第13期パイオニア神レポート 赤黒ゴブリン

使用デッキ
赤黒ゴブリン

結果
TOP4(2没)
スイスラウンド 6-0-2
URコントロール 〇
UWコントロール 〇
ラクドスミッドレンジ 〇
ラクドスミッドレンジ 〇
ラクドスミッドレンジ 〇
ラクドスミッドレンジ 〇
ID
ID
SE1: ミラー(赤黒ゴブリン) 〇
SE2: アマリア ×

デッキ選択の理由
ゴブリンが好きだから。つまり100%情。
TLS2023で5-2できたのと、直前にアリーナのエクスプローラーで走りこんだ感触が抜群で十分戦えると判断。

アリーナのミシック帯で走りこむ際の今までの成績はBO3 1500回で平均勝率74%つまり私の実力がそれくらい。ということで、70%にすら乗らないならデッキが弱いか使いこなせていないと考えているが80%越えはトップメタデッキにしっかり勝てる状態でないと無理。82%も勝率が取れているということはトップメタデッキに十分渡りあえている証拠である。

カード選択の理由
前提として、環境最大勢力はラクドスミッドレンジでありそれを最大限意識した構築とした。
1マナ 14
1ターン目できれば展開したいが、別に展開できなくても全く勝てないわけではない。それ以降は2マナゴブリン三人衆(オタゴブランドヴェルトスヌープ)がいないと弱くあまり引きたくない。ミッドレンジなどの除去が多いデッキを意識しているため、2マナゴブリンに依存した1マナゴブリンは必要最低限の10枚とした。
スカタン4
余り重ね引きたくはないが、以下理由により絶対に4枚必要と感じた。
-ボンクラ巨人を立ち消えさせたい。
-死住まいの呼び声のためにゴブリンを生贄にする手段がないと勝たないケースが多い。
-アマリアや象さんを増産など、1-2点火力をマナを使わずに構え続けることに効果があるマッチアップがそれなりにある。
-2ターン目に寓話を出せると強い。
-一時的封鎖などの追放除去に対応して生贄にして死亡誘発を取りたい。

騒音の悪獣4
パイオニアで2番目に強い1マナゴブリンを考えているのと、スカタンとの兼ね合いで4枚必須。

火刃の突撃者2
騒音の悪獣の下位互換。強くはない。だが、ラクドスミッドレンジ相手にプレイアブル*なゴブリンはこれ含め3種しかないと考えているのと1マナクリーチャーが75枚のうちに8枚だけでは少し足りないと考え2枚採用。
*ボンクラ巨人ケアできるスカタンは別として、単体で税血等のタフ2生物と相打ちが取れるのがプレイアブルかどうかの最低条件と考える。故に狂信的扇動者や軍勢の忠節者は、ラクドスミッドレンジ相手にアンプレイアブルなので不採用とした。

プッシュ4
ここが他のゴブリンのリストと大きく異なる点である。
ロータスなどのスペルコンボやコントロール相手に腐ってしまうリスクはあるが、パイオニアのゴブリンはシェオルドレッドを対処する手段が死住まいの呼び声だけであり、それだけではあまりにもしんどいので4とした。
そのために抜けた火刃の突撃者や狂信的扇動者が輝くアマリアなどの相手にも、プッシュの方が強いから特に問題がない。それらがプッシュより強いのは、除去が腐るマッチアップだけである。

2マナ 12
ランドヴェルト4/オタゴブ4/スヌープ4
検討の余地がない部分。こいつらがゴブリンの主役。

3マナ 12
死住まい4/寓話4/鎖回し4
鎖回し死住まいをするためのデッキであるため、それを決める確率を最大限高めるため全部4枚採用。

土地22
洞窟4/ファスト4/ペイン4/ショック4/バグベア3/山1/小道1/ニクソス1

洞窟4
カウンターを使う相手にとても強いのと、それ以外に引いても山と変わらないので洞窟を4採用。やるとテンポを大きく損ねるが保険としてサイド後アマリアに墓影の騎士を出すことにも使える。
ファスト4/ショック4
検討の余地なしで絶対必要。
ペイン4
小道を黒で使うとテンポを大きく損ねるため、ペインランドを優先。
バグベア3
4枚にするか迷ったが3マナ目が必要なデッキでタップインがしんどいので3枚に抑えた。
小道1
前述のとおり黒で置くことが極めて弱いためこの土地はデッキの中で一番弱い土地である。ただしこのデッキは序盤のタップインが許容できないのと、マナの合流点は流石に痛すぎる、黒マナ12は少し不安(1ターン目にプッシュを打つ必要はないため2ターン目の必要最低枚数は12で無くても一応はクリアしている。)なため、保険として採用。廃墟の地が流行ればこれを2枚目の山に変える。

山1
リスト公開制だと廃墟の地で狙い撃ちされる弱点を晒すため2枚欲しいがリスト公開されるのは神決定戦のみであり、パイオニア神の松原さんはアグロデッキを使うことが多く、廃墟の地を使うデッキを選択する可能性が低いと判断し1枚とした。もし自分が防衛側であったり、神が青白コンが好きなのであれば2枚採用した。
ニクソス1
鎖回しがいるので信心がたまりやすく、マナがいっぱい出るとバグベアやオタゴブの起動等ができぶんまわり4キル率を向上できると考えたために採用した。除去がない相手への4キル率を上げるためには1マナゴブリンを増やせばよいのだが1マナゴブリンを増やせば増やすほどデッキが除去に脆弱になり、より意識すべきミッドレンジ相手に弱くなるためかなりリスクの高いトレードオフである。

