りえ_読書中毒

珈琲とチョコレートが好きな、読書中毒の大人

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最近の記事

3.『宮廷神官物語 一』読書感想文

宮廷神官物語 一 榎田ユウリアジアンファンタジーにハマり始めた頃に表紙買いをした作品です。 初めに手にした時は本の薄さに物足りなさを感じたのですが、重厚でスピーディーな展開に読了後は、どこにコレだけの内容が詰まっていたんだ⁉︎と驚いたのを覚えています。 そしてこの作品をきっかけに人に対して優しい気持ちを持てるようになり、悩むことの多かった人間関係が少しだけ楽になりました。 舞台は朝鮮王朝風の架空の国、麗虎国です。 麗虎国には人の心の善悪を見抜く力のある慧眼児の伝説があり、

    • 2.『ワンルームエンジェル』読書感想文

      ワンルームエンジェル はらだこの本は5年ほど前に「心のデトックス効果がある」というレビューで気になり、書店で「はらだ史上、最も優しい物語。」という帯に惹かれて購入しました。 はらだ先生の作品を読んだ事がないので比較対象はありませんが、今まで読んできた物語の中でもトップクラスの「優しい物語」である事は確かです。 大好きな本たちを手放す際にワンルームエンジェルも候補に入っていたのですが、パラパラとめくると天志くんの泣き顔がでてきて、うるっとしてしまったので「これは手放せん(涙

      • 1.『桜の樹の下には』読書感想文

        桜の樹の下には 梶井基次郎私が読書感想文を書いてみようと思ったきっかけになった重箱の隅というポッドキャストの読書感想文回で選ばれていたのが『桜の樹の下には』だったので、1回目はこの作品にしました。 自分の心には惨劇が必要であり、憂鬱になると心が和むと言う主人公が、桜の樹の下には屍体が埋まっていると考えたり、薄羽かげろうの屍体によろこびを感じると話す内容でした。 他の存在の死を惨劇と評して美しいと心を和ませる様は、変態でちょっと恥ずかしいな、と思いました。 死を身近に感じ

        • 読書好きの自己紹介

          はじめまして、りえです。 読書中毒の大人です。 このnoteでは読んだ本の感想を書いていこうと思っています。 最後まで読んでもらえたら嬉しいです。 ○自己紹介 好き ・コーヒー ・チョコ ・美味しいもの ・静かにまったりする時間 苦手 ・覚えること ・考えること ・言語化 ・騒がしい所 ・忙しないこと ○好きなジャンル ・癒される純文学 ・ワクワク、あるいは心が震えるファンタジー ・古代のロマンを感じるもの ・ときにBLも ○大好きな本たちを断捨離したこと 先週のこと

        3.『宮廷神官物語 一』読書感想文