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コロナに感染してホテル療養した話


最近芸能人の感染率も高いし職場でも感染者が出ている新型コロナウイルス。それでも私は感染しないだろうと思い込んでいた。何でなんだろうか。


異変を感じた〜感染発覚に至るまで

朝起きたときから喉に違和感を感じたが別にそんなに痛いわけじゃないし、お昼には治ってるだろうと思い込んで仕事に行った。
しかし、時間が経てば経つにつれその違和感は痛みへと変わっていくのだ。
「このご時世だし、翌日まで喉の痛みが続けば病院で抗原検査受けてこよう」
そう思いその日の帰り道、のど飴やら喉に良さそうなものを買い込んで眠りについた。

翌日朝、喉の痛み+鼻水が出てきたのだった。
連日雨の中自転車通勤してたり、寒暖差の影響で風邪でも引いたのかなと思っていたが、念の為仕事を休んで抗原検査を受けに行った。
医者に喉を診てもらい、その後聴診器で肺の音を聞いてもらった結果、「喉は腫れてるけど肺の音には異常がないのでただの風邪だと思いますけど、検査どうします?」と聞かれた。
でも職場に抗原検査を受けることを伝えてしまったので念の為受けとくか…と思い、検査を受ける旨を伝えた。
インフルエンザの検査同様、鼻に細い綿棒を突き刺されてぐりぐりされ正直涙が出そうなくらいだったがどうにか耐え、結果を待っていた。
まあ医者も風邪じゃないかな?っていうくらいだし陰性だろう。安心しきっていたその時、医者が戻ってきて

「風邪だと思っていたけど陽性の反応がでました」

医者のうそつき!!!!(暴言)

その後の対応〜ホテル療養に至るまで

感染が発覚し、正直まだ受け入れられない状況の中医者は「保健所から連絡があると思うんでその指示に従ってください。そしてホテル療養という手があるので一人暮らしで不安なら連絡してみて。」といいパンフレットを渡された。
とりあえず職場など親など関係各所に連絡をしながら家に帰り、ただ呆然とパンフレットを見つめていた。

そんな中即座に親から急に電話かかってきたのだ。
事情を色々話してホテル療養するか迷っていると言ったら、空いてるなら入った方がいいと思うとの話だったので、保健所から連絡が来る前にパンフレット先の連絡先に電話をした。
個人情報やら発症日やらなんやらを聞かれた後、電話は終わり、その後翌日から入れることを教えてくれた。

私が衝撃的だったのは「翌日の朝車でお迎えに行きますね」という事だった。当日のお迎え前の電話で車の種類とナンバーを教えてもらい、その時間に家の前に行くと待っててくれるのだ。タクシーやんもはや。
そして、私の他に同乗者が1人乗るということも教えてくれた。

お迎えからホテル療養の生活

朝の10:05という中途半端な時間にお迎えに来て下さり車に乗った。車内は運転手と後部座席の間を透明なビニールカーテン?で仕切られてあった。
宿泊施設までの間もう1人同乗者を拾って行くので一時間かかるとの事だった。
運転手さんが「寒くないですか?」など気遣って下さり、冷房調節までしてくれた。優しい世界。

ちなみに私は荷物はノースフェイスのリュックと手さげのみで収まったのだが、後から乗ってきた同世代と思われる女性はスーツケースで荷物を持ってきていて、「旅行やん…」と心の中で呟いていた。ちなみにそのスーツケースは自分でトランクに入れる仕組みになっている。(運ちゃんが開けたら感染するかもしれないからね)

そんなこんなでホテルにつき、受付で窓越しに封筒を貰いルームキーを使って部屋に入ったのだ。

ホテルの部屋(ひとりで暮らすには広すぎる)

割とホテルについてすぐはやることが多かった。
同意書を書く、バイタル(熱、酸素飽和度、脈、血圧)測って報告、書類に目を通して事務の人からの電話を聞く、などなど。
そんなこんなしてるうちに12:00にお昼ご飯の放送が鳴る。

私が療養したホテルは、
朝7:00~7:15 バイタルを測りサイト入力
朝ご飯8:00~9:00 
昼ご飯12:00~13:00
夕16:00~16:15 バイタル
夜ご飯18:00~19:00
のようなリズムだった。
この時間に全部屋に放送が流れる仕組みだ。

