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小説をiOS読み上げで聞いた

以前から書いているように、俺はKindle本をiOSの読み上げで聞くことが多い。

特に最近はKindle本を読むより聞く比率が増えている。文化史本は紙でしか出ていないことが多く、目で読む時間はこれに費やされるからだ。そうすると読了したKindle本の傾向に偏りが生じてきた。

ジャンルによって読み上げに向き不向きは存在する。どうしたって読み上げだと普通に目で読む時に比べて理解力が落ちる。その上、俺が理解状況に関わらず、ページは勝手に先へと進んでいく。だから内容を把握しやすいジャンルの本が望ましい。

俺の場合、これは自己啓発書やビジネス書が最も読み上げに向いていた。歴史の本だと、比較的知っている古代ギリシア・ローマあたりの本が聞きやすい。この手のだと多少読み間違いがあったとしても、修正・補完することができる。

ただそうやって読みやすそうな本ばかり選んでいると、だんだん飽きてくる。ビジネス書はもういいやと思えるし、歴史関係も読む気が失せてきた。年末年始のフランス旅行の関係で、フランス関係の本を続けて読んだのも理由として大きい。そろそろ最近ご無沙汰なジャンルの本を読みたくなってきた。

そこでふっと思いついたのが小説である。俺は小説を読む時は一気に読みたいタイプだ。だから時間に余裕のある長期連休に読むことが多い。だが直近の長期連休である年末年始は、旅行があったので小説を読んでいなかった。だからそろそろ読みたいと思うようになったのである。

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