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ほんのひととき編集部が気になった記事

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ここでは、旅と本のウェブマガジン「ほんのひととき」の編集部が気になったnoteをまとめています。おもに、旅や文化歴史にまつわるもの、本や書店を紹介したもの、ほんのひとときの記事を… もっと読む
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#観光

岡山城「月見櫓特別公開」訪問記

 私のnoteを読んでくださっている方は、城の「特別公開」に関する記事が非常に多いことに気づくと思います。  これまで、姫路城・大坂城・明石城・備中松山城の特別公開の記事を公開してきました。江戸城の一般参観の記事もこのカテゴリに入るかもしれません。各地の城の特別公開に行ってみるのが私のマイブームなのです。  昨年11月には、岡山城で重要文化財の「月見櫓」が公開されたため、訪問してきました。 奇跡的に残った櫓 岡山城は第二次世界大戦中の空襲により、天守をはじめとする多くの建

京の紅葉~錦秋の装い

はじめに春に花、夏に祭、秋に紅葉、冬に雪。 歴史ある風情と共に移ろいゆく季節を感じるとき、 日本人として生まれながら、日々の生活で忘れてしまっている何かに気付かせてくれる。 千年の都・京都にはそんな魅力があるように思います。 暑さが和らぎ、ようやく季節が進んできました。 朝晩の冷え込みなど感じると、気になるのは木々の色付き。 野山の錦とも言われる紅葉は、春の花見と並んで日本の四季を強く感じる自然の贈り物です。 紅葉の名所は全国各地にありますが、その美しさと密度では、やはり

いつだって違った顔を見せてくれるんだよな、砂丘は。│ 鳥取旅行 砂丘編

彼方に広がる燃える砂。夕日に連れられ沈む空。 聞こえるのは波の音だけ。私は地球で一人きり。 寂しくなんてない。自分の脚で立っている。 そう「わかる」ようになっただけなのだから。 砂丘やべええええええええええええええええええええええええええーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!先に言っとくわ。絶対に行った方がいい。 まじで人生観変わるから。 帰ってきて1カ月くらい経ってるけど毎日砂丘に思いを馳せてる。 いやね、誘われたのよ。砂丘に。鳥取に。 友達に

【国宝 松本城】|信州松本の名城と美ヶ原温泉

全国各地にある百名城の中でも、常に上位に位置する信州長野の国宝・松本城。 優美な天守の姿と素晴らしい景観を同時に楽しめる唯一無二の城です。 その美しさは、お城好きの方でなくとも魅了されるに違いありません。 松本城の城下町には蔵街が広がり、少し脚を伸ばせば美ヶ原温泉も。 今回は私が訪れたお城の中でも1、2位を争う松本城の魅力を解説していきます。 松本城へ行くには私は東京在住なので、新宿駅から特急スーパーあずさでおよそ2時間40分。 松本駅から松本城までは徒歩15〜2

山水画の世界!漓江川下り×音楽溢れる陽朔の街探検【桂林・陽朔観光】

こんにちは、小羊です。 今日は、広西省チワン族自治州の旅行記第二弾として、中国一の絶景が楽しめると名高い「漓江」という川を桂林市から陽朔市に下るコース、そして、陽朔市の街歩きの様子をご紹介でしたいと思います☺️ なお、広西省チワン族自治州のグルメ情報は既にこちらの記事で紹介しているので、良ければ併せて読んでみてね。独特なグルメが多くて面白いですよ。 漓江の川下りは桂林市からスタート! 実は川下りの方法は竹の筏やジェット船など色々とあるのですが、桂林〜陽朔までは約4〜5時

大人の旅スタイル〜ベトナム・ホーチミン&タイ・バンコクの旅〜⑦4日目アユタヤ日帰り旅行

アユタヤ半日観光 アユタヤ半日観光日本語ツアーを弟が手配してくれました。 数多あるツアーの中から、シンプルにアユタヤ観光をするだけのものを選んでくれたそうです。 アユタヤ観光にしてはゆっくりめの朝8時に出発して午後2時半に戻ってくる6時間半のコース。 料金は1人2,200BTS、日本円で9,000円でした。 アユタヤは遺跡の町として、ユネスコの世界文化遺産に登録されています。 バンコクからは北へ約80Km、片道1時間半ぐらい。 周囲をチャオプラヤー川に囲まれた中洲にあり

10年越しですべての都道府県を旅した

とうとう、47都道府県すべてに足を踏み入れ、観光し、制覇しました。 ちなみに最初の都道府県はふるさと愛知県、最後の都道府県は佐賀県でした。 47都道府県制覇してやろうと思い立った大学生の春。 制覇の基準は各都道府県につき、1つ以上の町を観光すること。 新しい町を訪れるたびに、「まだ知らない日本の姿」がそこにはありました。 桜が咲き誇る古都や新緑生い茂る森、はたまた、入道雲が彩る夏空のひまわり畑に粉雪舞い散る雪原。 旅を共にしたカメラの中には、いろんな日本が残されてい