ご飯はエントランスまで取りに行き、アメニティ類もその時間のみしか取りに行くことを許されないのだ。(そして手渡しではなく置いてあるのを取っていくスタイル)
エレベーター内でほかの感染者とは会ったりするが、話すのは禁止されてるし、感染してない人(看護師や事務局の人)と話すのは部屋の電話のみなので、人との絡みが全然なかった。
そしてバイタル後の1時間以内に看護師から電話かかってきて体調はどうかなど聞かれるようになっている。
それ以外の時間はフリータイムなのだった。
私は仕事もまるっきり休みになったのでひたすら好きなVTuberの配信を見る女になっていたのだった。
あとは入浴剤を持ってきていたのでお風呂を貯めてゆっくり湯船に浸かったり、部屋にこもりっぱなしなのでストレッチをしたり。
正直この生活に戻りたさはある(小声)

ご飯①


ご飯②
ご飯③

ご飯に関して補足すると、こういうお弁当が出ていて時々、2種類のうちのひとつ選べたりする。
あと水のペットボトル、野菜ジュース、インスタント味噌汁やらコーンスープがある。
食欲無い時は看護師に言えばゼリーはくれるが、ウィダーインゼリーのみとなっているみたい。
あと事務局に言えばカップ焼きそばはくれるらしい。

アメニティー類は歯ブラシやトイレットペーパー、ティッシュなど部屋の必需品が切れたら持っていく感じ。



体調の急変等(私個人の場合)

ホテル療養初日の夜のこと。
最初は鼻水と喉の痛みだけだったのにその夜なんかだるくて体温を測り直したら37.7℃だったのだ。
37.5℃を超えたら事務局に電話しなきゃいけない決まりだったので電話をし、その後看護師から電話がかかってきた。
解熱剤を持ってきてはいたが、なんかの成分が少なめだったため看護師の判断で市販の解熱剤を処方された。(ちなみに処方の仕方もご飯同様手渡しではなく、エントランスに名前書いて置いておくから取って使ってくれ的な感じ)
その解熱剤を飲んだからか翌日朝は熱は下がっていた。しかしまた夜38℃近くの熱が出た。 

ワクチン接種3回済ませていたが副作用も微熱くらいで全然出なかったので久しぶりの高熱となった。正直なところこのまま死ぬのかと思うと、部屋を片付けてから来るべきだったなとかなんか色々考えながら眠りについていた。

その2日間夜のみ熱が出てそこから熱が出ることはなかったが、熱が落ち着いた頃咳が止まらなくなるのだった。でもその咳も2、3日すれば減ってきてなんか色んな症状が日替わりに来る感じでなかなか落ち着けなかった。(ずっと喉は痛かったが鼻水も初日がいちばん酷かった)


症状で最後まで残ったのは若干の咳と喉の痛みのみ。
この残ったのは療養期間後も少々残っていた。

差し入れの話

直接会える訳では無いが差し入れを入れることは可能となっていた。そこで私は母親に咳が出てる間切らしてしまった飴を頼むことにした。
差し入れも前日の21時までに「誰がどのような手段で何を差し入れるか」を事務局に伝えなければならないという面倒くさい仕組みになっている。
差し入れの中でも常温保存出来るもののみ、カップ麺(汁で排水管が詰まる可能性があるため)、缶の飲み物はダメなどと事細かい決まりがあった。

勿論差し入れも受け取る時はエントランスに名前が書いてあり、それを持っていく仕組みだった。

飴切らして死にそうだったので母親に感謝したがあまりにも多すぎる飴

そんなこんなありつつ、数日間の療養期間を終えたのだった。

まとめ

ほんとにホテル療養をしてよかったと心から思う。
一人で熱出てる中ご飯作らなきゃとか、籠るにも買い物しなきゃ家に何もないやんとか、なにも考えることなくゆっくり休めた。休みすぎた。
あとこれが全部無料ということに驚きである。

税金ありがとう!!!!!
これからも頑張って納めるね!!!!!!!

ちなみにその後の体力は相当落ちたこと、寝て起きてご飯食べての繰り返しなので太ったことは言うまでもない。

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