マガジンのカバー画像

ブラタモリ日記。

48
「ブラタモリ」をまとめました
運営しているクリエイター

記事一覧

ブラタモリ日記その55 「鹿児島・指宿 #263」 (2024.3.9)

ブラタモリ日記その55 「鹿児島・指宿 #263」 (2024.3.9)

今回のブラタモリは鹿児島県指宿(いぶすき)。最終回である。いや、ココがめっちゃスゴいのだッ。薩摩言葉でいえばわっぜぇである。なにがわっぜぇかって、まず冒頭からコレよ。

砂浜から湯気が出てるというこの衝撃よ。まずこの天然の砂むし温泉におどろかされた。おそらく旅界隈や温泉界隈では有名なのだろう。いや、もしかしたらみなさん普通に知っている一般常識かもしれない。

しかしなにしろボクはものをなんも知らん

もっとみる
ブラタモリ日記その53 「奈良・正倉院 #262」 (2024.3.2)

ブラタモリ日記その53 「奈良・正倉院 #262」 (2024.3.2)

今回のブラタモリは奈良の正倉院。番組冒頭でいきなりタモリさんからショッキングな言葉が……。正倉院の校倉造りは、湿度が高くなると木と木の間がギュッと閉まって湿気を遮断し、乾燥するとスッと開いて風通しが良くなる。

……と、子どものころ教わった。ところがなんとッ、それら全部ウソだというのだ。タモリさんもそれを聞いたときはビックリしたというが、ボクもビックリッ。

学校でそう教わったのか、それともなにか

もっとみる
ブラタモリ日記その52 「奈良飛鳥 #162」 セレクション(2020.4.18)

ブラタモリ日記その52 「奈良飛鳥 #162」 セレクション(2020.4.18)

今回のセレクションは飛鳥。ボクは歴史が好きとか言っときながら、知ってるのは幕末や戦国時代ばかり。この前の鎌倉だってよくわからないのに、さらにさかのぼる飛鳥時代なんてちんぷんかんぷんよ。

そんなボクをこの飛鳥時代にも目を向けさせてくれるのがブラタモリである。本番組がなかったら飛鳥時代に興味がわくなんてことなかったかもしれない。ボクにとってブラタモリはホントにたぐいまれな番組だ。

飛鳥時代のどこに

もっとみる
ブラタモリ日記その51 「鎌倉 (2024年版) #260 #261」

ブラタモリ日記その51 「鎌倉 (2024年版) #260 #261」

今回のブラタモリは、2015年放送の鎌倉編以来の2度目の鎌倉。そして今回も2回に分けての放送だ。以前は神社やお寺なんてほとんど興味なかったが、ブラタモリを観るようになってからだんだんと興味がわいてきた。ただし今は興味があるだけで、なんも知らんけどね、てへ。

スタートは鶴岡八幡宮。ここから一直線にのびる若宮大路(わかみやおおじ)の先には太平洋の海がひろがる。番組を観てると、どうやら鶴岡八幡宮から若

もっとみる
ブラタモリ日記その50 「鎌倉 #5 (2015年版)」 セレクション(2015.5.9)

ブラタモリ日記その50 「鎌倉 #5 (2015年版)」 セレクション(2015.5.9)

今回のセレクションは2015年放送の鎌倉編。冒頭で鎌倉中(かまくらちゅう)という聞き慣れないワードが飛びだした。どうやら鎌倉のなかでも人の住む平地のエリア、つまり鎌倉時代の「鎌倉」といわれたエリアをそう呼ぶらしい。

その鎌倉中、現在の人口は約5万人だが、鎌倉時代はなんと倍の10万人が住んでいたという。へぇ〜ッ、さすが頼朝が築いた武士の都。鎌倉時代の日本の人口が約800万人。現在の1/15の人口だ

もっとみる
ブラタモリ日記その49 「黒部峡谷 #258 #259」(2024.1.13)(2024.1.20)

ブラタモリ日記その49 「黒部峡谷 #258 #259」(2024.1.13)(2024.1.20)

今回のブラタモリは富山県の黒部峡谷。先日放送されたセレクション「黒部ダムスペシャル」の#86、#87は長野県側から黒部ダムへ向かったが、今回は今年6月から一般開放予定の富山県側のルートから。

番組冒頭、タモリさんは日本一美しい扇状地といわれる黒部川扇状地に立つ。これが個人的には地味ぃ〜にそそるのだ。というのは扇状地は川から流れてきた土砂が長い年月をかけて積もり積もってできた平地。そう一朝一夕でで

もっとみる
ブラタモリ日記その48 「黒部ダムスペシャル」 セレクション(2020.5.30)

ブラタモリ日記その48 「黒部ダムスペシャル」 セレクション(2020.5.30)

今回のセレクションは「黒部ダムスペシャル」。2017年に放送された「黒部ダム #86 」「黒部の奇跡 #87 」の2回を1本にまとめて、2020年に総集編「黒部ダムスペシャル」として放送されたものの再放送だ。

