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東洋美術の殿堂 泉屋博古館東京がリニューアル

旬・美・遊」では旬のおでかけ情報をはじめ、気になる新刊や新商品、見逃せない展覧会や伝統的なお祭といったご当地の話題など、さまざまなトピックをお届けします。(ひととき2022年3月号より)

 風光明媚な京都・鹿ヶ谷ししがたにに建つ泉屋博古館せんおくはくこかんは、3500件に及ぶ住友家の美術コレクションを保存・展示する美術館だ。所蔵品は国宝や重要文化財を含み、中国古代青銅器、中国・日本書画、西洋絵画、近代陶磁器、茶道具、能面など収集分野は多岐にわたる。2002年には六本木一丁目に東京分館がオープンし、以来、数々の東洋美術の名品展を開催してきた。

 昨年春、その東京分館が「泉屋博古館東京」と名称変更し、今年3月にリニューアルオープン。展示スペースの拡大、講堂やカフェの新設、バリアフリーの充実など、美術鑑賞がさらに快適になる。

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1921年創業のコーヒー器具メーカーHARIO直営のカフェが併設
(2021年10月にオープン)

 リニューアル後初の展覧会は「日本画トライアングル」。自然や動物画の名手だった木島櫻谷による金屏風《柳桜図りゅうおうず》など、大阪、京都、東京で活躍した画家の名品が揃う。新しくなった泉屋博古館東京で、至福の時を過ごしたい。

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木島櫻谷《柳桜図》(左隻) 1917(大正6)年 泉屋博古館東京蔵
泉屋博古館東京リニューアルオープン記念展
「日本画トライアングル」(3/19~5/8)

東京都港区・泉屋博古館東京 
☎050-5541-8600(ハローダイヤル)
https://sen-oku.or.jp/tokyo/

出典:ひととき2022年3月号
※この記事の内容は雑誌発売時のもので、現在とは異なる場合があります。詳細はお出かけの際、現地にお確かめください。





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