、真理が気になって、ページを捲る手が止まらなかった。冒頭、瞬のことを覚えていない記述に寒気がし、記憶改竄の事実にぞっとし、ほんと辛い…。教育委員会、バケネズミは何者なのか、どうやって社会は作られたのか…、、下巻気になる!

          90 貴志祐介『新世界より(上)』 注連縄(しめなわ)で囲まれた町から出てはならない、という舞台設定が、『進撃の巨人』や『約束のネバーランド』を彷彿とさせた。奇妙な動物、社会ルール、教育体制、呪力、法…、、絶対単純な話ではなくて、裏の裏があるはず。中編が気になる!

          90 貴志祐介『新世界より(上)』 注連縄(しめなわ)で囲まれた町から出てはならない、という舞台設定が、『進撃の巨人』や『約束のネバーランド』を彷彿とさせた。奇妙な動物、社会ルール、教育体制、呪力、法…、、絶対単純な話ではなくて、裏の裏があるはず。中編が気になる!

          89 百田尚樹『プリズム』 解離性同一性障害について考えさせられる。聡子が多重人格の1人に恋するお話。卓也が消えて広志の中に統合される瞬間、融合された後に卓也の表情や仕草が垣間見える場面は、とても切なかった。聡子が我儘すぎるのと、医者が口軽すぎるのはどうにも引っかかる…。

          89 百田尚樹『プリズム』 解離性同一性障害について考えさせられる。聡子が多重人格の1人に恋するお話。卓也が消えて広志の中に統合される瞬間、融合された後に卓也の表情や仕草が垣間見える場面は、とても切なかった。聡子が我儘すぎるのと、医者が口軽すぎるのはどうにも引っかかる…。

          88 町田そのこ『ぎょらん』 噛み潰せば死者の願いがわかる、死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。実は生きている人の自責の念、後悔、罪悪感等による勝手な思い込み。『糸を渡す』には思わず涙。死後は何をどうしたって生きている者の自己満足でしかないと思いつつ、最期の願いを叶えれば再び繋がれる。

          88 町田そのこ『ぎょらん』 噛み潰せば死者の願いがわかる、死ぬ際に残す珠「ぎょらん」。実は生きている人の自責の念、後悔、罪悪感等による勝手な思い込み。『糸を渡す』には思わず涙。死後は何をどうしたって生きている者の自己満足でしかないと思いつつ、最期の願いを叶えれば再び繋がれる。

          87 原田マハ『本日は、お日柄もよく』 スピーチライターという仕事、言葉の重み、抱擁が持つ言葉以上の力。心に染みた。”困難に向かい合ったとき想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している

          87 原田マハ『本日は、お日柄もよく』 スピーチライターという仕事、言葉の重み、抱擁が持つ言葉以上の力。心に染みた。”困難に向かい合ったとき想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。二日後の君、顔を上げている。三日後の君、歩き出している

          86 森下典子『日々是好日「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』 心に響くものがあって思わず映画まで観ちゃった。黒木華さんぴったり。亡くなられた樹木希林さんが演じられていることもあり、日々を大切に、思ったことはその場で実現するのを大事にしたいと思わされる。茶道習ってみたいなあ…。

          86 森下典子『日々是好日「お茶」が教えてくれた15のしあわせ』 心に響くものがあって思わず映画まで観ちゃった。黒木華さんぴったり。亡くなられた樹木希林さんが演じられていることもあり、日々を大切に、思ったことはその場で実現するのを大事にしたいと思わされる。茶道習ってみたいなあ…。

          85 浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』 面白かった!朝井リョウさん『何者』を思わせる。各々裏の顔があって善人にも悪人にも見えたり、就活生も人事も嘘つきで…めっちゃリアル。読んでて悍ましかったけど読後感はよかった!人を1つの側面で簡単に判断しちゃだめだ。波多野くんにグッとくる。

          85 浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』 面白かった!朝井リョウさん『何者』を思わせる。各々裏の顔があって善人にも悪人にも見えたり、就活生も人事も嘘つきで…めっちゃリアル。読んでて悍ましかったけど読後感はよかった!人を1つの側面で簡単に判断しちゃだめだ。波多野くんにグッとくる。

          84 千早茜『あとかた』 ひりひりとした6つの短編連作集。誰もが傷を負い、その痕跡が誰かを通して浮き立ってくる感じ。『さんかく』でも思ったけど、千早茜さんは語り手の転換がお上手だと思う。

          84 千早茜『あとかた』 ひりひりとした6つの短編連作集。誰もが傷を負い、その痕跡が誰かを通して浮き立ってくる感じ。『さんかく』でも思ったけど、千早茜さんは語り手の転換がお上手だと思う。

          83 西加奈子『うつくしい人』 周りの目を気にしすぎる百合が一人旅でフラットな坂崎とマティアスに出会う。重めだけど共感。「誰にも見られていないと思うと穏やかな気持ちに」「いつまでもひとりでいたい、という透明な気持ち」「そう思う自分は落伍者なのだ、と強烈な自己否定が体を埋めつくす」

          83 西加奈子『うつくしい人』 周りの目を気にしすぎる百合が一人旅でフラットな坂崎とマティアスに出会う。重めだけど共感。「誰にも見られていないと思うと穏やかな気持ちに」「いつまでもひとりでいたい、という透明な気持ち」「そう思う自分は落伍者なのだ、と強烈な自己否定が体を埋めつくす」

          82 村山由佳『ある愛の寓話』

          愛とは何かを考えさせられ、「愛とは自由である」ということを感じさせられる、そんな「人」と「人でない存在」との寓話集6篇。シンプルな作品名で明確なイメージが湧かないままページを捲り、そのメッセージの深さ、愛することの温かさや美しさに心を震わされる。ぬいぐるみ、犬、猫、かご、馬、聖母と、愛する主体も客体も人に限らない。生きものに限った話でもない。もっと自由に考えていいし、そういう愛のかたちに気付けるようになれば、もっと豊かで色鮮やかな人生に繋がるはずだという確信も得られた。

          82 村山由佳『ある愛の寓話』