働き方改革

プチ情報①:働き方改革成功のPOINTは”Why思考”

9割の企業が働き方改革に失敗

働き方改革の号令が出て久しい中、いろんなアクションが各企業でなされていますが、実に9割の企業が働き方改革に失敗しているのが実態とのこと。

週休3日や17時台退社、フレックス導入など残業減につながる取組みが多数導入される中で、そこで働く社員が“働き方改革がなされている実感”を抱いている企業が12%しかなく、逆の約9割の企業は働き方改革がうまく機能していないということです。

その要因は“はき違えた目的”“ビジョンの不透明さ”があると言います。
本来の働き方改革は、目指すべきビジョン・来るべき未来を社員が想像でき、そのために無駄の削除、業務効率化を行っていく、つまりは働き方改革は自発的な行動であるべきなんです。

Not働き方改革!Yes働かせ改革!

ただし、今の多くの企業では「残業するな」「でも成績落とすな」「やることはやれ」という一方的な指示・指令に近いものになっています。
これは、Not働き方改革であり、Yes働かせ改革(≒残業撲滅・残業代減少改革)なんだと感じます。

働き方改革が大きく加速したのは、電通などで過度な残業による自殺、その他飲食業界でのサビ残や過労死といった問題があってだと思っています。
でも、残業がなくても過労死したり、精神的に追い込まれたりといった人は後を絶たないんです。
つまりは、残業がそういった人を壊すガンであるという訳ではないんです。

POINTは””Why思考”

働き方改革がうまくいった1割の企業に共通するのは、彼らがWhy思考の企業であったということです。
「なぜ残業が多いのか?業務に偏りがあるのか?」
「なぜ心労が重なる人が増えてしまっているのか?」
「なぜ働き方改革〔企業側のアクション〕が響いていない、理解されていないのか?」

すべてをWhy思考で洗い出し、真摯に受け止め、そして真なる働き方改革に向けた行動を実現できているか。
これからますます働き方改革が叫ばれていくと思います。

果たして、残り9割の企業の中で真に働き方改革ができる企業はどれだけ増えてくるのか?
このまま働かせ改革に留まりたくはないですよね。自社もそうあってくれることを願います。


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