マガジンのカバー画像

ほんのひととき編集部が気になった記事

541
ここでは、旅と本のウェブマガジン「ほんのひととき」の編集部が気になったnoteをまとめています。おもに、旅や文化歴史にまつわるもの、本や書店を紹介したもの、ほんのひとときの記事を… もっと読む
運営しているクリエイター

#旅のフォトアルバム

文学から富山に触れる場所:高志の国 文学館

こんにちは GWに岐阜から富山のルートで回った建築探訪。 伝統的な地域のお話が続いたので、 今回は巡ったうちの一つ、現代建築を訪ねたお話をしていこうと思います。 訪ねた先は富山県富山市にある「高志の国文学館」という公共施設。 そこは存在感が際立つ建築とはまた違った、周囲の環境に溶け込んでいるような建築でした。 それでは、 少しの時間、お付き合いいただけると嬉しいです。 |高志の国文学館とは 富山市街地の中心にある「高志の国文学館」 実際に訪れてみると大通りから中

トロピカルな夫

お酒を飲むと性格が変わる人、ハンドルを握ると人格が変化する人がいるけれど、私の夫はハワイに来ると人格が変わるタイプの人間であることが判明した。 日本にいるときには私にだけ懐いている幻の野生動物みたいだった夫が、ハワイでの滞在時間が長くなるにつれてトロピカルな生物へと変化していったのだ。 ハワイ効果、恐るべし。 ハワイに着きたてホヤホヤの私たちは、チェックインしようとホテルに向かった。 「予約していた〇〇です」 夫が英語で名乗ると、フロントの人は「宿泊は二人ですよね、もうお一

ポルトガル ポルト1泊~女子ひとり旅日記~

リスボンで2日間を過ごし、早朝にポルトに移動する。日本からの移動3日、滞在3日の時間のない旅行なので、まだ暗いうちから動き出した。 まだ夜の気配しかない朝の5時台にホテルを出るのは、なかなかに緊張する時間だった。泊まったのがリスボンの中心地で、朝からバスや電車が動いていて良かった。そわそわしながらバックパックを抱えて出て、でも人がいなくても穏やかな街の様子が変わっていないことに安心した。 この滞在中に何度も通った中央の広場から、バスでSanta Apolonia駅へ。こ

ポルトガル リスボン1日目~女子ひとり旅日記~

久しぶりのヨーロッパ。憧れのポルトガル。ドバイ乗り換えでほとんど1日かけてやってきたリスボンは、まだ少し寒く、でも街を歩くと汗が滲んでくる気候だった。 空港に着いたときにはエコノミークラスと時差ボケが効いて、ふらりとしていたけれど、着いてしまえば電車への乗り換えもそんなに難しくない。少し肩を強張らせて乗った地下鉄だったが、リスボンのそれは日本のものと同じように、程よく穏やかな空気が流れていた。 目的地のBaixa Chiado駅に着く。地下から長いエスカレーターで登りきる

わたしが旅するかわいい世界#2|小豆島

「世界の宝石」とも言われる瀬戸内海。 そこに浮かぶ小さな島「小豆島」は、かつて行われたアート展「瀬戸内国際芸術祭」により、島中にアートが点在しています。 島をぐるっと1周するとなると、車でだいたい3時間ぐらいなんだそう。日帰り旅行にぴったり。 今回は2度目の訪問。 瀬戸内国際芸術祭は3年に1度開催されるらしく、2022年の開催で島内のアートがまた増えたとの情報が。 増えたアートのひとつに心ときめいてしまい、足を運んだわけです。 わたしたちが訪れたのは、2023年5

ポルトで「世界一うつくしい書店」を訪れて

ポルトガルを訪れて3日目、ポルトという街にやってきました。どこに行こうか調べているとき、真っ先に目に入った言葉がありました。「世界一美しいと言われる書店」。 リスボンからポルトに向かう特急に揺られながら、急いでチケットを予約しました。 その美しさに魅了され、ハリーポッターの作者もその執筆中に通い詰めたそうです。だからハリポタファンからの人気も高く、並ぶ覚悟でチケットを買う必要があると言います。 公式サイトから、日付と時間を選びます。30分ずつ区切られた時間から、12時を

「クラゲ水族館」へ行ってきた 日帰り弾丸山形横断旅

 先日,あまり利用する機会のない山形県内の2つの空港と,過去にニュースやSNSなどで取り上げられて「クラゲ水族館」として話題となった加茂水族館に行きたいと思い,日帰りで弾丸山形横断旅に行ってきましたので,今回はその旅の記録をお届けします. おいしい庄内空港 山形県には,県の北西の酒田市にある庄内空港と,県の東の東根市にある山形空港の,2つの空港があり,どちらも空港名に「おいしい」を冠した愛称で親しまれている.  今回は,ANAだけが就航する庄内空港行きの便に乗り,山形県の西

