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『祈る子どもたち』       文 目黒実         絵 福田利之        アリエスブックス


糸島二丈に住むMさんから、今度立ち上がる  《はつしおとしょかん》

に寄付をしてくださった絵本📕

【子らよ、行きて愛せ!】

というメッセージが、今の世の中にひしひし、と伝わってくる。

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地球という星が、昔は氷で覆われていた頃、深いところで、静かなところでは、何かひっそりと呼吸をしていた。

太陽が宇宙の果てから顔を出した瞬間、生命の大爆発が起き、大神が叫ぶ。

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【子らよ、行きて愛せよ!】

アーダとハンヌが地上で出会い、手を取り合い、舞いとび、奥深くで静かに呼吸を紡いでいた、たくさんの命が本能を輝かせる為に、この地上の住人になった。

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幾年月、、ホモサピエンスが生まれ、移動をする。進化を遂げる人は、和を尊び、礼を尽くし、義に報じ、みんな平和に暮らした。

陽と大地の狭間に、〔火〕が生まれた時、

喜怒哀楽

だけでなく、愛と憎も生み出された、

人間の進化と堕落の始まり。

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善だけだった世界に、悪が誕生する。

善より勝る、憎の強靭。

憎や怒のエネルギーは強い。         攻撃的になり、破壊させる。時には、そのエネルギーを使って自らを奮い立たせるようにすることも私はあるんだけれど、それは果たしてエネルギーとしては、美しいのだろうか。。

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アーダとハンヌが祈る。

春に祈り、夏に祈り、秋に祈り、冬に祈り、雨に祈り、草に祈り、花に祈り、根に祈り、、

五穀豊穣を祈り、大地に祈り、他者に祈り、自らに祈り、、

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祈ることは、私たちの根源であると思う。

発達をし過ぎた人間は、祈ることを忘れた。

雨が降ること、太陽が出ること、命が宿ること、自分ではどうしようもできない事を、昔の人は知っていたから、祈った。

祈り続けた先に、その想いが届くことを知っていた。届かなくても、それはどうしようもない。ということも、、、自然には逆らえない。と、知っていた。

今の私たちは、自然の一部だということをどこかに置き去りにして、

お金で解決すること、権力で解決すること、暴力で解決すること、発達で解決することに、

時間を費やしてしまった。

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太古からのメッセージ。

我ら 祈りの民のこどもたちなのだと。

Mさん、絵本の寄付ありがとうございました📕 

色んな方の手に渡り、心のひだにズキンとも、しくしくとも、ピクリとも、触れていくと思います。

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