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ほんのひととき編集部が気になった記事

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ここでは、旅と本のウェブマガジン「ほんのひととき」の編集部が気になったnoteをまとめています。おもに、旅や文化歴史にまつわるもの、本や書店を紹介したもの、ほんのひとときの記事を… もっと読む
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#京都

京都の桜のおはなし 【前編】南北朝の桜

結論足利尊氏と後醍醐天皇の対立から朝廷が京都と吉野に分裂した。 北朝は京都御所として500年以上利用され、南朝はお花見の宴会会場になった。 歴代の偉人も感動するほどの桜の美しさが令和時代でも観られる。 2024年は京都のお花見スポットについて話します。京都の桜の開花予想は3月24日です。2022年、名古屋の桜スポット、2023年、東京の桜スポットについてお話ししました。詳しくは、下の記事をお読みください。 2024年は、前編、後編に分けて京都の桜についてお話しします。

春の京都の片隅を歩く。桜の行方を追いかけ彷徨う日には

4月1日。新生活にドキドキしたり、そうでなくてもなんとなく背筋がピンとしたり。フリーランスで特に環境に変わりはない私ですら、「新しい区切りだな」と思えるこの時期が好き。4月1日、桜の開花も進みつつあり、そして京都の天気予報は大きな晴れマーク。いいスタートを切るためにも、始まりにふさわしいこの日を、桜巡りDayに充てることとした。 気づいたら、1日で10キロ近く歩いていた。歩こうと思って歩いたわけではなく、桜を追い求めていたら、歩いていたのだ。バスは混雑していてあまり乗る気に

泊まれる本屋?体験型ホテル「TUNE STAY KYOTO」

最近、「泊まれるホニャララ」を楽しんでます。 以前、ホテルにおいて、とにかく広さに興奮してた頃は、京都や日光のリッツカールトンスイート(277㎡)や、ハレクラニ沖縄のペントハウス「オーキッドスイート」(294㎡)に宿泊したり、古さと歴史に魅了されてクラシックホテルを巡ったりしていましたが、今は、ユニークなコンセプトに萌えるんだな~♪ 先週は、泊まれる京町家「NAZUNA京都 椿通」の宿泊記の記事を書きました。 今回は、「泊まれる本屋」とも言える「TUNE STAY KYO

京都が大好きな私が、さらに大好きでたまらない場所について。丸太町~出町柳~鴨川

京都が大好きでたまらずに移り住んでしまった私だけれど、その京都の中でも、とりわけ大好きなエリアがある。それが、神宮丸太町~出町柳~下鴨神社のあたりだ。地図でいうと、鴨川が左右に分かれて、賀茂川(西)と高野川(東)に分岐するちょうどそのあたり。 晴れた日には、ついこのエリアを散歩したりカフェにふらっと立ち寄りたくなったりする。数ある大好きな京都のエリアの中でも、特別視したくなるほどにお気に入りのエリアなのだ。 今日はそんな大好きな場所で過ごすお気に入りの時間、場所をまとめて

行きたい場所を繋いでいく自転車旅。

私が京都を好きな理由のひとつに、自転車でどこにでも行ける、というものがある。京都の街はコンパクトにぎゅっとまとめられていて、道は碁盤の目状に広がっているので、道に迷うこともなく、北へ南へすいすいと進める。鴨川を走り抜けば、信号もなく快適に風を感じられる。自転車で走るには実に快適な街だ。 春の訪れをひそかに感じる日々。実際はまだ寒いけれど、冷たい空気のなか太陽に照らされて揺らめく木陰や澄んだ青空を見ていると、外に出たくてたまらなくて、いつのまにか新しい場所へと足を運んでいる。

(trip)1泊2日で京都と奈良を欲張る旅

三連休よりも一足早く木曜日からお休みをもらい、1泊2日で京都と奈良に行ってきました。 いろんなものが見られてとても楽しかったので、旅路をまとめたいと思います。 1日目10:30〜 新幹線で移動 東京から京都へ新幹線へ移動。やっぱり新幹線といえば駅弁ですよね!10時半ごろの新幹線だったので、早めのお昼ご飯も兼ねてお弁当を楽しみながら移動しました。 13:30〜 伏見稲荷神社 ずっと行ってみたかった伏見稲荷神社。千本鳥居の空間を体験してみたかったんです。実際に行ってみた

京の紅葉~錦秋の装い

はじめに春に花、夏に祭、秋に紅葉、冬に雪。 歴史ある風情と共に移ろいゆく季節を感じるとき、 日本人として生まれながら、日々の生活で忘れてしまっている何かに気付かせてくれる。 千年の都・京都にはそんな魅力があるように思います。 暑さが和らぎ、ようやく季節が進んできました。 朝晩の冷え込みなど感じると、気になるのは木々の色付き。 野山の錦とも言われる紅葉は、春の花見と並んで日本の四季を強く感じる自然の贈り物です。 紅葉の名所は全国各地にありますが、その美しさと密度では、やはり