冒頭からタモリさん、黒部ダムを妙に感慨深くかたる。そして黒部ダムにはくわしいと豪語するのだ。タモリさんはなぜそんなに黒部ダムを感慨深くかたるのか。それはどうやらNHK「プロジェクトX」の黒部ダ

もっとみる
ブラタモリ日記その47 「四国・宇和島 #257」 (2023.12.9)

ブラタモリ日記その47 「四国・宇和島 #257」 (2023.12.9)

今回のブラタモリは宇和島。失礼ながら宇和島といっても特になにも浮かばないのだが、番組冒頭でまず宇和島城が紹介された。へぇ〜、宇和島城かぁ〜、なんて思っていたのもつかの間、なんと藤堂高虎が築いた城だという。

おおッ、藤堂高虎といえば築城の名人。築城三大名人のひとりだ。ほかに加藤清正、黒田官兵衛がいるが、加藤清正は熊本城がすぐに浮かぶ。しかし藤堂高虎と黒田官兵衛はどこの城を築いたのかといわれると、う

もっとみる
ブラタモリ日記その46 「松山 #29」 セレクション(2016.1.30)

ブラタモリ日記その46 「松山 #29」 セレクション(2016.1.30)

今回のセレクションは四国でもっとも人口の多い街、松山。その松山といえばやはり、みかん、伊予柑が真っ先に浮かぶ。そしてシンボルの松山城……といきたいところだが、個人的には「坂の上の雲」だ。

松山は秋山真之、その兄の好古、そして親友の正岡子規が生まれ育ったふるさと。この若者3人は東京で一旗揚げようと松山を離れ上京するのだが、秋山兄弟は軍人として出世していくなか、正岡子規は落ちこぼれていくんだな。

もっとみる
ブラタモリ日記その45 「鯖街道・京都へ #254」 (2023.11.11)

ブラタモリ日記その45 「鯖街道・京都へ #254」 (2023.11.11)

今回のブラタモリは鯖街道。江戸期の物流をささえたものに舟運の北前船があるが、もうひとつに陸路の街道も重要な役割を担っていたのでは、と最近になって考えていたところに今回の鯖街道。ナイスタイミングッ。

鯖街道のスタート地点は福井県の小浜。番組では北前船というワードはでてこなかったが、調べてみるとやはりここも北前船の寄港地だ。番組内でも能登のイワシや津軽のたばこ、山形の紅花が入ってきたとあった。

もっとみる
ブラタモリ日記その44 「京都・大原 #207」 セレクション (2022.6.25)

ブラタモリ日記その44 「京都・大原 #207」 セレクション (2022.6.25)

今回のセレクションは京都の大原。こりゃいいとこじゃないか〜。人もあまりいなさそうだし静かそうだし(番組みたかぎりでは…)。いや、京都には行ってみたいと思うのだが、なにしろ激混みのイメージがあって躊躇してしまう。人ゴミぎらいなもんだから、地味でもいいから人が少ないところを好んでしまうのだ。

そしてここは建礼門院と縁が深い地だという。ううう…、歴史好きと言っときながら、平安時代はちんぷんかんぷんなん

もっとみる
ブラタモリ日記その43 「敦賀 #253」 (2023.11.4)

ブラタモリ日記その43 「敦賀 #253」 (2023.11.4)

今回のブラタモリは福井県敦賀。敦賀って地名、歴史にまつわる本かなにかで聞いたことがあるのだが、それが何だったかがどうしても思い出せない。そこでネットで調べてみた。

「日本書紀」……ちがう。松尾芭蕉「奥の細道」……知らん。と、そこであったのが杉原千畝。あぁ、これだろか? リトアニア領事代理だった杉原千畝は、ナチスドイツによる迫害からユダヤ人を日本へ逃がすために日本へのビザを発給。

ビザを手にした

もっとみる
ブラタモリ日記その42 「福井 #124」 セレクション(2019.2.2)

ブラタモリ日記その42 「福井 #124」 セレクション(2019.2.2)

今回のセレクションは福井。福井ってなにがあるんだろ、とあらためて考えても、失礼ながらなにも浮かばない。それもあって、そう期待もせずに番組をみたのだが、いやいやこれはおどろいた。

なんだ、この一乗谷はッ、人里離れた山奥、険しい山々に囲まれた谷。とても人が住みそうにないようなその谷間にポッと姿をあらわす戦国時代の都の跡。ここがあの朝倉義景の城下町だという。めっちゃ行きたいッッ。

朝倉義景といえばど

もっとみる
ブラタモリ日記その41「美の極み 錦帯橋 #252」 (2023.10.28)

ブラタモリ日記その41「美の極み 錦帯橋 #252」 (2023.10.28)

今回のブラタモリは山口県岩国市にある日本三名橋のひとつ、錦帯橋。いや、これはすばらしいッ。アーチ状の形もさることながら、橋のウラ側の木組みがなんともいえん。

ボクは「等間隔の整列」が大好きなのだ。それは前職のケーキ屋の影響で好きになったのか、それとももともと「等間隔の整列」に惹かれる性質なのかわからんが、とにかくケーキの飾りのイチゴが等間隔で並んでるときの高揚感と同じくらい、錦帯橋のウラ側には興

もっとみる