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「ゆっくりしよう」を共有する

「ちょっとゆっくりしよか。」

その言葉に嬉しそうな顔をする子ども達。

例えば夜、しなければならないことが全て終わり、寝る時間には少し早いとき。
あるいは金曜、土曜。今日は少しくらい遅く寝ても明日は休みだから大丈夫!というとき。

それは「ゆっくりしよう」のチャンスのときだ。

私が声をかけると小2の長男と年中の次男はそれぞれ本を一冊持ち、ダイニングテーブルに集まる。
先日は長男は「トミカ超図鑑プレミアム」、次男は「恐竜知育ぶっく」だった。

グラスに麦茶。私はビールを飲む事もあれば麦茶にしておくこともある。それぞれ前に飲み物を置き、本を読む。

ゆっくりする時間は15分前後。

子ども達は静かに本を読む(見る)。
普段は賑やかな次男もこの時間は静かに過ごすものだと認識しているようで、話すときにもヒソヒソ声にしている。

いい時間だなあと思う。
そしておそらく子ども達もそう思っている。なんか嬉しそうだから。

お茶を飲みながら静かに本を読む。大人になったみたいで嬉しいのかもしれない。

この先、子ども達の節目のとき。
家を出る時かもしれないし、新しい家庭を持つ時かもしれない。
そんな時、この風景を思い出すだろうなと思う。

ささやかなことに楽しみを見出だせるのは、生きていくなかでの強みになる。
その感覚をどこかに持っててほしいな。

子どもは3歳までに一生分の親孝行をすると言うけれどそんなことはない!

「ゆっくりしよう」を一緒に楽しめる今がとても好きだなと思っている。



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