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真駒内川 落差工の上流で野生のサケ稚魚を確認しました

札幌の真ん中を流れる豊平川の支流、真駒内川は、豊平川さけ科学館の近くにある落差工が、サケの行手を阻んできました。そこに、2023年の夏から秋にかけて、簡易魚道=布式魚道が取り付けられ、サケたちが上流へ向かったと、note記事でお伝えしました。

その後も、上流にのぼったサケたちが、産卵床を作ったことをご紹介したのがこちら。

と、ここまできたら、そのサケの子どもたちが誕生したことも確認してお見せしたいと思っていました。

2月から時間を見つけては現地に通うこと、2か月。あたりが雪に覆われた2月下旬、0.3度しかなかった真駒内川の水温は、いつしか10度を越えた5月1日。雪代の濁りもおさった頃合いでした。

落差工のすぐ上の右岸側の水没した草のまわりに、サケ稚魚を見つけました。

真駒内公園の中央橋から落差工までの間を2時間かけて調べ、サクラマスの稚魚以外、見つからなかったあとでのサケ稚魚発見となりました。
体のサイズが放流サイズよりも明らかに小さいため、野生のサケ稚魚と判断。
去年の秋、真駒内川の落差工の上で10年ぶりに産卵したサケたちの子どもと認定しました。

2024年5月1日撮影


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