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千歳川周辺でサケ稚魚とサクラマス稚魚が見ごろ

稚魚観察の最盛期

最高気温が10度を上回るようになって、札幌周辺の河原の雪は急激に溶けてなくなってきています。
千歳川上流域は、サケ稚魚の浮上シーズンまっさかり。稚魚たちは、湧水の流れか、日当たりのよい緩い流れで見つけることができます。
静かに近づいて、ちょっと待っていると、いったん隠れた稚魚が再び泳ぎ始めます。

異種が並んで水生昆虫をもりもり

稚魚たちが泳いでいる流れはユスリカが羽化している場所です。レンズの前を左右に横切っていく虫たちが、そのユスリカ。水面の成虫や水中の幼虫が稚魚たちの口に入ります。
もりもりエサを食べている稚魚は、サケとサクラマス。並んで食べているのは、この時期ならではの光景です。

ホッチャレ?発見

稚魚を探して川沿いに歩いていると、水中にホッチャレのようなものを発見。大きさは小型サケくらい。付近は2月でも親サケが普通にいる場所です。
かつて北海道内では、春までサケの遡上が続く川があったということなので、ちょっと遅く帰ってきた親魚のホッチャレ?かもしれません。

支流の内別川でも

支流の内別川をのぞいてみたら、こちらもサケ稚魚とサクラマス稚魚が川のあちこちで群泳していました。
千歳川本流との分岐から魚留めになっている小さなダムまでのわずかな距離しか魚が行き来できる場所がないのに、よくぞこれだけの稚魚がいるものです。

こちらでも、サケとサクラマスが群泳している場所もありますが、それぞれお気に入りの場所に分散していて、好みの違いがよくわかりました。

2022年4月10日撮影


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