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陰謀論/定説/常識の検証シリーズ19 「精巧なゴムマスクは存在するのか?」

 今回はささっと終わらす。

 「これは、精巧なゴムマスクにより本人になりすましている替え玉だ!」と主張する投稿が多くてうんざりしていることは本シリーズの17で取り上げた。

 今回は、ゴムマスクに絞って物理的な検証をする。

 よく考えると、このゴムマスクなるもの、極めて嘘っぽいことが分かる。

 具体的に上げていくと、

①瞼をどうするのか?

②鼻をどうするのか?

③口をどうするのか?

④耳をどうするのか?

⑤目の間隔

 単純にこれだけ問題がある。
 それぞれ見て行く。

①瞼。目玉はマスクの下の人間の物を見せているはずだ。ここに異論はないだろう。
 となると次は瞼をどうしているのかという話になる。

 マスクは、瞼を開いた状態の目玉が全部見える大きさにくり抜かれていることになるはずだ。
 すると、マスクの目の穴の縁が見えてしまうはずで、ここの処理をどうしているのだろうか?

②鼻。
 鼻にもゴムを被せているので、まずは中の人間の鼻は、成りすましたい人間の鼻より小さくなければいけない。

 マスクは恐らく鼻の穴の縁で切っているだろうから、そこにもマスクと本物の鼻との境目が見えるはずだ。ここの処理もかなり難しいだろう。

③口。
 当然唇までゴムのはずだ。ではその境目はどこなのか?どこで切ってもおかしなことになるだろう。本人の口の動きにマスクが追従するのだろうか?常識的に考えてあり得ない。

④耳
 この薄っぺらい耳を覆うようなゴムを被せるのだろうか?そうだとしたら下の人間の耳と違う形のゴムを被せるのは不可能だ。できるのは、下の人間の耳と同じ形のゴムを被せることだけだ。すると耳が全体に厚ぼったくなる。
 耳の穴のところにも境目が来るだろう。穴なしにはできないから。この境目の処理も厄介だと思う。

 あるいは、耳は倒して後頭部側に収納する。少し出っ張るが、髪の毛があれば隠せそうだ。
 ただし私や佐藤藍子さんのように耳の立った人間には使えない。

 ⑤目の間隔が本人と偽物とで違っていると装着は無理だろう。

 そして究極はこれだ。

 これを見てゴムマスクのレベルの高さに驚き、信じるようになった人もいると思うが、そんな自分の目の節穴振りを再認識するいい機会になるだろう。

 お分かりだろうか?
 一見、精巧なマスクに見えるが、マスクにあるはずの髪の毛が何故かマスクを取ると消滅してしまう! 

 このような動画は簡単に作れてしまうようだ。

 一方で、本当に作ったと思われるゴムマスクはこれ。

 よくできているが、口の動きはかなり制限されている感じだ。

[2024.5.2追記]
上の動画は削除されてしまったようだ。

別のゴムマスク動画があったのでご紹介する。

かなり目の大きい女性のゴムマスクだが、目の小さい人が被ったらこうはならないことはお分かりだろう。

筆者の判定

 理屈から考えて、精巧なゴムマスクは存在し得ない。全てCGであろう。

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