好きの温度をあげていく
『好きの温度をとりもどしたい』という気持ちをnoteにのこしてから1年ちょっと経った。
あの頃は本格的に社会人1年目がはじまって、日々目の前のことをどうにかこなしていくことに精一杯で、好きなことや時間が自分の手を離れていってしまうことに戸惑っていた気がする。
正直なところ、2年目になってもあんまり状況は変わっていなくって、
今だにできるようになったと思えば、できていたことができなくなって、
進んだかと思えばつまずいてばかりいるんだよなぁ。
でも、この1年間くらい仕事を通じて「自分」を確かめる機会にたくさん触れたことでわかったことがある。
私には、「好きにあふれた世界」が必要で、それがあるから自分の彩を出してこれたということ。
それは例えば、書くことであり、読むことであり。
古典にふれることや辞書を集めること、お茶の時間を大事にしていること、知らない街を散歩すること。
これまでは私も好きをたくさん言葉にして、まわりもそれを大切にしてくれる人ばかりで、私の世界は「好き」でつくられていたみたい。
ひとところに留まることが多かったから、新しい環境のなかでどのくらい自分の彩をだしていいのかわからなくて、好きの温度がどんどん下がっていたんだと思う。
ようやく1年経って、自分の世界を基準にしても大丈夫だって思えたので、
これからは掌にもどってきた「好き」をめいっぱい愛でて、いっとう好きな秋からどんどん温度をあげていこう。
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