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マスクでの保育 子どもの変化ある?ない?

外出時のマスク必須生活が始まって1年ちょっと。
もともと冬の時期はインフルエンザやノロウイルスがはやることがあるので、保育士は業務中マスクをしていることが多かった。

でも、予防のためのマスクは、事情によっては外すこともあった。
どうしても大きな声で伝えなければいけないとき、口を見せて発音を伝えたいとき、ままごとで子どもがご飯を食べさせてくれるときなど、目的が予防だったので、外すことに抵抗もなく、外していた。

2020年1月、マスク生活が始まった。
まだこの頃は中国発の感染症が日本にも来たかもしれないから、「念のため」という感じだった。

公共交通機関も使って通勤している私は、なるべくマスクを外さないで保育するようになった。

やがて、本格的に「予防しなければならない」という風潮になり、2020年2月ごろは日本中でマスク不足になっていたと思う。

それから1年以上、子どもの前ではずっとマスクをしている。

・マスクをしていると大人の表情が見えない
・子どもの喜怒哀楽が育たない

という話をする人がいた。

どうなのだろうか?


結論から言うと、
保育園の先生がずっとマスクをしていても子どもに気持ちは伝わる。
子どもたちは毎日実に豊かな表情を見せてくれる。

マスクをしているとは言え、マスクの部分以外(主に目のあたり)は見えているし、マスクの下で口元がどう動いているか分かっているみたい。

喜怒哀楽を表現する要素は顔(マスクまわり)だけではなく声や目線もある。

ままごとでも最初のころは子どもが私のマスクに手をかけ、おろして食べさせようとしてくれたこともあった。
だんだんマスクの上から食べさせてくれるようになった。
今ではすっかりそれが定着している。

大人の表情が見えなくなって、子どもの喜怒哀楽が乏しくなったとは感じない。
そう思う人もいるかもしれないけれど、そういう人は、今一度子どもに気持ちを伝える保育をしているか見直す時期だと思う。

マスクをしているから気持ちが伝わらない、子どもの表情が乏しいというのは言い訳ではないかと思う。

しっかりと気持ちの伝わる保育をしていれば、子どもにはマスクの下の表情は伝わる。

もちろん、マスクしなくて済むならそれにこしたことはないのだけどね。



・・・余談・・・

保育園の子どもたちには、マスクなしで一緒に過ごせる大人(家族)がいるからというのもあるかもしれない。児童養護施設や乳児院、一時保護はどうなのかな・・・・・・。



続きの話はこちら。


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