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ストリーミングxゲーム Netflixに見る「挑戦」

再び書こうと思って始めたnoteなのに…久々の記事になってしまう。また、頑張ります。

さて、ストリーミングビジネスについて。以前SVODの後はAVOD戦争か?という記事を書いていたのですが、時代はスーパーアプリに向かっているのでしょうか、以前から気になっていたゲームの世界がストリーミングとドッキングし始めているように感じます。

実験的に始まっているところを見れば、こんなところがありますね。

アマゾン→Luna Plus cloud-gaming service; Google→Stadia; Apple→Apple Arcade

そこで今回の注目は、7月に発表されたNetflixがビデオゲームに手を広げるよ!という発表。発表されたのは次の通り:

Ad-free (広告なし); for mobile device (スマホ、タブレット); no extra cost to subscribers (加入者には追加料金なし); as early as next year (来年なるべく早く)

自分たちはゲームで稼ぐのだ!という意思表示よりも、競合(Disney+, HBOMAX)に対して、大きな差別化要素という事でゲームを選んだように聞こえます。映画やシリーズでの差別化には限界があるので、新たな要素で戦うというのは健康で自然でしょうね。

NetflixはElectronic Arts/FacebookのエグゼクティブだったMike Verdu氏を採用したところから、この計画が加速しているように感じます。また、月額料金の中で展開するのも、非常によい、スマートフォンやタブレットというデバイスに限られるものの、Netflixのデバイス展開を考えれば、今後Netflixが搭載されているPlayStationなどのコンソールとの連携も計画のうちでしょう。また、肝心のゲームの内容は明かされていませんが、CP(商品化ビジネス)の展開を拝見していると、やはりNetflixオリジナルのフランチャイズがあるような気もしています。「ストレンジャーシングス」などは想像しやすい。個人的には「セリングサンセット」のゲームで、ライバルに負けずに不動産売上一位を目指すゲームをやってみたい…。

競合に対して消費者に何を提供できるのか。映画やドラマといったエンターテイメントを拡大させる期待を、「特徴」という特別サービスにして、各社は競争していかないといけないでしょうね。

参考記事 Bloomberg Netflix Plans to Offer Video Games in Push Beyond Films, TV By Lucas Shaw and Mark Gurman

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