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サウナー家族の幻〜サウナリーマン日記第90話〜

誰だって非日常を
味わいたくなるときがある。

それがたまたま休日に
あたった平日であったとしても。


ここは全国に10,000以上あると言われる
サウナ施設の中で大きな強みがあると
聞いてやってた。
それは東京都の北区にある。
かが浴場である。

入浴料とサウナを含めて720円の
ありがたい料金設定。
サウナマットは最大2枚まで
レンタルされる仕組みのようだ。

以前、系列店は記事を
書いたことがあったっけ。

では今回も味わいたかった
強みとはなにか。

たかのゆでも味わった
「ミュージックロウリュ」

音楽に合わせて蒸気と熱風が発生する
エンターテインメント型ロウリュ

のことを言うそうだ。

※ちなみにロウリュとは、
フィンランドに伝わるサウナ風呂の入浴法の一つである。熱したサウナストーンに水をかけて水蒸気を発生させることにより、体感温度を上げて発汗作用を促進させて楽しむもの。

少しでも興味を持った方は下記の
マグ万平さんの動画をどうぞ。
より具体的にイメージいただけると思います。

ロウリュはたくさんの施設で体験して
きましたが、この音楽をはさむというのは
画期的で業界の注目も大きい。

期待に胸を膨らませて
大浴場へ。

カランの数は少なめだが、
平日の昼間に行ったので
気にならない。

早朝から通し営業でやってる
銭湯サウナが近所にあると
重宝する。


期待のミュージックロウリュは、
30分ごとで4曲でローテーション
するらしい。

そして本日の最初の1曲は、
福山雅治の「家族になろうよ」

90年代後半から2000年代
前半にカラオケに行っていた、
モテない男子諸君のヒーローである。
歌いやすいからね。

ただ当時は気づいていなかったさ。
あれは福山氏が歌うから
カッコイイのだ。

そんな当時を振り返りながら、
2段目で座って待ち構える。

「家族になろうよ」も
大ヒット曲である。

そしてこのど平日は
孤独な腹の出たおじさんと
カラフルな模様をつけた身体メンテナンスを
したアングラな若者しかいない。

そんなメンツで家族をテーマにした曲を
同じサウナ室で聴くなんて
地獄でしかない笑。

年間100施設以上サウナを巡るが、
間違いなくベスト3の灼熱。
今回は初訪問ということもあり
ドキドキワクワクでした。

サウナ室は全部で4段だったが
3段以上は激アツで座っている人は
ほとんどいなかった。
混み合うであろう土日は相当出入り
が激しくなることが予想された。

そんな擬似家族サウナー
たちの集まりで始まった
ミュージックロウリュ。

30人ほどの定員に10人ほど
の擬似家族サウナーたち。

そして注意書きのアナウンスの
後に始まるミュージックロウリュ。

イントロドン^_^
(古いとかダサいとかいうツッコミ
は認めます)

少しボーカル強めのCD音源の
福山雅治氏がサウナ室に響き渡ります。

公式ホームページより

(冒頭の歌詞)
100年経っても好きでいてね。

(その直後の私の心の声)
いやー熱すぎてあと100秒もいられねーよ。

そんなことは容赦なく、
CD音源と思われる福山氏は
擬似家族サウナーたちに
容赦ない甘いボイスで発汗を
働きかけていきます。


全部で4段あるサウナ施設ですが、
平日で空いてるのと熱の大きさで
おじさんたちが2段目までに勢揃い。


あまりの熱レベルの高さには
退出者が続出し、
あっという間に離散する
擬似家族サウナー。

そして私もあまりにも強い熱に
のぼせ気味になってしまいました。

まだ「家族になろうよ」が
ツーコーラス目に入ったタイミングでは
生き残ったサウナー家族はほとんどが
水風呂へ。

ここは掛け湯の水温も低くて
好きだ。


「家族」になる前に灼熱にやられ、
多くのおじさんサウナーが離脱していった
ものの、大きな満足感があった。

非日常を味わっただけでなく、
あったかい気持ちになれた
かが浴場にありがとう。

最後にお知らせ


最後までお読みいただき、
ありがとうございます。

ほーりーは
ウェルビーイングとサウナをテーマに
凡人サラリーマンの視点で
毎回文章を書いています。

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