「本棚の中で眠りたい」 始まりの旅

2019年2月、初めての一人旅は京都だった。 大阪に住んでいる私にとって京都はとても身近な存在であり、よく訪れていた場所でもある。だからそれは旅といえるほどの距離ではなかったかもしれない。 よく知っている電車に乗り、よく知っている駅で降り、よく知っている道を歩く。それはとても馴染み深く、日常の延長線のような2日間だった。それでも「全ての時間は自分のためだけにある。これは自分だけの旅なのだ」と考えるだけで、それは「特別な2日間」へと変わったのだった。 今回の一人旅のコンセプ

はじめてのひとり旅は”京都”でした

もう20年以上前の話ですが。 「いつかひとり旅をするとき、はじめての行き先は京都」と決めて実現した3泊4日の京都旅。ガイドブックを購入し行き先を決めて、交通機関を調べる。食べたいものとか神社やお寺など、下調べにかなり時間がかかりました。振り返ると、その時間がいちばん楽しかったりするのですが。 はじめての場所だし、ひとり女子旅だし、若かったし。 道ゆく人と目を合わせないように急足で歩くことを心がけました。 しかも、ガイドブックを見ながらキョロキョロしながら歩くと、いかにも

京都喫茶店の歴史を尋ねる旅② 戦後の復興と喫茶店

京都は、全国トップクラスのコーヒーとパンを愛する街です。また、第二次世界大戦でほとんど空襲の被害にあっていないため、戦前からの喫茶店も残っています。そんな京都ならではの歴史を感じたくて、レトロな喫茶店を巡っています。 今回は、戦後1940年代から50年代に誕生した喫茶店をご紹介します。この時期に、京都に本店をおくチェーン店も創業しています。 1940年 イノダコーヒおそらく京都で一番有名な珈琲屋さんではないでしょうか?京都駅や地下街にも店舗があります。東京大丸や横浜高島屋

京都喫茶店の歴史を尋ねる旅① 昭和初期に開業した喫茶店

京都は、全国トップクラスのコーヒーとパンを愛する街です。 総務省統計局の家計調査によると、京都市はコーヒーとパンの年間消費量が第1位です。京都は大学数が多いので、学生や教授がカフェに集まりコーヒーを飲む文化が根付いたのではないか、ともいわれているようです。  そのためコーヒー店や喫茶店の数も多くあります。京都は第二次世界大戦でほとんど空襲の被害にあっていないため、戦前からの喫茶店が残っているケースもあります。 そんな京都ならではの歴史を感じたくて、東京から旅してレトロな

【京都旅】今年最後の紅葉駆け込みレポート

12月頭のわたしです。 京都に3日間おりました。 流石に紅葉終わってるよな〜〜〜と思ってたんですが、まさかの暖冬による影響でギリギリ紅葉に滑り込めたんですよ🍁うれしい!! 社会人になってから毎年1回は京都へ訪れてたんですけど、紅葉を見るのは実は今回初めてで。ここぞとばかりに紅葉を思う存分楽しみました!! ・1日目⚫圓光寺 徳川家康にゆかりのある圓光寺は紅葉の名所と教えてもらいまず初めに訪れたんですが、どこを見渡しても真っ赤な紅葉。 木々を彩る紅葉だけじゃなくて、庭一

京都の寺社巡り〜熊野神社・常照皇寺

11月4日 おっさんからお昼ご飯は久しぶりに蕎麦にしようと言われ毎回同じメニューを頼んでばかりの私は、この気温に冷たい蕎麦は…温かい蕎麦も食べられるか分からないしと若干渋っていたもののお店に到着。 杞憂なことに、いつも食べている蕎麦が温かくなっただけでした。これからは、美味しいお蕎麦が冬でも食べられます。 さてさて蕎麦を食べて、この日はやや遠出。 最初に来たのは京都市右京区京北の熊野神社です。 狛犬さん。 本殿。布に名前が書かれていたのでモザイクをかけています。

京都の休日 60 〜【ひらまつ高台寺】日仏の美しさとけ合う初冬のひと時を〜

街中のきらめく時が やってまいりました。 そのような季節に 訪れたくなるのが 「レストランひらまつ 高台寺」さんです。 豊臣秀吉、ねねの愛した 京都・高台寺にあります フレンチレストラン。 京都の食材に彩られた 正統派フレンチを ずっと眺めていたい 京都の美しい景色とともに 堪能できるのです。 ランチメニューの一例を ご紹介いたします。 (お料理の写真はメニュー内容と ことなります。ごめんなさい!) ・栗のフォンダンと黒トリュフ風味の ロワイヤル仕立て 小さなフイ