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【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.3

こんにちは。営業部長です!

某出版社から刊行予定の某化石案内本の取材にいくという編集長に同行し、
福井県立恐竜博物館に来ています。

博物館敷地内のバス停。勝山駅⇔福井県立恐竜博物館で運行

こちらは、
【編集先記に同行してみた件】進化した福井県立恐竜博物館こんなところもすごいぜvol.2
の続きです。
vol.1も読んでくれる? アナタ、いい人ですね。。

編集長Ver.もよろしくお願いします!
vol.1

【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.1

vol.2
【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.2

vol.3
【編集先記】進化した福井県立恐竜博物館がとんでもなかったので聞いてほしい vol.3


福井県が恐竜王国である理由

さて見どころ続きの福井県立恐竜博物館ですが、
ここに来たからには、それこそ絶対に見ていただきたい。
そう、福井県の恐竜ゾーンです。

福井県の恐竜ゾーン

福井県勝山市は日本で最も恐竜が見つかる場所として知られています。
勝山市北谷町にある手取層群北谷層という崖が主な発掘現場なのですが、ここは元々貝化石が見つかる山地として知られていたところ、1982年にワニの歯化石が見つかったのをきっかけに幾度もの発掘調査が行われ、そこから恐竜をはじめ、翼竜、鳥、ワニ、魚、貝、昆虫に植物……多種多様な生物の化石が見つかったのだそう。

発掘現場、のジオラマ
発見されたフクイラプトル・キタダニエンシス


特に恐竜は有名で、「フクイラプトル」「フクイベナトール」「フクイサウルス」「フクイティタン」「コシサウスル」の5種の恐竜、
そして「フクイプテリクス」という原始的な鳥類の化石が発見され、新種として登録されています。

詳細については是非編集長Ver.をチェックいただきたい!
これだけの恐竜たちの痕跡があるってさ、、嬉しいですよね。
今私たちが生きているこの同じ場所に、さかのぼっていくと確かに恐竜たちが存在していた。
時代は変われど同じ土地で生きていた・生きているってグッとくるものがあります。

フクイティタンの左前あしと左後ろあし。間に立って大きさを体感してみて!
こちらは駅前のフクイティタン。実物大なんだそう!


恐竜以外の化石もアツい

勝山産の貝類化石

もちろん恐竜以外の化石だってたくさんあります。
先述の通り、勝山市はもともと貝化石が多く発掘されてきた土地。
この福井県立恐竜博物館にもなんと3名の貝の研究者(先生)が在籍しているとのこと。みなさん個性的で、中には「化石の貝も現生の貝も大好きなんだけど、食べるのは無理!」というかなりとがった先生もいらっしゃるそうで。
き、気になる……。
今後は貝の化石も注目していきたい!

アーケロン・イスキロス

2階の生命の歴史ゾーンには先カンブリア時代から古生代、中生代、新生代、そして哺乳類の誕生から私たち人類の誕生へ、展示とともに時代を追っていくことができるようになっています。
こちらも骨格標本、化石の数が多い!
ここだけでまた1日居れるボリュームです。
これまでの展示とあわせると最低でも3日、いや4日は必要な気がする。
……住むしかないか?

くじら? いやいやいやいや……え?
高さも生かしたダイナミックな展示。と、それを撮る著者

ここまでご紹介したのは、福井県立恐竜博物館のほんの一部。
それこそすべてを見るには何度も、何日も足を運ばないといけないくらい、発見と驚き、そして知的好奇心にあふれかえった博物館でした。
が、本当はもっともっと見たいですよね?
ということで、この続きは2024年刊行予定の本にて!

また、今回のリニューアルでかなりパワーアップしているものの、これで完成ではないそうですよ!
湯川先生曰く、
「リニューアルで入りきらなかった部分は沢山あって、もっともっと変えたい! のだけど一気にはできないので、それはこれからの課題ですね」
とのこと。
これからもどんどんパワーアップしていく福井県立恐竜博物館、引き続き要チェックです!

湯川先生、ありがとうございました。
新たなニュースや情報発信、楽しみにしています!

福井県立恐竜博物館へは、JR福井駅からえちぜん鉄道で勝山駅へ。
そこからバスで約15分、タクシーで約10分のところにあります。
ものすごい人気なので、基本的には日時指定の観覧券(チケット)が必要になります。ご注意を!
観覧券(チケット)は上記、福井県立恐竜博物館のWEBサイトで購入可能です。

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