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「おいしい」はつよい

1月11日から日記をつけている。

いままで続いたためしがない。
なのに毎年、新年になると日記をつけたい欲がわいてくる。

元旦からでないのは家族の体調不良が重なったから。
お正月を過ぎてからやっと手に入れた。

書店で購入したNOLTYの手帳。
毎日5つのタスクを書き込めるようになっている。

しかし、それほどたくさんのタスクがある生活を送っていない。
そこでわたしはその日あった良いことを書き込んでいる。

「良いこと」と言うのが実にざっくりしていて、これが結果的に三日坊主にならずに続いている理由なんじゃないかと思う。
(と言ってもまだ1ヶ月も経っていないのだが。)

どんな小さなことでもいい。
たとえば1月16日はこうだ。

*ぶりの塩焼きがおいしかった
*ゆっくり昼寝ができた
*仕事、余裕を持って出勤できた
*朝食のキウイヨーグルトがおいしかった
*雪降った
最後に雪だるまの雑なイラスト入り。

他にも誰かと話して楽しかったとか、この動画がおもしろかったとか。
あとは歯医者や婦人科健診の予約という、気がかりだったことに対して行動したこと。
仕事関係のこと。
それから眠たかったけどきちんとシンクをきれいにしたとか、シーツ洗ったとかの家事系。
唐揚げ買って済ませようかと思ったけど、やっぱりちゃんと買い物して作ったわたしエライ!とか。
子どもがおいしそうに食べてくれたこと、兄弟が仲良く遊ぶ姿が良かったこと。
夫としょうもない話で大笑いしたこと。

毎日振り返ってみると圧倒的に多い一行は「〜がおいしかった」だ。

豚しゃぶ、餃子、キャベツ蒸し、スモークサーモンのマリネ、おでん、豆腐ハンバーグ、手巻き寿司の牛肉しぐれ、ゆで卵とコーヒーの組み合わせ、子どもに内緒で食べたプリングルスのサワークリームオニオン、ビール、いちご(章姫)。

あんまり印象的なことはなかったなあ、と思う日でもおいしいと思うものを口にしない日はどうやらほぼないらしい。

わたしの場合、一番身近な「良いこと」は「おいしい」と感じることなのだ。

毎日いいことばかりではない。
でも毎日なにかしらをおいしいと感じる瞬間がある限り「良いこと」は書き続けられる。
それならばこの日記は、今度こそ、続けることができそうな気がする。

日記を書いて気づいたこと。
「おいしい」はすぐ近くにあり、飽きることもなく、つよいということ。
それからもう一つ。
「良いこと」が全くない日はないということ。
本当にささいなことでも、文字にしてきちんと「良いこと」として残す行為はとても健康的だと思う。

習慣にしていきたい。

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