泊まれる本屋?体験型ホテル「TUNE STAY KYOTO」

最近、「泊まれるホニャララ」を楽しんでます。 以前、ホテルにおいて、とにかく広さに興奮してた頃は、京都や日光のリッツカールトンスイート(277㎡)や、ハレクラニ沖縄のペントハウス「オーキッドスイート」(294㎡)に宿泊したり、古さと歴史に魅了されてクラシックホテルを巡ったりしていましたが、今は、ユニークなコンセプトに萌えるんだな~♪ 先週は、泊まれる京町家「NAZUNA京都 椿通」の宿泊記の記事を書きました。 今回は、「泊まれる本屋」とも言える「TUNE STAY KYO

京都が大好きな私が、さらに大好きでたまらない場所について。丸太町~出町柳~鴨川

京都が大好きでたまらずに移り住んでしまった私だけれど、その京都の中でも、とりわけ大好きなエリアがある。それが、神宮丸太町~出町柳~下鴨神社のあたりだ。地図でいうと、鴨川が左右に分かれて、賀茂川(西)と高野川(東)に分岐するちょうどそのあたり。 晴れた日には、ついこのエリアを散歩したりカフェにふらっと立ち寄りたくなったりする。数ある大好きな京都のエリアの中でも、特別視したくなるほどにお気に入りのエリアなのだ。 今日はそんな大好きな場所で過ごすお気に入りの時間、場所をまとめて

史上初!姫路城「西小天守特別公開」

 言わずと知れた世界遺産・姫路城。白亜の国宝天守はあまりに有名です。  姫路城の天守は、複数の建物が連なった「連立式天守」という形式です。ひときわ目立つ「大天守」の周りに、三つの小さな天守が付属しています。西小天守、東小天守、乾小天守です。  天守の建物群のうち、大天守はいつでも入場可能、東小天守や乾小天守は定期的に特別公開されていました。しかし、西小天守はこれまで公開されたことがありませんでした。  2024年2月、世界遺産登録30周年を記念し、西小天守が初めて公開さ

瀬戸内旅行記

今回のnoteでは、2023年6月、7月にした瀬戸内地域の旅行をまとめて紹介する。 瀬戸内旅行①以下、2023年6月8日にした、瀬戸内日帰り旅行を記録していく。 拙僧の父親がその辺りを旅行するということだったので、拙僧が便乗する形で連れて行ってもらった。 まず、岡山で東京から来た父親と合流し、車に乗って亀老山展望公園を訪れた。 亀老山展望公園からは来島海峡大橋を見渡すことができたのだが、天気があまり良くなかったこともあり、景色が霞んでいたのが少し残念である() 次に

遺跡レポ:飛鳥の「石舞台古墳」と「酒船石」の不思議な魅力。祭祀の謎に触れる?!

【写真10枚】  京都駅から近畿日本鉄道でおよそ1時間半。日本人の心の故郷といわれる飛鳥がある。飛鳥駅から自転車を借りて約10分走れば、石舞台古墳だ。 石舞台古墳の内部へ  蘇我馬子のお墓と言われる石舞台古墳。7世紀に作られた、日本最大級の方墳だ。  天井に使われている巨石は77トン、総重量は2,300トンと推定されている²  石材は3キロほど上流にある峰のふもとから運ばれたらしい。ソリのような運搬道具を用いたことがわかっている¹。 名前の由来  天井に使われた石

スペイン アルハンブラ宮殿 -Palacios Nazaríes-

スペイン アンダルシア州のいくつかの街を周る旅、前回のアルハンブラ宮殿"ヘネラリーフェ"から次へと移動… "ナスル朝宮殿"へと進みたいところだが、わたしと同居人のナスル朝宮殿の入場時間は、旅の数週間前、事前に公式サイトでチケット購入した段階で入場時間を選択している。 ナスル朝宮殿は人数制限があり、入場時間を決定しておく必要がある。 (特にハイシーズンなど、ナスル朝宮殿の当日チケットはすぐに完売することも多いので、事前購入しておく事がベストかと。) まだ時間に余裕があった

「写真することが楽しい」美術館と日本海の山陰旅行記〜鳥取編

山陰旅行4日目は宿泊した鳥取県米子市で朝からレンタカーを借りました。 それまでの旅行記はこちら↓ 水木しげるロード(境港市)境港と言えば水木しげるロード。「ゲゲゲの鬼太郎」も「悪魔くん」もNHK朝ドラ「ゲゲゲの女房」も見ていたので楽しみにしていました。 境港駅近くの市営駐車場に車を停めて、境港駅から見て回りました。

有料
300