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感動

彼岸の間は、毎日お経回りで疲れ、8時半には寝て、2時、3時に起きる生活をしている。洗濯機を回し、本を読む。

さて、本日読み終わらせたのは、『いちまいの絵 生きているうちに見るべき名画 (集英社新書)』

『本日はお日柄もよく』や『暗幕のゲルニカ』の著者の感動した絵を紹介した本です。

読書会で定めたテーマにあわせて読んだ本から、アートの本を少しだけだが読んでいた。『13歳からのアート思考』も学びがあり、愉しかったが、本書は勝るとも劣らない。

原田マハさんによる美術館めぐりであり、アートガイダンスの雰囲気である。作品の紹介は、作品との出合いの理由、作品と作者の歴史、自己の感想が述べられる。作品の凄さはもちろんだが、原田マハの作品への思いを感じ、アートをどう見るのか?も教わっているかのように感じる。

個人的には26作品すべて凄いし、見たい。文章と本としては、26枚目の東山魁夷とあとがきにかえての部分が俊逸だ。

僕らはこの本を通して、原田マハさんの隣で、作家の視点で作品と向き合わせてもらっていたのだと感じる。

さて、話は変わるがこの頃感じるのは、自己の教養不足だ。アート、哲学がわからないし、知らない。覚えるための勉強はしようとは思わないが、ものごとをどう観るのかを鍛えてこなかったとつくづく感じる。

昨日も一度聞いた下記の放送を聞きながら…ものごとを正しく理解するには、教養が必要なのだとつくづく感じた次第である。


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