サイド
思考囲い4
対コンボ/コントロール相手への汎用サイド。
メインプッシュ4でなければ意識したい相手の専用サイドを2-3枚ずつ。みたいな形にしても良いが、プッシュを不要なマッチアップで確実にサイドアウトしきるために汎用性を重視した。
減衰球2
ロータスコンボ専用サイド。ロータスコンボ相手には死住まいとプッシュをすべてサイドアウトしたかったのと、メインプッシュ4でぶんまわり4キル率が低く普通のリストより不利なため採用した。象さんを増産にも一応サイドインする。ゴブリンは2アクションや3アクションしたくてたまらないデッキであるため、自分への悪影響もかなり大きいため、フェニックスにはサイドインしない。
虚空の力戦4
墓地対策が有効なマッチアップの最大勢力であるフェニックスを意識した結果、霊柩車では宝船の巡航を防ぎきれないことが分かったため虚空の力戦を選択した。パルへリオン等ピンポイントに少数のカードを追放することが有効なマッチアップが多そうであれば、霊柩車とアガサを2枚ずつスプリットで採用したかもしれない。
墓影の騎士3
アマリア専用サイド。できれば4枚採用したかったがTLSよりは減ってそうなのとアマリア相手にサイドアウトしたいカードがなく、渋々22枚目の土地/寓話/スヌープなどを減らすプランであるため3枚に減らしても見た目ほど勝率は下がらないと考えた。
敵対するもの、オブ・ニクシリス2
おそらく一番の謎カード。全除去ケア枠として今まではリングリーダーを採用していたが、エニグマを考えると全除去ケアするにしてもリソースよりテンポで押さないとどうせ負けるため今回はプレインズウォーカーを使いたかった。力戦の束縛で対処されることを考えるとプレインズウォーカーも微妙だなと考えていたがニクシリスは2体出てくるため力戦の束縛で対処しづらいと考えて選択した。

サイドプラン
基本的にg2のプランである。何故なら相手が墓地対策を入れてくるかが分からないからである。墓地対策をサイドインされていれば、g3で死住まいを減らすことを検討する。但し、墓地対策をされることが分かっても死住まいを引かないと勝てないマッチアップも多く、減らさない方が良いことも多い。それらのマッチアップで死住まいをサイドアウトするのはリアニメイトが再活性、ドレッジがゴルガリの墓トロールをサイドアウトするようなものである。
基本的に火刃の突撃者、あまり有効でないプッシュ、後手の22枚目の土地、あまり有効ではない死住まい等をサイドアウト候補とする。タフ1がなくてもあまり鎖回しは抜かない。

ラクドスミッドレンジ
先手 AND コプターを見なかった
In ニクシリス2
Out 火刃の突撃者2
後手 OR コプターを見た
入れ替えなし。

g2で霊柩車やランタンや檻など死住まいを対策すること以外にほぼ役に立たないカードを見た場合は死住まいを1枚減らすことを検討する。
g2で虚空の力線を見て、かつ相手の初動も悪くなかった場合は、死住まいを2枚減らす。
もしg2で力線を全力で探してきた場合は(2回以上のマリガン又は土地1枚以下のキープ)思考囲い4枚サイドインしてでも死住まいをすべてサイドアウトする。

青白コン
In ニクシリス2 思考囲い4
Out プッシュ4 火刃2
火刃はマジで1/1/1でしかないので抜く。

アマリア
先手
In 墓影の騎士3
Out スヌープ3
後手
In 墓影の騎士3
Out 山1 スヌープ1 寓話1
抜きたいカードがない。寓話は隙が大きくサイドアウトしてよいと考えていたが、ブロッカーが多く結局死住まい鎖回しをしないと勝てないことが分かったので、抜くと負けないけど勝てない。
但し、今から反省すると検討不足だったかもしれない。思考囲いをサイドインしても良かったかも。

ロータスコンボ
In 思考囲い4減衰球2ニクシリス2
Out プッシュ4死住まい4
死住まいが何もしないので全部抜く。
ニクシリスと樹上の草食獣しか的がないプッシュのどっちがましかはよく分からない。

フェニックス
先手
In 虚空の力線4
Out 火刃の突撃者2 騒音の悪獣2
後手
In 虚空の力線4
Out 火刃の突撃者2 騒音の悪獣1 山1
抜きたいカードが足りない。力線探しは60点くらいの7枚、45点くらいの6枚くらいまではマリガンする。

ミラー後手(神決の実践)
全く事前検討していなかったのでその場のアドリブ。
In 虚空の力線4
Out オタゴブ1 火刃の突撃者2 魂の洞窟1
抜くカードがマジでなかった。
後手なのと力線サイドインプランでとにかく受けに回りたかった。
全力で死住まい鎖回しをすべきマッチアップであるため、死住まいも鎖回しも絶対に抜けない。むしろこのマッチアップであれば鎖回しは一番重要カード。相手も力線をサイドインしてくるリスクがあり寓話も外せない。また1マナゴブリンも受けるのにとても重要であるため極力抜きたくない。消去法的にデッキの最強カードではあるがオタゴブを1枚だけサイドアウトした。先手であれば攻めたいので4枚目のオタゴブと22枚目の土地ではなくスヌープを2枚抜いたかもしれない。

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