息をのむ紅葉絶景|「滋賀」3泊4日琵琶湖一周旅③

今回の記事は【「滋賀」3泊4日琵琶湖一周旅 3日目】となり、「比叡山延暦寺」、「西教寺」と「旧竹林院」のご紹介です。 前夜に体験した石山寺での紅葉ライトアップの絶景があまりに素晴らしく、その名残をとどめる中、比叡山に向け車を走らせます。 この日は「日本仏教の母山」に圧倒され、ふたたび紅葉絶景とライトアップにも魅了された1日となりました。 見所満載の内容なので、ぜひご一読ください。 【1日目&2日目の記事は↓からどうぞ】 【夢見が丘展望台】琵琶湖の絶景スポット大津方面

旅は人情、おれの惨状 │ 京都旅行 天橋立編

「お待たせしました!ゲソ天です!」隣のテーブルに皿が運ばれた。 お婆ちゃんは黄金色に輝くそれを見て喜ぶどころか困惑している。どうやらお腹がいっぱいで下げてもらいたいらしい。それは困ると店員さん。 「あ、ぼくちょうど注文しようと思ってたんで、もらいますよ!!」 爽やかに男は言った。 店内は拍手喝采。詰め掛けたオーディエンスが居酒屋を揺らす。黄色い声で包まれた優しい世界。ゲソ天もうまかった。 一時間後、男はほろ酔いで店をあとにした。帰ってレシートを見るとそこにゲソ天の姿は無

息をのむ紅葉絶景|「滋賀」3泊4日琵琶湖一周旅②

前回の記事【「滋賀」3泊4日琵琶湖一周旅 1日目】に続き、今回は2日目に訪れたスポットをご紹介します。 1日目ですでに見所満載となりましたが、2日目はさらに目を奪われる素晴らしい光景が続出でしたのでぜひご覧ください。 【1日目の記事は↓からどうぞ】 【近江八幡】屋形船での八幡堀めぐり2日目は午前10:00から、前夜に宿泊した近江八幡市での「八幡堀めぐり」でスタート。 八幡堀めぐりはぜひ体験してもらいたいイベントの1つです。 昔ながらの屋形船で水上から風情のある近江八

息をのむ紅葉絶景|「滋賀」3泊4日琵琶湖一周旅①

紅葉の名所として、多くの方が真っ先に思い浮かべるのは京都でしょう。 私は2003年に京都の紅葉を見に行き、あまりの美しさに感動したことを今でも憶えています。 20年経った2023年11月末、また紅葉めぐりがしたいと計画したところ、偶然ネットで見つけたのが滋賀の紅葉情報でした。 実は滋賀県には紅葉絶景スポットが数多くありながら、京都と違い混雑していないので穴場中の穴場と言えます。 実際に訪れて目にした紅葉の素晴らしさは、京都にも負けないほど感動的なものでした。 日中は

【新江ノ島水族館】冬限定イベント!宝石みたいなJewerium(ジュエリウム)

江ノ島の人気観光スポット「新江ノ島水族館」で冬季限定のイベントが始まったよ! 宝石のようにキラキラ輝くイルミネーションや新江ノ島水族館で開催中の特別展示についてご紹介します✨ 冬季限定 Jewerium(ジュエリウム)「Jewerium(ジュエリウム)」とは、宝石「Jewel(ジュエル)」と水族館「Aquarium(アクアリウム)」を組み合わせた新江ノ島水族館(えのすい)独自の合成語🐟 宝石がもつ3つの要素である「透明感・色彩・輝き」をテーマにしたこの冬季限定イベントで

京都・等持院の空気が好き ~ちょっと穴場な京都旅行

 先日、初めて京都の等持院に足を運びました。足利尊氏に由来する場所で、大きな達磨のような絵画『天龍寺派 元管長 関牧翁老師筆・祖師像』や霊光殿に安置されている足利歴代の将軍像(5代・14代を除く)を見られる……と聞けば、歴史に明るい方はピンと来るかもしれません。  私が足を運んだのは飛び石連休の最終日、日曜の朝でお天気もいいという絶好の行楽日和。ですが、私と友人以外の見物客は2組ほどというのんびりとした澄んだ空気の中、庭や建物を堪能できました。こんなに素敵な場所があるなんて

ちょうど1年前、旅行ではじめて海士町に来たときのこと

初めて海士町にやってきたのは、去年の11月のこと。 初の長時間フェリー、ほとんど初めての離島。なにも知らなかった私が、海士町を二泊三日で訪れたときのお話です。 ・・・・・・・・ 海士町note担当、R5年度大人の島留学の柿添です。 今年の4月に海士町へ移住することに決まったのが、去年の9月ごろ。 「移住前に一度行ってみよう!」と一年前の11月、羽田空港を出発し二泊三日の旅に出発しました✈️ 初めて降り立った米子空港! この道をまっすぐ進むと、境線の米子空港駅につながり