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明日B落ち発表らしいのでアップ始めます。

 いよいよ時が来ましたね。

 海外の環境だとすでに8月末の段階でBのカードが落とされてCマークからのスタンダードの環境になっているので、レギュ落ちからしばらくの間は海外の環境を参考にしてデッキを組む人も多くいるのではと思います。子ズガは火打石がなくなるのでエネルギー20枚くらいの多投した構築が流行しそうですね。弱点を突ける鋼タイプが鋼鉄のフライパンをレギュ落ちで失う一方で、溶接工がCなので生き残るのも炎デッキにとっては追い風になるかと思います。

 さてお話は変わるのですが。

 こちらはぼくが海外環境でのローテ落ち発表時に書いた記事でございまして、「Bのカード使えなくなるけどどうすればいいか?」という人に向けて「スタンダードでBが落ちてもエクストラでは変わらず使える」ということを伝えるために書いたものになります。といっても、Bマークのカードって実は人材の層が薄い世代なので、同じ弾のカードの中で比較的印象の薄かったヒンバスあたりまで10選に入ってくるくらいなのですが。むしろガブギラやレシゼク、三神など強力なドラゴンが多く居合わせるCマークのほうが、エクストラで強力なカードというのは多いように感じます。海外のエクストラだと三神ザシアンにウルトラネクロズマGXを入れてめつぼうのひかりを使うことでマッドパーティや夜の行進への対策とする構築も見られるようですが、個人的にはオルタージェネシスGXの権利を捨ててまで使う価値のある技か?というのは疑問があります。マッドパーティを強く見るのであれば、あやかしのまいのオドリドリの方が強そうには感じますけどね。


 そして、個人的にエクストラの環境と向き合ってきて感じたことは、「レギュ落ちでお気に入りのカードが使えなくなった人のために、スタンダードでは使えなくなったカードを引き続き使うことができる『受け皿』としてエクストラの大会はやっぱり必要」ということです。今までのレギュ落ちの時に起こった現象を思い出してみてください。かつてのポケカブームの頃にSM環境の一線級を担ってきたゾロアークもそうですが、レギュ落ちによりスタンダードで使えなくなったことで「好きなカードが使えなくなったからポケカ辞める」という層は数多くいたはずだと思います。これがMTGの場合、ローテ落ちによってスタンダードで使えなくなったとしても、モダンだとかレガシーだとかの過去のカードも使えるフォーマットが充実しており、公認大会も店舗レベルでコンスタントに開催されているなど、スタンダードで使えなくなったカードに対するサポートが充実しています。しかし、これがポケモンカードの場合だとどうでしょう。店舗レベルの公認大会であるジムバトルだとほぼ全ての会場でスタンダードでしか開催されておらず、さらに2021シーズンに突入してからのCL・シティリーグといった大型大会でもエクストラレギュレーションの開催が削減されてスタンダードでしか大会が行われないなど、エクストラの環境を本格的に触るというのは困難な状況にあります。そのような状況の中で、「スタンダードでB落ちるけど、Bのカードまだ使いたいからエクストラ始めよう」というプレイヤー層が現れるのでしょうか?今のエクストラの大会の少なさを見ると「エレキパワー使いたい」とか「プリズムスター使いたい」とかそういう層のプレイヤーに対する受け皿となる場所が、現状のままだと満足に確保できないが大丈夫か?とぼくは思います。もっとも、Bマークのカードの中でスタンダードの一番の出世株であった願い星ジラーチはサイレントラボで阻止されたりオカルトマニアで特性消されたりと活躍は見込めなかったりするのですが、先述したもぐるヒンバスのようにスタンダードでは活躍の場がほぼ見込めなかったカードでもエクストラでは存在意義を得られるというカードがいたりするのがエクストラの環境の醍醐味でもあるので、今後の展開がどうなっていくのかというのはじっくり見守っていきたいと思います。

正直この欄の使い方がよくわかってない