季節にまつわるおしゃれの話・番外編

ファッションが好きなんです。
そう口にすることに対して気恥ずかしさを感じてしまうのはわたしだけではないはず。
おしゃれなんです、と公言しているみたいに感じてしまう。
自意識過剰なんだと思う。

でも好きなのは事実なのだ。
わたしは随分多くの時間をファッションに使ってきた。
おしゃれについて考えることは時間を忘れるほどにわくわくするし、癒しである。

「ファッションが好き」と「おしゃれ」はイコールではないとも思う。
「ファッション」というと商業的な気配を感じる。
「おしゃれ」はもう少し、個人の生き方とか「ひととなり」に関係しているように思う。
あくまでもイメージだが、それならわたしは「おしゃれ」に断然興味があると言える。
それぞれ、その人らしさ、その人のこだわりや好きを見たい。
服装だけではなく、髪型や仕草や声、内面から感じられるものまで、おしゃれはトータルなのだと思う。

調べたところ、ファッションはざっくりいうと「流行」。
おしゃれは「身なりに気を配ること」、納得。

流行を追うだけではただのファッションが好きな人だ。
その人の匙加減で身なりに気を配り、素敵に見えるようにすることをおしゃれと言う。

昨年「季節にまつわるおしゃれの話」と言うタイトルで、毎月１回エッセイを書きマガジンにまとめた。
「ファッション」か「おしゃれ」か、どちらの言葉を使おうか迷ったが、やわらかいイメージにしたかったのでひらがなの「おしゃれ」を使った。
結果的に良かった。
季節ごとに、わたしなりに、身なりに気を配った記録と記憶。
失敗もたくさんして、今もなお未完成である。
それでもおしゃれをこれからも楽しみたいと強く思っている。
２０２３年はこれを１２回更新できたことがとてもうれしかった。

「ファッションが好きなんです」と口にするのはやっぱり少し恥ずかしい。
「おしゃれが好きなんです」も。
でもnoteでなら言えてしまう。
ここには好きなことについて思う存分言葉にしている人がたくさんいるから。

そしておしゃれに限らず、あれこれと考えることがやっぱり好きでやめられない。
だから今年もnoteで文章を書きたいです。

２０２４年もよろしくお願いいたします。

↑↑特にたくさん読んでいただけた記事です。
うれしかったです、ありがとうございます！