昭憲皇太后百十年祭

昭憲皇太后
明治天皇の皇后
一条忠香公の第三女としてご誕生になられました。旧名は一条美子(いちじょうはるこ)
ご幼少の頃より資性ご聡明で仁慈、博愛、謙譲、貞節など尊くも美わしい婦徳のかがみと仰がれておりますが、殊に女子教育のご奨励と博愛、慈善の事業については、きわめて大きな役割をお果たしになりました。お茶の水の東京女子師範学校の設立の際には多額のお手許金を下賜され、また開校式にも行啓されました。

昭憲皇太后は、災害や貧困に苦しむ人たちへの支援に積極的に取り組み、赤十字国際委員会に送った寄付金は今も「昭憲皇太后基金」として運用され、世界各地で人道支援に役立てられています。1914年(大正3年)崩御(64歳)

昭憲皇太后集には、次のような本があります。
・昭憲皇太后実録(全3冊)
・明治天皇御製集 : 昭憲皇太后御歌集
・新抄 明治天皇御集 昭憲皇太后御集
・昭憲皇太后御集

昭憲皇太后像

日本画の技法で描かれた昭憲皇太后像。

昭憲皇太后百十年祭
明治天皇と、后の昭憲皇太后をまつる明治神宮では、昭憲皇太后が亡くなってから110年となる11日、「昭憲皇太后百十年祭」が行われます。

天皇陛下は、9日午前9時半すぎ、東京 渋谷区にある明治神宮の本殿へと続く門の前に到着されました。
モーニング姿の天皇陛下は、雨と風が強まる中、傘を差して石畳を歩いて本殿の前へと進み、玉串をささげて拝礼されました。

続いて、白い参拝服の皇后さまも午前10時前に到着し、同じ手順で拝礼されました。

上皇ご夫妻も、午前11時すぎに明治神宮に到着してそれぞれ参拝され、
秋篠宮ご夫妻も、午後1時半すぎにそれぞれ参拝されました。

天皇皇后両陛下の長女・愛子さまは午前10時すぎ明治神宮に到着してそれぞれ参拝され、
白いロングドレス姿の愛子さまは集まった人に会釈しながら本殿へと進み、玉串を捧げて拝礼されました。

https://www.meijijingu.or.jp/news/?id=1705452713-392931

昭憲皇太后は、近代女子教育の振興や社会事業の発展、国産の奨励などに尽力し、皇后として史上初めて洋装をした。
着物は女性の行動を制限するという理由から。


みがかずば玉も鏡もなにかせむ学びの道もかくこそありけれ

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