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原宿のフェンダーに行った話

友人の ザック・アームストロング と FENDER FLAGSHIP TOKYO に行った話と裏原宿の思い出話を綴りたいと思う。ざっくり挙げるとこんな感じだろうか。

  • バンドマンにおすすめしたい場所

  • 博物館 / 美術館 に行く感覚

  • おじさん達は裏原宿の思い出に浸る


ザック・アームストロング

ザック氏とは学生時代からのバンド仲間で大学の軽音部で出会った同期だ。当時を振り返ると、自分は入部してすぐ溶け込めたと感じたが、他の同期メンバーは部の飲み会が強烈だったことが原因か気軽に部活動へ参加できない様子で、同期同士が意気投合できたのは部の運営幹部になった2年の終盤〜翌年の夏合宿だったことを覚えている。

そんなクセのある軽音部だったが、ザック氏は同期にいたドラム3人のうち激しい曲が得意なドラマーで貴重な存在だった。あと趣味嗜好と笑いのツボが近かったことから何かとつるんでくれる悪友だったりする。ちなみに現在彼とは LINEグループ内の仮想バンド「坂戸マッチョマン」としてネット記事に対してわちゃわちゃ言う活動をしつつ、彼も note で日常を綴っている。

骨衣装を着せられたザック氏と若いころの俺(2003年)

雑な紹介で申し訳ない。そんな彼が「原宿のフェンダー行こうぜ!」と誘ってくれて、先日の出来事 で自身のマインドが10代に戻っていたこともあり、二つ返事で参加することを決めた。


FENDER FLAGSHIP TOKYO

久しぶりの原宿。駅が近代化したことや神宮橋にはバンギャではなく男性地下アイドルの女ヲタクが群がっていたことに驚きつつ、ザック氏と合流してフェンダー原宿へむかった。

あまり下調べしていなかったため「列に並ぶんかな?」とか「チケットとかあるんかな?」と思いつつ現地に到着したが、何の障害もなく普通に入店できた。楽器屋(ショップ)として展開しているためそのあたりは気にしなくて大丈夫そうだった。

店舗前からの眺め
  • 3階 カスタムショップのフロア

  • 2階 ギター、ベースのフロア

  • 1階 アーティストモデル+グッズ販売のフロア

  • 地下1階 アコースティックのフロア+カフェ

階段を上るだけでも面白い

アーティスト写真が飾られた階段でフロアを移動する。各階の詳しい説明は オフィシャルサイト に掲載されているフロアガイドを参照するとよいと思う。


1階フロア

物販スペースの一角
クッションカバーとコースターを購入

1階はアーティストモデルのほかにアクセサリーやグッズ販売のフロアとなっており、原宿店限定の商品もいくつか販売されていた。限定の黒ストラップかクッションカバーかで少し悩んで後者を購入した。


2階フロア

INORANのシグネイチャーが展示されていた
2階フロアの一角

2階はUSA製/JAPAN製のあらゆるギター・ベースが展示されていた。店員にお目当ての楽器を伝えて試奏している客もいたため、購入前提の検討であれば試奏も可能なようだ。一部のアーティストモデルは額装され説明付きの状態で展示されていてまるで博物館のようだった。


3階フロア

右下の赤PJがカッコよかった

3階はカスタムショップのフロアで、1~2階とは違ったラグジュアリーな雰囲気だった。扉で区切られた商談スペースは要予約らしいが、同じフロアに展示された楽器を眺めることは可能だった。

超高額ギターの展示スペース
1億するストラスキャスター
2024年2月現在 ¥107,800,000(税込)

1億のストラトはアラブの石油王でもない限り購入は無理だろうけど、100万のカスタムショップは一生モノと覚悟を決めれば購入できるんじゃないか…? と良い意味で変な気分にさせてくれる空間だった。

良い感じのスポットもある

地下1階フロア

ピック型のラグが可愛い

地下1階はアコースティックのフロア。カフェも併設されており、甘い音色を聴きながら茶をしばくのもオシャレだなーと思った。


60分ほどですべてのフロアを周れた。外国人観光客多めで日本人は少ないように感じた。入店したのが夕方17時頃だったこともあってかこの日は混雑していない様子だったが、アーティストが来店するようなイベントがあればそれなりに混雑しそうだ。

プレイヤーならFender目当ての楽器屋に入る。付き添いならタダで入れる博物館に行く。それぐらいの感覚で行ってみるのも良いと思う。楽器に携わってなくても音楽が好きならアーティストモデルを眺めるだけも楽しいだろうし、購入目的じゃなくても新しい発見があると思う。自分は充実した時間を過ごせたので周りのバンドマンにも勧めていきたい。


久しぶりの裏原宿

フェンダー原宿を出たあと裏原宿を歩いてみた。これは私の話だが、10年ほど前にスフィアのライブで代々木体育館に行ったことや地下アイドルにハマっていたとき Maison book girl 目当てで表参道のライブハウスに行ったことはある。しかしその時は裏原宿をスルーしていたため学生のとき以来の裏原散策となった。

90年代の高校生はこういった雑誌に夢中だった

当時はファッション誌の切り抜きや付録のマップを頼りにショップ巡りをした思い出がある。裏原文化を綴った記事は精通しているかたの方が面白いと思うため深堀りはしないが、自分が高校生の頃は聴いていたバンドの影響で BOUNTY HUNTER / DEVILOCK / TWIM / 67mission などパンク色が強いブランドに興味をもっていた。バウンティーハンター にも行った記憶があったため、当時を振り返りながら25年ぶりに店に行ってみた。

中央のテナントがバウンティーハンターだった

2021年8月に店舗営業を終了したらしく現在は違うショップになっていたが、この風景を見て当時の記憶が蘇りなんとも懐かしい思い出に浸ることができた。(現在バウンティーハンターは オンラインショップで展開している)

666店舗前にて

もう一箇所思い出があるショップ 666 にも行ってみたところ、当時の場所から移転しているようだったがキレイな店舗になっていた。ただ店内の雰囲気は当時と一緒で吊るされたライダースを眺めていると、アウターやリュックに缶バッヂを付けまくっていた パンクキッズの頃 を思い出してザック氏と共に沸いた。

この日はスケジュールの都合もあって2時間ぐらいの滞在で原宿を後にしたが、FENDER FLAGSHIP TOKYO には何回行っても良いし、明るい時間帯に裏原宿を歩くのも面白いだろうなーと感じたので、暖かくなった頃にまた訪れたいと思う。

ここまで読んでくれてありがとうございました。
その他の写真とザック氏のnoteは下記をご覧ください。


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