増水している川のどこに稚魚がいるの?
この時期、札幌市内の都市河川は、どこも増水しています。山の雪解け水が集まっているからで、中流から下流にかけては茶色くにごったりしています。
橋の上から眺めていると、心配になるのは...
水中に出てきたばかりの稚魚たちはどこで過ごしているの?
都市河川は、どこもそうですが、もともとあった縁や瀬が三面護岸に置き換えられていますので、流れの緩やかなところが、なかなかありません。それでも僅かながらある瀬のひらきや、分流をのぞくと、サクラマスの稚魚たちを見つけることができました。この稚魚たちはもちろん野生です。
親魚たちが川底にある貴重な砂利床を掘って卵を産んだのが去年の秋。砂利の中で卵から稚魚になり、春を迎えて水中に出てきます。
この濁流のなか、自分の場所を見つけてどう生き残るか・・・。都市河川に生きる野生の宿命なんですね。
ちなみに自然に近い渓流だったらこんな感じです。
2020年5月5日
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